Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
新着のご質問
- ダクトレス一種換気ですと、80秒ごとに吸排気が入れ替わるため部屋の中央部は空気が入れ替わらないのではと思いましたが、どうなんでしょうか。
- 換気は直接空気が行き渡らずとも、…
換気は直接空気が行き渡らずとも、空気の成分が拡散、中和して混ざり合う事で、有害物質を希釈するという物になります。ダクトレス第一種でも換気性能については特に問題は有りません。ただ、折角新築を建てるのであれば、ちゃんとしたダクト式換気の方がしっかりしていますので、そちらをお勧めします。ダクトレス換気は基本的にリフォーム用商品です。
- 居室に通風のための窓を設置しないといけないと言われ、FIXを横滑りに変えましたが、24時間換気があっても開口する窓でないとだめなのでしょうか。
- そこは建築基準法の換気に対する…
そこは建築基準法の換気に対するダブルスタンダードと呼ばれる矛盾点になりますね。建築基準法本文では、窓を開けなくてはならず、施行令では機械換気が義務付けられており、現状は両方をクリアしないとダメという感じになっております。
ただ、余程の都市部や狭小住宅でない限りは、法律をかわす手段はあるような気は致しますが、、、
- 年々、高温多湿になる中、長期にわたって夏場の逆転結露をしない建物にしたいのですが、建材の吸放湿はどのように考えますか?とりあえず可変透湿シートを使えばよいのでしょうか?
- 夏場の逆転結露に関しては、建てる…
夏場の逆転結露に関しては、建てる地域の気象条件によります。絶対湿度が何g/kgまで上がる地域なのか、冬は気温が何℃まで下がる地域なのかにより最適な外皮構成は変わってきます。一概に可変シートを使えば良いという物ではありません。長い目で見ると、吸放湿は極力抑えたほうが事故は起きにくいですが、これもきちんと計算をしてみたほうが良いと思います。吸放湿が生きてくるのは中間期だけです。真冬は湿気の流れは室内から室外への一方通行ですし、真夏は室外から室内への一方通行です。
- 地盤調査について、スウェーデン式サウンディング試験と表面探査ではどんなメリットデメリットがありますか?工務店から表面探査で検査すると地盤改良が必要にならない場合が多いと言われたのですが、本当ですか?
- 調査については、あくまでも調査であり、…
調査については、あくまでも調査であり、調査方法によって地盤の固さが増すという事は有りません。ただ、表面波探査法の方が地盤に対してより包括的な調査を行えますので、地盤の全体像が把握しやすいです。
結果、スウェーデンサウンディングで、たまたま弱い部分を調査してしまったが為に本来やらなくても良い改良が発生してしまったなどという確率は下がっていきます。
注意事項としては、表面波探査の方法では、地盤に対しておおよそ15m程度下までしか測定することが出来ませんので、あまりにも軟弱な地盤ですと、改めてスウェーデンサウンディングを行わなければならないという事もあったりします。
私はどちらでも良いかと思います。
- 耐久性の高いものと低いものを混ぜないというのは、建築のプロとしては当たり前のことなのでしょうか?それとも凰建設様が独自で取り組んでおられることなのでしょうか?
- 耐久性の高い物と低い物を混ぜないのは…
耐久性の高い物と低い物を混ぜないのは日本の家の9割以上が出来ていない事になります。どんな大手ハウスメーカーでも、断熱材、電気配線、水道配管、冷媒配管、換気ダクトなどがごちゃ混ぜに施工されている例は枚挙に暇がありません。折角丁寧に施工された断熱材が一生モノではなくなってしまうのが日本の殆どの家づくりにおいて起きている問題になります。とは言え、同じ問題意識を持って施工している工務店は数は少ないですが全国に沢山あります。決してすごく特殊で技術のいるものではありません。
- エアコンのドレンパンのカビが気になります。ドレンパンを銅製にしているものは効果があるのでしょうか?また、このカビが室内の空気汚染につながることはありますか?
- 確かに銅の方が生えにくくはなってきま…
確かに銅の方が生えにくくはなってきますが、やはりカビは生えます。
効果が高いのは絶えずコンプレッサーが動き続け水が流れ続ける環境を作ってあげる事です。エアコンを24時間回しっぱなしにすればいいかというと、それだけではなく、適切な容量選定と負荷のコントロールが出来ていなくてはなりません。でないと、エアコンがいつの間にか止まっているという事になり、その時間にカビが生えます。皮肉な話ではありますが、お上品なAI搭載高性能防カビ仕様高容量エアコンが発停を繰り返しながら動くよりも、頭の悪い激安低容量エアコンをぶん回すように使った方が絶えず水が流れ続けてくれます。水が流れ続けるという事は除湿効果も高まるという事です。更に、高性能エアコンと激安エアコンですと、初期コストで5~10倍の価格差が発生します。冷暖房費のランニングコストを下げるのはエアコンの仕事ではなく、家の性能の仕事になりますので、十分な家の性能を確保したうえで、激安エアコンを馬車馬のように働かせ、ダメになったら早めの交換というのが比較的カビのリスクの少ないエアコン選定になります。ちなみにエアコンにかかる生涯コストもその方が随分と安く済みます。
- 機能やデザインを含めておススメの照明はありますか?また、選ぶ際に気を付けることなどあれば教えてもらいたいです。
- どんな方向性のインテリアにしたいのかにもよります。
多分誰に聞いても返ってくる鉄板の答えとしては青山製陶のソケット+裸LED電球の照明をブラケットに使うという物ですね。それを多用して浮いたお金で、これぞというダイニング上のペンダントを選ぶのが、いい感じかと思います。
選ぶ際に気を付けることは、自分の好みを設計士さんにはっきりと伝える事です。照明器具は性能部材です。光量や範囲等ある程度計算も必要です。自分で選んでもダメではありませんが、細かい器具の選定は設計士さんに任せたほうが確実だと思います。
- 木材の含水率は何%くらいであればシロアリ対策、木材強度的には安心でしょうか?
- 20%は切っておきたいです。
20%は切っておきたいです。できれば15%以下が望ましいです。木材が白蟻にやられる理由は、施工時に湿っているというよりも、施工後も継続的に湿り続ける事が原因です。きちんと木材が乾く施工になっているか、水分の供給源が無いか(結露や雨漏り)がものすごく大事になってきます。
だから、高気密高断熱が必要になってきます。
- パッシブハウス基準で家を建てると、冬場でもオーバーヒートになったり寝苦しくなったりするのでしょうか?また、オーバーヒート対策は何かされていますか?
- オーバーヒートは狙ってさせる…
オーバーヒートは狙ってさせることが出来るようになります。暑くなり過ぎたら窓を開けて「ああ、涼しい」で大丈夫です。夜寝苦しいレベルになることは余程ありません。オーバーヒートをするという事は窓が大きいという事で、夜に逃げる熱も大きくなっていきます。
私の場合、オーバーヒートをさせるかどうかは住まい手さんの生活スタイルによります。夫婦共働きで日中は殆ど家に居ませんという家庭であれば、存分にオーバーヒートさせておき、夜の暖かさを確保します。
- リビング壁掛けエアコンは不快、床下エアコンは快適ですか?森さんはどんな施主様にも床下、小屋裏エアコンを提案されてますか?
- 床下エアコン小屋裏エアコン率は6~7割程度です。
床下エアコン小屋裏エアコン率は6~7割程度です。価値観や生活スタイル、家の性能、間取り、その他諸々勘案して個別に最適な物を提案します。
勿論、風を感じにくい冷暖房程、空間としての質は上がりやすいです。