Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
新着のご質問
- 一般の方がマイホームを建てる場合、今現在おススメの太陽光設備はどのようなものでしょうか?
-
一例ですが、YKKap×ハウステンボスや、LIXIL×東京電力の手掛ける、新築用初期費用無料太陽光セットが良いように思います。
しかし、現金で載せるのか、ローンなのか、ローンなら金利や減税幅はどうなのか、家族構成はどうか、家族の労働状況はどうか 家の昼夜の消費エネルギーはどの程度か等により答えは異なってくることご了承ください。
- 将来的に電気代が上がることを見込んで、自家消費目的で太陽光発電を載せようと思ってます。蓄電池が高額ということもあり、新築時ではなく将来の屋根のメンテナンスや改築時に載せるのはどうでしょうか?
-
しいて言えば新築時の屋根材の選定となります。
瓦や縦ハゼ葺きの板金の場合は太陽光を取り付ける際屋根材に穴を空けずに施工できたりしますが、横葺きの板金やコロニアル系の屋根の場合はどうしても屋根に穴があくことになり、雨漏りリスクが問題点となります。
また、高性能な家の場合は新築後に壁に穴をあけることが大変ですので、分電盤から外部までの配線が出来るように、予備の貫通穴をあけておくと良いです。
電池の技術は日進月歩ではありますが、それでも電池は時間が経つにつれて容量が低下致します。
なるべく蓄電池に頼らないような自宅の設備計画を立てる方が良い気もしております。
- 工務店さんに希望の温熱環境を伝えるために、現在のアパートの温度湿度を測っていきたいと思っています。おすすめの機器などありますか?
-
新居に移ってからも使えるNetatmoをお勧めしております。
温度湿度、CO2濃度、気圧、騒音が測定・記録出来てお値段もお手頃、デザインも良いです。
精度を要するのであればおんどとりなどでも良いかと思います。
いずれにしても置き場所は寝室をお勧めしております。
- 第1種換気を導入検討しています。ダクト有無など様々な機種が販売されていていますが、機種選定のポイントを教えて下さい。
-
ダクトの無い第三種換気、もしくは大径スパイラル管を用いた第一種(熱交換)換気をお勧めしております。
弊社では、ダクトレス第三種をベースにした空調換気システムを専用に設計するか、海外製のメンテナンス性を考慮したダクト式換気システムを紹介しております。
海外製で大口径ダクトを使うことで日本製のシステムを使うのと比べ金額は1.5倍程になりますが、メンテナンスが難しく使い捨てになるよりも長く使えるものを提案したいと考えております。
- 基礎断熱は基礎内・基礎外がありますが、それぞれのメリット・デメリットはありますか? またその地域・環境などは採用可否に影響しますか?
-
基礎や床の断熱において、いかなる場合もこれが最高というものは有りません。そのため、様々な条件に合わせて、最適なものを選択する形となります。
基礎断熱の断熱材が基礎内・基礎外にあることによる一番の違いは、基礎の熱容量をどのように捉えるかです。石の上にも3年という言葉があるように、コンクリートは比較的熱を貯める量が大きく、なかなか温まりにくく冷めにくい性質を持っております。
ざっくりと計算をしますと、30坪程の家において外気温+15℃の床下温度を維持しようとすると約90kwhの熱をコンクリートが吸い込みます。これは2.8kwのエアコンがフル稼働して32時間後にコンクリートの蓄熱が完了するという計算になります。
完全に冷え切ったコンクリートを温めるのに、1日半かかるという事です。逆に、エアコンを止めても温まり切ったコンクリートが完全に冷めるまでは長時間にわたり熱を放出し続けてくれます。この性質を生かすか生かさないかが、まず一番大きな分かれ道になります。
温まりにくく冷めにくい家にしたければ基礎外断熱、温まりやすく冷めやすい家にしたければ基礎内断熱というのが一番オーソドックスな考え方になります。
全館連続暖房をするのであれば、基礎外断熱のほうが向いており、暖房を間欠運転するのであれば、基礎内断熱のほうが向いております。
地域、土地、環境については、北日本に行くほど基礎外断熱、西日本に行くほど基礎内断熱の傾向が強くなります。これは、凍結深度の問題があると基礎外断熱のほうが便利で、シロアリの題があるほど基礎内断熱のほうがリスクが低いという理由が大きいです。
コスト面に関しては、基礎内断熱のほうが若干コストが安いです。基礎外に断熱材を施工するためには、断熱材自体がシロアリを寄せ付けない効果を持ったものを使いますので、その分若干高くなります。
- 一般的に透湿抵抗が高いと言われるフェノバボードを断熱材として使用した場合でも、室内側に別張りの防湿シートは必要なのでしょうか?
-
フェノバボードはロックウールやグラスウールの100倍、吹付の発砲ウレタンなどと比べても10倍程、透湿抵抗が高いため、端部の防湿処理がしっかりしていれば別張りの防湿シートは不要というのがテンプレ通りの答えだとは思います。
ただ、これも言い切るのは非常に危険で、外壁が通気層無しのトタンだったり、構造用合板にアルミシートの付着したプチプチを遮熱工法などと言って直貼りしたり、フェノバボードよりもはるかに透湿抵抗値の高い建材を施工してしまうとか、北海道の気候で家を建てる場合とか、防湿フィルムが必要になってくるケースはいくらでもあります。
フェノバボードはロックウールやグラスウールの100倍、吹付の発砲ウレタンなどと比べても10倍程、透湿抵抗が高いため、端部の防湿処理がしっかりしていれば基本的に別張りの防湿シートは不要です。
ただ、お住いの外壁の素材や環境などににより、防湿フィルムが必要になってくるケースはあります。
- 北欧のような独特な照明計画に関心があります。一室多灯の照明計画などは工務店に依頼できるものでしょうか?
-
求められる内容にもよりますが、多灯分散照明は一般的な工務店に相談可能です。
- パッシブハウスの見学会はありますでしょうか?
-
見学会は今のところ予定しておりません。
個別でのご案内は受け付けておりますので、弊社ホームページの「モデルハウスのご予約」からお申し込みください。
- スマートハウスとパッシブハウスは、共存するものでしょうか?
-
勿論、共存します。
スマートハウスはエネルギー消費の効率化を、パッシブハウスはエネルギー消費量の低減を目指したもののため、相反する要素はありません。
ただ、現実的には予算をどちらに振り分けるかによって求められる効果が変わってくるかと思います。
- いずれ森さんが関わっている国産材の内窓を全窓に採用したいと思っています。施工の注意点や性能に大きく影響するポイントはありますか?
-
これは建築士の教科書にも出てくる話ですが、気密性能に関しては外窓よりも内窓の方が良い性能になるようにしてあげてください。
逆にすると外窓の部分で結露を起こしてしまいます。 UA値が低ければ低いほど、家全体の温度が上がります。
温度が上がると湿度も上げたくなりますので加湿量が増えがちです。加湿量が増えると熱橋になる部分で結露を起こします。
という事で、UA値が低く、窓の性能が悪い家は結露を起こしやすくなりますので少し気をつけて生活していただければと思います。