よくあるご質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

新着のご質問

洗濯室について湿度のコントロールのお話がありましたが、やはり洗濯室は他の空間とつながっていない個室というイメージでしょうか?
どちらでも大丈夫ですが、乾きやすいのは個室ではなく大きな気積の空間とつながっている洗濯室です。
洗濯物は、相対湿度の低い空気をどれだけ洗濯物に触れさせるかが大事です。
個室であるならば、洗濯物を乾かして湿った空気を屋内か屋外にどんどん放出して、乾燥した空気を室内に取り込む、個室の気温は出来るだけ高めに保つなど可能な対策を施しておかないと、洗濯物は乾きません。
外構の人工芝と天然芝の良し悪しをそれぞれどのように考えていらっしゃいますか?
下記のように考えております。
<人工芝>
メリット:手入れが少ない、冬でも青い
デメリット:熱い、劣化後は見た目が悪い
<天然芝>
メリット:涼しい、肌触り、人口より安価
デメリット:きれいにしようと思ったら手入れに時間がかかる。ムラが出来やすいい。
床下断熱を採用する場合でも、土間、ユニットバスは基礎断熱になると聞きましたが、どのような断熱材をどの程度の厚みで入れることが、基本となりますでしょうか?
他の部分の床断熱材と断熱レベルを合わせていく事が多いと思います。
床断熱がスタイロフォームの50mmだとしたら、基礎も同じく50mm。床がグラスウールの90mmだとしたら、吹付のアクアフォーム80mm等です。
入れない場合や外周から1mの範囲でしか入れない建築会社さんもいますが、効果が薄いので気を付けてください。
両親との同居を考えております。最近よく見る一階のリビングの一部を和室にして襖で仕切り、リビングを広く見せることもできるし、いざという時に両親も引き取れるといった間取りを目にしますが、プライバシーや防音で両親が落ち着いて生活できる間取りはどのようなものですか?
同居の問題はまず前提としてどのような時期、状態で同居が始まるのかがとても重要になります。子供たちの年齢は、自分の年齢は、仕事は、両親の年齢は、仕事は、、と、ライフステージのどの段階で同居が始まるかを想定しない事にはアドバイスが的外れになってしまいます。
子供部屋を1階の両親の部屋の上にしてはいけないというのは一般論ですが、そもそも子供たちが独立後に同居の予定であれば、最も静かな部屋になりますし、リビングで遅くまでテレビを見ているシチュエーションがあるのかないのか、そういう時期なのかによって襖で良いのかどうかも決まってきます。
教科書通りの事を申し上げれば、完全に独立した部屋で、2階には部屋を設けず、静かに過ごせるようにとなりますが、当然敷地の制約、予算の制約もあります。
また、同居は部屋の仕切りだけで済む話ではありませんので、世帯間で事前に話し合う事をお勧めいたします。
洗濯室を作りたいのですが、どのようなことに気をつけた方がよろしいでしょうか?
洗濯室で重要なのが湿気の取り扱いになります。湿気は夏は不要で冬は必要なものになります。
理想を言えば夏の湿気は外に排出し、冬の湿気は屋内に循環できるような仕組みにしておくことが望ましいです。夏用に外に湿気を抜く換気扇を取り付ける。冬用に家の中に湿気を抜く室内循環用の換気扇を取り付けるというのが対策になります。そして、洗濯物が効率よく乾くようにそれぞれの換気扇の風量を設定してあげるとよいです。
一般的な洗濯一回分に含まれる水分は3.5kgになります。これは35坪くらいの家の湿度を一日中20℃30%から20℃35%まで加湿出来るくらいの水分になります。この洗濯物を3時間ほどで乾燥させようと思うと、約170㎥/h程度の室内循環ファンの能力が必要になります。
乾燥量や乾燥時間は室温や室内の湿度、通風量に大きく左右されますので、詳しくは設計士さんにきちんと計算してもらった方が良いかと思います。
床下断熱とする場合、断熱材はどのくらいの厚みまで施工できるものなのでしょうか??フェノバボードなどをできるだけ厚く施工できればと考えています。
基本的に厚みについて制限はありません。
床下空間の500mmくらいを全て断熱材で埋めてしまったという家も世の中には存在致します。
ただ、現実的な話を致しますと、大体土台の厚み(105mmとか120mm)くらいまでが一般的になります。それを超えてくると床下の空間の確保という問題が出てきます。長期優良住宅に相当する建物だと、床下空間は330mm以上確保する必要が出てきます。分厚くするほど基礎を高く設計していく必要が出てきます。
また、天井や壁よりも、床の方が熱の移動が少ないですので、壁で120mmの断熱材を入れるのと、床で85mmの断熱材を入れるのはほぼ同じくらいの熱の逃げ方になるというのが建築基準法の考え方になります。
建物に必要とされる性能から逆算して床の断熱仕様を決めていく事が望ましいと思いますので、どれだけが可能かというよりも、どれだけ必要かから、床の構造を決めたほうが良いかと思います。
最後に、床暖房を施工する場合は特に床の断熱材にこだわる必要があります。床暖房の熱が床下に逃げないように出来る限り断熱を厚くしないと、床暖房の効率がどんどん落ちていき、非常にランニングコストの高い暖房になってしまいます。
気密測定の時期、回数、その際に気をつける点について、どのようにお考えでしょうか?
理想を言えば気密施工完了時と入居前の2回行いたいです。
弊社は2回やっておりますが、気密施工には大体1回あたり5万円~10万円のお金がかかりますので、住まい手さんがそれを良しとするかも大きなポイントです。
よくやりがちだけど絶対やってはいけないのが、窓の目張りです。特に引き違いを目張りすると極端に上振れした値が出ます。
0.5を下回ってくると、漏気はほぼ窓からになります。0.5までは施工、0.5からは窓の選定が気密を下げるポイントになります。
床下エアコンで 冷房は NGだと思いますが ドライ運転 って どうでしょうか?
再熱除湿機能の付いた、温度を下げないドライであれば百歩譲ってやってみても良いですが、普通のドライは風の出にくい弱冷房みたいなものなので、床下が非常に冷たく湿気た空間になってしまいます。
そのため、お控えいただいた方が無難かと思います。
ただ、設備の上級者になると、床下に加温の仕組みを入れておき、よりアクティブに床下エアコンを冷房利用する人も居ます。
足元から暖かい家を建てたいと思っており、床暖房や太陽光集熱システムではなく、トータルコストを考えて基礎断熱で床下エアコンを検討しています。床断熱でも暖かい家にすることはできますか?その場合、断熱材の厚みや性能はどのようなものが必要ですか?また施工の際に気を付けることはありますか?

床断熱でも足元を暖かくすることは可能です。

足元の暖かさは、断熱材よりも気密性能のほうが大きく影響してきます。

理由としては、冬の隙間風は建物内に侵入した後はほぼ一直線に真下に進み床を這って足元にやってくるためです。

そのため、断熱材を厚くしても気密が取れていないと十分な効果が出ない状態になってしまいますのでご注意ください。
目安としては、きちんと実測してC値が1.0以下になることが最低の条件です。


そのうえで、建物全体のQ値が2.0を下回り、かつ床の断熱厚さが高性能グラスウール16k換算で120mm以上というのが一つの目安となります。

外壁に杉板など木材をアクセントで使いたいと思っているのですが、導入時に気にすることはありますか?またメンテナンス費は高くつくのでしょうか?

導入時に気にする事ですが、やはり劣化対策になります。

矛盾したことを言っているように聞こえるかもしれませんが、杉板は、生涯コストで最も安く済む外壁材の一つになりますが、同時に使いどころを誤ると大変なことになる素材の一つです。

杉に限らず木材は水分を含むと生物劣化を起こします。
生物劣化とはシロアリや腐朽菌にやられることを指します。
なので、まずは雨に当たらない場所に木材を施工すること、濡れてもすぐに乾くような施工方法にする事が大事になります。

次に一色焼けです。
最初に塗った塗料の色に関わらず、木材はまず白っぽくなり、次に灰色っぽくなり、次に焦げ茶色っぽくなり、最後には真っ黒になります。
この経年変化を楽しめることができれば、木材のメンテナンスはほぼ「しなくてもよい」になります。 色焼けが避けたい場合、こまめに塗りなおす、塗る塗料をオイル系の物ではなくペンキ系のものにして、木材の質感を消してしまうなどの工夫が必要になります。

 

まとめますと下記のようになります。

・濡らさない計画で、経年変化を楽しむ→メンテナンス費は非常に安い

・濡らす計画、色の変化は嫌だ→メンテナンス費は非常に高い

CONTACT