Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
新着のご質問
- 破風板の仕上げについて質問です。 外壁はガルバの横張りで切妻屋根がいいなと思ってます。その際、破風板と軒天を無垢の杉にしようと思っているのですが、耐久性的にコーティングはしたほうがいいでしょうか? 無塗装の無垢のままでも問題ないなら無塗装にしたいです。また、杉材を使用する場合の注意点や他のおススメがあれば伺いたいです。
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私が住んでいる家がまさに、破風板が無垢の無塗装になります。築12年になりますが今のところは痛んでいる様子はありません。しかし、今後は少し心配かなという気もしております。築10年以降、ご自身で気にして点検することができるか。いざメンテナンスという際に、施工性の良い場所にあるか(手が届くか)という事も大きく関わってきますので、設計者さんとよく相談なさってください。色々検討して、大丈夫そうであれば、ぜひ無塗装で行きましょう。杉材は一般的にはあまり水に強くない為、出来ればもう少し水に強い木材で破風を作られることをお勧めします。(飫肥杉など、比較的水に強い杉もあります)
- 今後、長い目で温暖化が進むという想定で質問です。 例えば6地域で高気密高断熱住宅の新築を進める場合、どんな点をより考慮すべきとかありますか? 冷房負荷が増えるので庇をより深くとかでしょうか?
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そうですね。より夏向けの仕様が重視されてくると思います。冷房期間がどんどん長くなり、太陽高度の低い時期でも冷房をする必要が出てきますので、日射遮蔽を如何に完璧にするかが肝になってくるかと思います。
- 露天風呂はヒートショックにならないのでしょうか?
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脱衣所が寒いとヒートショックを助長しそうですね。適切に使っていただければと思います。
- 薪ストーブについての質問です。 室内の空気を燃焼させるタイプの薪ストーブなのですが、煙突が詰まるとやはり一酸化炭素中毒などのリスクはありますでしょうか? あと、森さんはペレットストーブを使われることはありますか?
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煙突が詰まるような事態が起きるのは、よほどストーブの使い方が悪いと思います。不完全燃焼はCOの発生を起こしたりという可能性もありますので、そうならないようにお使いください。ペレットストーブはお手軽で便利なのですが、個人的に薪の方が好きなので、薪ストーブをお勧めすることが多いです。
- これから住宅を新築するうえで調湿素材不使用、第3種換気で、室内を適度な湿度に保つためには、何をすべきでしょうか? 断熱性能、気密は、湿度にも影響しますでしょうか?
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断熱、気密、防湿、適切な空調換気設計。それだけ揃っていれば第三種換気で、普通の壁掛けエアコンでも大丈夫です。調質素材はあった方が湿度の動きがまろやかになりますが必須ではありません。それをきちんとできる人に頼むのが一番です。
- 断熱リフォームについての質問です。 通気層のないほぼ無断熱の古い日本家屋で出来るだけ費用を抑えた方法で断熱リフォームをする場合、森さんはどのような方法を取られますでしょうか?
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構造躯体がしっかりしているのであれば、既存の外壁外側表面を防湿層にして外張り断熱をしてしまうのが良いかと思います。弊社でも実績は数件あります。北海道で開発された工法でして、マニュアルなども公表されております。非破壊で工事を進められるのが良いですが、日本家屋ですと屋根周りの取り合いは苦労するはずです。信頼できる工務店さんに相談をお願いします。
- 基礎断熱で床下エアコン等を使わない場合、床ガラリは不要でしょうか?引き渡し後3年間くらいは基礎からの湿気を逃すために必要かと思いますが、それ以降はいかがでしょうか?
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ガラリを無くして施工したこともあります。心配なので築後数年はマメに点検しましたが問題は発生しませんでした。しかし、全ての家でお勧めできる仕様ではありませんので、ガラリを付けておいた方が無難だとは思います。あえてリスクを抱える必要もないかと思います。
- たまに見かける外壁に柱の形が浮き上がるように汚れている家は、何が起きてあのような状態になっているのでしょうか?
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通気層が無いもしくは薄く、断熱が薄く、防湿がしっかりしていないと、冬季の室内の湿気が外壁裏側で結露を起こしたりするためこのような汚れ方をすることになります。
- 結露計算について教えてください。 屋内外の外気温、相対湿度、各建材の熱抵抗値と透湿抵抗値から計算する結露計算があると思いますが、これは基礎内断熱の場合、どのよう考えるのでしょうか?基礎立上り(コンクリート)の内側に断熱材があるとコンクリートと断熱材の間で冬型結露判定が出るような気がします。
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コンクリートの内側の断熱材の透湿抵抗やコンクリートと断熱材の接着精度にもよりますが、仰る通りそこは結露を起こしやすい箇所になります。なので、基礎内断熱の場合は、なるべく立ち上がり打設時に断熱材を一体打ち込みにして、断熱材と基礎が密着して結露が起きにくくなるようにした方が良いです。そこの接着が甘く、大量の結露とカビを発生させて基礎内断熱の立ち上がり部分が剥がれてくる、というのは、20年ほど前の基礎内断熱では時折見かける事例でした。
- 三種換気の排気口の位置はどこにつけるのがよいでしょうか? 浴室に24時間換気を持ってくると、冬場の湿度管理上もったいないように思います。森さんも三種換気を採用されることが多いとのことですが、排気口の位置で気にしている点はありますか?
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夏と冬で入口と出口を切り替えます。夏は湿気が要らない。冬は湿気が欲しい、冬は温度差が広がるので煙突効果が高まる。それらを総合的に考慮して、それぞれの家にとって最適な位置に給排気口を設けます。なので、一概にこことは言い切れません。