新築の家をかっこよくしたい!
新築は綺麗におしゃれで可愛い感じにしたい!
新築の外構ってどうすればいいんだろう。
そもそも外構工事ってなんだろう?
この記事を読んでいるあなたは「新築の家をもっとよくしたい」「新築だからこそおしゃれにしてみたい」と考えていませんか?
外構工事を進めようと思っても、費用がさらに増えてしまったり、実際によくわからないことが多くて進められないこともあると思います。
この記事を最後まで読むと「外構工事とは?」「外構工事は本当におしゃれにするべきか」「外構工事はどれぐらい重要なのか」について考えることができます。
外構工事の予算は10万円の家もあれば700万円の家もある
(新建ハウジング:https://www.s-housing.jp/archives/300076)
今回は、「外構工事にいくら掛けるか?」というお話になります。
上の画像のように統計情報が公開されています。
各予算帯の予算オーバー率が出ていたりとおもしろいデータですね。
「外構工事にいくら予算を掛けるか?」というのは、弊社の事例でも本当にバラバラの金額が出ます。
予算10万円という人は、駐車場に砕石を撒いて終わりですし、
予算700万円という人は、植栽ガレージその他もろもろ設置をします。
余談ですが、ガレージはちょっと扱いが難しくて、ビルトインガレージになると、
本体工事っぽくなります。
しかし、独立車庫だと、外構工事のようになります。
ビルトインガレージのある家はガレージを除いた金額が、
家の価格として適正なのか、ガレージも含めた金額が家の価格として適正なのか、住まい手としてはどちらがイメージしやすいのでしょうか?
いずれにせよ建物本体以上に、予算のばらつきが出るのが、外構工事になります。
新築で外構工事の予算はゼロでもいい
ここにどのくらいの予算を投入するかという事ですが、
凄く個人的な思いを言えば、外構の予算はゼロでもいいと思っています。
なぜなら、最初にやらなきゃいけないものじゃないからです。
もちろん、予算が潤沢にあるならば、
500万円でも1000万円でも掛けても問題がないと思います。
しかし、ここでよく考えていただきたいのです。
あなたが住むのは、庭ではなく家になります。
外構工事は後からでも出来ます。
しかし、耐震断熱は、後からやるのは本当に大変です。
予算が厳しいのであれば、庭に苗木を一本植えておくだけでおしまいにしておいて、
他の庭づくりは、これからの世代に託せばいいと思います。
その為に、200年先まで、使い続けられる家を作るのですから。
もし、家を自分の世代で終わりにするというつもりなのであれば、
それこそ、そんな家に植えられた樹木はかわいそうでなりません。
樹木の寿命で30年は人間で言えばまだまだ働き盛りです。これから大きくなって、子孫を残そうという段階で、
「これは大きくなりすぎたからねぇ」と言われ、切り倒される。
ペットは家族だと思っている人も多いと思います。
しかしペットが亡くなる際に「ご主人様、私と一緒に死んで...」と言われても、
流石にそれはできませんよね。
では、モノ言わぬ植物なら、人間の都合で無理心中させてもいいのでしょうか?
植物と家の互助関係と言えば屋敷林が挙げられます。
屋敷林が、屋敷林として役立つまでには、数十年の月日が必要になります。
新しく分家された家が、30年しか持たないなら、
「屋敷林が育ってきたな」というくらいで、家の方が持たずに終わってしまいます。
それでは意味がありません。
だからまずは家の耐久性を高めないと、屋敷林も何もありません。
本当にその予算を外構工事に使うべきか?
新築と共に整えられた外構のある家は美しいと思います。
しかし、日本の家づくりにおいては少なくない確率で、
「その外構の予算を家づくりに全部充てたらもっと高耐久に出来たのでは?」
と思わされる計画があります。
どちらの方が、社会が豊かになるか考えてみてください。
あなたが素晴らしい家を建てた。
次の世代が素晴らしい庭を作った。
その次の世代が素晴らしい家具を置いた。
4代先には素晴らしい家と庭と家具が残る。
あなたが中途半端な家と庭と家具を設えた。
次の世代も中途半端な家と庭と家具を...
その次の世代も同じことを...
4代先にはきれいな更地が残る。
現実的に、私たちの目の前には、
大金を払ってでも住みたい中古住宅なんて、ほぼありません。
日本以外の先進国は前者です。
自分が恩恵を受けるのではないと知りつつ、後世の為に役立つことをする。
それを繰り返し、今の社会があります。
私たちの世代で、全部の恩恵を摘み取ってしまっても良いのか?
若い世代には、
「今の老人世代が、全部の恩恵を受け取ろうとしているから、自分たちだって残りの恩恵を搾り切ってもいいはずだ」
という考え方をする人もいらっしゃます。
私も、その気持ちはよく分かります。
でも同じことをしていたら、私たちもまた、下の世代から、同じ目で見られることになる。
上級生からのいじめのスパイラルと同じです。
どこかの世代が、自分たちはいじめられたけど、
「自分たちは後輩をいじめない」という事をすればスパイラルを止める事ができます。
家づくりは大きなお金が動くものです。
自分が稼いだお金だから、自分の為に使って然るべきなのは当然です。
しかし、もし、
あなたの子ども達や、更にその後の世代を慈しむ心があるのであれば、
あなたの消費行動が後の世代に歓迎されるものになるよう考えてみても良いかもしれません。
外構の予算帯から随分と話しが脱線してしまいましたが、
今回はここまでです。
最後に
今回は新築の外構工事について紹介をしてきましたが、
家づくりにはまだまだたくさんの落とし穴があります。
「家づくりに失敗したなぁ」と思う人を一人でも減らせたらと思い、
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