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Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

新着のご質問

浴室の換気扇の選定する際、考慮すべき点である浴室の大きさ、風力、消費電力について、貴社ではどのような基準をお持ちですか?ちなみに間取りとしては一般的な1820✖️1820の浴室です。
浴室の換気扇を単体で選定することはあまりしません。

家全体の換気に対して、浴室の割合を配分して決めるというイメージになります。

また、厳密にいうと夏は排気扇としての役割を担ってもらい、冬は家に湿気を還流させる内気循環扇としての役割を担ってもらうことが多いです。それぞれ役割が違う為、2つの換気扇を浴室に取り付けます。第一種熱交換換気を使う事もありますし、普通の換気扇を使う事もあります。
内気循環の換気扇は普通の換気扇である事が殆どです。第一種熱交換換気の場合は比消費電力を気にしますが、普通の換気扇の場合は風量だけを気にします。
浴室からの水蒸気発生量で住宅の加湿量が賄えることが理想です。
浴室の大きさは特に関係ありませんが、住宅の温湿度を理想的な環境にするためには一日に10~20リットルの水分を屋内で蒸発させる必要があります。それを浴室に担ってもらおうというイメージになります。風量のみを計算して選定するという感じになります。
食洗機を国産にしようか海外製にしようか迷っています。施主の生活スタイル、予算によると思いますが、森さんのオススメなどありますか?

こういう住宅設備を選ぶ際に、基準にしていただきたい物があるのですが、「どこの国がその設備を一番使っているか」です。

例えばエアコンは圧倒的に日本で普及しており、日本のエアコンは世界で最も性能が高いです。薪ストーブは北欧やヨーロッパの普及率が高い為、そちらの製品を選ぶとよいです。熱交換換気はスウェーデンやドイツです。ウォッシュレットは日本ですね。

食洗器についていえば、日本の普及率は3割、ドイツでは8割です。という事は、やはりミーレやボッシュなどの海外製の物の方が良い物が多いという事は間違いなく言えてしまいます。
ただ、食器事情はドイツと日本では若干違い、あちらはお皿文化、日本は器文化です。食洗器自体がそもそもお皿を洗うためのものですので、あなたの食卓が器中心であれば、器を洗いやすくしてある日本の製品の方が良いかもしれません。
そのほかにも生活スタイルなどにより最適解は違ってきます。
キッチンの天板の素材で人造大理石とステンレスの長所、短所など教えていただければと思います。 またメンテナンスコストを低く抑えるためにキッチン施工時に大事なことはありますか? よろしくお願いします。
見た目の美しさという点では、15年目くらいまでは人造大理石の方がきれいに見えますが、そのあたりを境にステンレスの方がきれいに見えてきます。

人造大理石の素材にもよりますが、やはり様々な液体が浸み込み、少しずつ汚れてきますので、年数が経つと、ステンレスの方がきれいに感じます。

最近は殆どありませんが、ステンレスのものですと熱湯を流した時に「ボン」という音が発生することがあります。ただ、そもそも配管の痛みを考えるのであれば、熱湯をそのままシンクに流すのはやってはいけない事ですので、冷水と混ぜながら、流すようにしてほしいところです。

シンクや天板にガラスのコップを落とした時などの割れ易さは人造大理石の方が上です。固いので。
キッチンのメンテナンスは、水栓金具、調理機器、換気扇、食洗器等の、水や電気、ガスや空気が流れる場所が殆どです。これも、ホームセンターや楽天などで買えるものを選ぶとよいです。水栓金具が足元でも止められるような商品を選ぶと、将来的に交換は大変になります。
性能の高い家の場合、窓を開けなくても快適な環境を実現できると考えますが、居室の窓を引き違いにせず、全てFIXにすることによるデメリットはありますでしょうか?

高層ビルの上層階を想像していただければと思います。窓を開けられないので、快適を得る方法は完全に空調設備に依存します。高断熱な住宅だと11月のこの時ですと、日射取得熱が外皮からの放熱を上回る為、日中は家の中が暑い事もあります。そんな時、窓を開けると涼しいさわやかな風が入ってきますが、それをも放棄して冷房を掛ける事になります(外が涼しいので効率は恐ろしく良いですが)

完全に通風をシャットアウトするという事は、そういうデメリットも発生します。

また、100%設備に依存致しますので、今年の千葉の災害のようなものがあり、ライフラインが断絶すると、非常に厳しいです。

全部の窓が開く必要はありませんが、季節のいい時期や、いざという時に通風が確保できるくらいの開口は設けたほうが良いかと思います。
どのくらいの開口が適切なのかは、お住まいになる地域の気候、家の大きさ形状、家族構成などによりバラバラですので、設計士さんにきちんと計算して貰うようお願いした方がいいかと思います。
許容応力度計算をしている耐震等級3と、していない耐震等級3ではどのような部分で違いは出ますか?貴社では許容応力度計算は必須ですか? よろしくお願いします。

同じ耐震等級3というランク付けになりますが、許容応力度計算で求められている強度の方が、品確法による耐震等級3よりも強い為、許容応力度計算を行ったうえでの耐震等級3の方が地震に対しては強い建物になります。弊社の場合は建物が総二階建てから大きくずれている等の理由があれば許容応力度計算を用いて計算しますが、今のところは、許容応力度計算をしない、品確法による耐震等級3を取得している例の方が多いです。

許容応力度計算と品確法の性能表示における計算の大きな違いは、偏芯率の算出、部材一本一本の断面、接合部検討になります。弊社では、品確法の計算の場合でも、偏芯率は必ず計算を行うようにしております。また、許容応力度計算では考慮する準耐力壁を品確法の場合では考慮しない事にしており、許容応力度計算を行った場合との強度的な差が少なくなるようにしております。

許容応力度計算を内製化、標準化できるように動いている段階になります。

ちなみに、許容応力度計算が最高の構造計算方法だと思われがちですが、建築の世界には、更にその上に「限界耐力計算」「時刻歴応答解析法」という、部材が破断するまでの強度を計算して、建物の限界を算出したり、地震波に対して、各接合部がどの様に挙動するのかをも考慮して耐震設計をする方法があります。
巷で話題のウォールスタッドというソフトは時刻歴応答解析法の結果を分かりやすく可視化したものになります。
先日、床下に入りました。 床に使用されている釘が無数に基礎内に突き抜けているため掃除がしにくい状況でした。釘が無数に基礎内に突き抜けている状態は何か問題になりますか?
床の釘やビスが合板を貫通している事について、特に問題点はありません。
目安として板状部材を留め付ける釘は、板の厚みの3倍というのがあります。

15mmの板厚の床を留めるために45mmの釘を使う計算になりますが、下地の板が24mmの物を使っていた場合、全箇所6mm程下に貫通する計算になります。

どういう仕様なのかにもよりますが、屋根の釘や床の釘はよく下地を突き抜けている状況になりがちです。
床下はあまり掃除のし易さを考えては作られていないかと思います。
高気密住宅でも第3種換気では差圧レジスターや同時吸排は意味ないのでしょうか?
そんな事はありません。
キッチン排気に対する差圧レジスターや、同時吸排気型の換気扇は意味が無いどころか必須の設備になってきます。
3種だから意味がないとか、1種だから意味があるとか、そういう1か0かという物ではなく、家の中の気圧と空気の流れをどのように設計するかという点においては非常にシームレスでアナログなのが空調換気設計です。
それぞれの特徴を的確に捉えてどのように設計していくか、空調区画ごとに何パスカルの圧力差を生み出すつもりなのか、その時に流れる空気の量は1時間に何m3の想定なのか、是非設計者さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
気密を考えた場合、窓は少ない方が良いと考えておりますが、風呂場、トイレの窓は必要だと考えていらっしゃいますか?またその形状は採光のためだけならFIXが良いのでしょうか?
私個人としては不要と考えておりますが、これもヒアリングをした際、お客様の希望によってつけるかどうかは変わります。開く窓をつける方、FIXを付ける方、様々です。
お風呂は清掃の事を考えると窓無しもしくはFIXがいいのではないかと思います。
ただし、これも本当に高性能な家になっている事が前提ではあります。
メンテナンスを考えた際、貴社では屋根のルーフィングはどのような提案をされますか?またそれによるコスト増はどうなりますでしょうか?

基本的にゴムアスファルト系の物を勧めておりますが、これも屋根材との相性によって変わってきます。

ルーフィングそのものも大事ですが、合板の下に風を通す事も非常に大事で、色々な要素が複合されてきますので、建物の計画によるとしか言えません。
良い物を使えば当然コストは上がりますが、屋根材を一度葺き替えることに比べれば、全く大した金額ではありません。
将来使用する可能性があり、居室に開けてあるエアコンのスリーブの気密処理はどのように行いますか?

市販のスリーブ部材を使って気密処理をすればOKです。

新築のスリーブ処理となんら変わりません。スリーブの空胴部分にはグラスウールなどの断熱材を入れておけば大丈夫です。

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