家づくり用語集
家づくり用語集
【読み方】せわれ
未乾燥の「心持ち材」(樹心を含んだ木材のこと)が乾燥し、木表側に収縮割れが生じること。
通常は、背割れを防ぐために、木材の変形を逃がすための「背割り」(材面のセンターから角材の中心に向けて、適度な深さの溝を入れること)を施す。
【読み方】しぐち
構造部材である柱や梁、桁など、二つ以上の部材を組み合わせ、接合する方法のこと。またはその接合箇所のことを指す。仕口はかかった力の伝達が的確に行われるよう、それぞれに「ほぞ」(突起部分)と「ほぞ穴」をつくり組み合わされる。近年は、住宅の耐震性を高めるために、仕口部分に耐震金物(仕口ダンパーなど)を取り付ける場合が主流となっている。
【読み方】かんりょうけんさ
建築確認を受けなければならない建築物の工事が完了した時に、その建築物の敷地や構造、建築設備に関する法令に適合しているかを確認する為に、建築主事や指定確認検査機関の検査を受けること。
【読み方】いりずみ
出隅と逆で、壁と壁、壁と柱などが角度をもって交わった際にできる建物の窪んだ隅の部分のこと。
一般に1階のプランに入り隅が3カ所以内であれば、その建物は「平面的に整形」と判断される。
対して4カ所以上の場合は「平面的に不整形」と判断され、耐震評価も低くなる。
【読み方】あまどい
屋根を流れる雨水を軒先に集め、地下や下水まで導いて排水する部材のこと。形状は溝型や管状が多く、銅板や亜鉛鉄板、カラー鉄板、硬質塩化ビニルなどでの素材で作られている。軒先に付ける「軒どい」や軒先から地上につなぐ「竪(たて)どい」、両者の接合部分の「呼びどい」または「あんこう」などに分かれている。
【読み方】えきすぱんしょんじょいんと
構造の異なる複数の建物を連結する際に用いられる手法・工法のこと。
木造軸組工法の母屋に2×4工法やパネル工法などでつくられた居室を増築・連結する場合などに用いるケースが多い。地震時に建物に想定外の力が作用するのを避けたり、地震時の動きや温度変化による伸縮の吸収など、構造体の安全性向上を目的とする。