夏真っ盛りですね。連日、岐阜県の市町村が暑さの上位を独占しております。
そんな季節に必須なのが、エアコンです。
この位暑い時期になると、基本的にエアコンはつけっ放しをお勧めしております。
家の中が一つの空間でつながっている間取りであれば、
家の中で一番高い所にあるエアコンを一台だけ動かしていただくだけでOKです。
風量設定が重要?
さて、そのエアコンについてですが、
間違った使い方をしている人が意外と多いです。
使い方についての間違い、ダントツ一位は、「風量設定」です。
ごめんなさい、緑の字がちょっと見にくいのですが、
室外機と室内機を循環する冷媒から冷熱を貰って
室内に冷気を吹き出しているのがエアコンな訳ですね。
で、この時に室内機からは風に乗って冷気が出てくるのですが、
この「風」がものすごく重要な役割を果たしております。
室内機を通る冷媒が、沢山の風にあたる事で、
適度に熱を室内に提供することができるのです。
風量が多いほうが省エネ?
ところが、よくみかけるのが
「風が沢山吹いている方が電気代を使うイメージがする」
といって、風量を抑えた運転をする人です。
今日、学生さんを相手にエアコンの省エネクイズを行いましたが、
やっぱり間違ってる学生さんが沢山いらっしゃいました。
残念ながら、これは全く逆です。
風が無くても同じ冷気を提供するためには、
届ける冷媒の温度を更に下げなくてはならず、
室外機のコンプレッサーが通常よりも沢山回ってしまいます。
「自動」で省エネ生活をしよう
室内機のファンの消費電力は多くても100W程度です。
対してコンプレッサーの消費電力は600W~3000Wほどもあります。
定格電力がファン:50Wでコンプレッサー:1000Wの機種があったとして、
風を抑えるために風量を半分にして
コンプレッサーの提供冷気を倍にしたとしますと、
ファン:50W→25Wと、若干減りますが、
コンプレッサー:1000W→2000Wみたいな事になります。
同じ冷気を作るのであれば、ファンを沢山回して、
コンプレッサーの回転を抑えるほうが、はるかに省エネになります。
ということで、エアコンの風量設定は「自動」が一番省エネになります。
カーエアコンなどで、「自動」や「AUTO」が無い場合は、
風量を多めにして、設定温度を上げるのが、正解です。
まだまだ猛暑が続きそうですが暑い時はエアコンの風量を上げて、
省エネに生活しましょう!
さて、今回はエアコンのお話しでしたが、
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