Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
新着のご質問
- シャッターでの日射遮蔽は有効でしょうか?日射はほぼ完全に遮蔽できる気がしますが、金属のシャッターが熱くなったらシャッターからの輻射熱で結局暑くなるでしょうか?
- 結論だけ言えば有効です。シャッターが火傷するくらいに熱くなるエネルギーが室内やガラスに入って来るよりははるかに省エネです。夏には日射熱と共に、1㎡あたり300W程度の熱量が窓から入ってきます。普通の掃き出し窓からは約1000W程の熱が入ってくると思ってください。掃き出し窓が3つ程あった場合、エアコンがその熱を相殺する為だけに一つ必要になります。シャッターを閉めますと、シャッターの裏側の温度は50℃程度になります。シャッターと窓ガラスの間の空気の温度は40℃以上になりますが、その場合にガラスから入ってくる熱量は、掃き出し窓1つあたり100W程度ですので、シャッターが無い場合の1/10ほどまで軽減できます。詳しい計算式は割愛しましたが、そういう事になります。ただ、おっしゃるように、シャッターが熱くなった分の輻射熱が入ってくるのもまた正解ですので、シャッターよりは、熱容量が軽く熱くなりにくいもので遮蔽をする方がより効果的です。
- エアコンの中がカビていることが多くあります。床下エアコンを暖房のみで使用していればカビの心配はほぼないでしょうか?あるいは、冷房用のエアコンでも高断熱高気密ならカビは防げますか?
- 日本の本州の場合、エアコンは冷房で使用すると100%カビが生えると思ってください。除湿をするために必ずエアコンの室内機の中で結露を起させるからです。暖房で使うだけのエアコンであれば、理論上結露が発生することはありませんので、床下エアコンを暖房専用で使うのであればカビの心配はありません。高気密高断熱住宅の場合、エアコンはシーズン中に回しっぱなしという使い方をされる方も多いと思いますが、エアコンの中の結露水が絶えず冷やされ続け、流れ続け、そして運転による風が吹き続けているのであれば、カビが生える可能性は低下します。しかし、これも100%結露を防ぐことが出来るかと言えば全くそうではありませんので、気休めくらいに思ってくださいませ。健康のためには、冷房で使うエアコンはシーズンが終わったら専門業者さんにクリーニングをお願いするのが良いです。
- UA値0.34の家でも0.30の家でも、仮に両者の計算上の冷暖房費が同じなら、快適性も同じなのかと思っていたのですが、体感温度は室温だけではなく、周囲の表面温度で決まるという事を知りました。その事を考慮した場合、連暖房費が同じでもUA値0.30の家の方が体感温度的に快適になりますか?
- 仰る通り、UA値が下がれば下がるほど、家の中の環境は快適になります。
一般的に家全体を暖める暖房方式の場合、住宅の中央部分ほど快適性が高く、窓や外壁に近づくほど不快感が高まります。
中央部分は部屋の室温もその周りの間仕切り壁も家の中で最も高い温度になっております。逆に窓周りなどは家の中でも最も低い温度になっております。この温度差が体感温度を下げる原因になります。UA値が下がるほどに窓の部分や外壁部分の温度低下度合いが下がりますので、家中の温度が均一に感じられやすいという仕組みになります。
余談ではありますが、窓の性能がものすごく高い物を使い、壁の断熱が程々のUA値0.34の家と、壁がものすごく性能が良くて、窓の性能が程々のUA値0.30の家を比べると、0.34の家の方が暖かく感じるという事が起こり得ます。この場合はUA値0.34の家の方が家中満遍なく同じ温度になり、UA値0.30の家は窓の周囲だけ極端に冷えますので、温度ムラが大きいという意味で、0.30の家の方が寒く感じられるという事になります。UA値を上げる目的は、光熱費を抑えるという事もありますが、家の中の環境を穏やかで優しいものにするためという意味合いも大きいです。是非、UA値が0.87の家から0.20くらいの家までを真夏や真冬に体感して違いを感じてみて下さい。
- 玄関扉の郵便受けは気密性から考えるとつけるべきではないように思いますが、郵便は外に取りに行くしかないのでしょうか? 気密性を維持しながらの方法って何かありますか?
- 玄関ドアに郵便受けが付属している商品ではお勧めできるものはありません。ただ、キョーワナスタさんが壁付けの断熱気密タイプの郵便受けを発売しております。ただ、高断熱住宅に使用しないと断熱性確保は難しい可能性があります。
- 片流れ屋根は破風板に風で雨が吹き込みやすく、また棟換気も雨水が入ってくるから採用されていない工務店さんもあると聞きました。注意することや部材の選定等、貴社のお考えを伺いたいです。
- 屋根に使う部材や、それに伴う納まりについては、確定の答えだと言える納まりが何種類か存在します。なので、然るべきやり方をしていれば片流れ屋根でも大丈夫です。部材で言えば、日本住環境さんや、ハウゼコさんなどの外部の通気部材専門のメーカーの商品と説明書通りの納まりにすることが大事だと思います。
- 雨樋はどのような素材のものを使われていらっしゃいますか?メンテナンス面とコスト面のバランスを考えてベターな選択をしたく思っております。
- 長い目で見ると、雨樋は消耗品になりますので、どのような物を使っても良いかと思いますが、出来るだけメンテナンスの時期をその他の外装材と合わせる事をお勧めします。具体的に言えば、屋根や軒裏のメンテナンスをする際に、丁度雨樋もメンテナンスの時期になる様にするという事です。素材についていえば、樹脂、スチールの樹脂被覆、ステンレス、アルミなど、色々な物がありますが、ステンレスやアルミは非常に耐久性が高いので、先に軒裏の張替や屋根材のメンテナンスが来てしまうと勿体ない事になりますので、お気を付けください。
- 漆喰や塗り壁にしたい場合、適した工法はありますか?
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基本的には家が動かないように作る事、家を固く作る事、木材が動かないように作る事、木材の動きが仕上げに影響しにくいようにする事が対策になります。
家が動かないというのはまず地盤の問題です。なるべく強い地盤を選ぶか、地盤改良を行う方が家は動きにくいです。家を固く作る事は何と言っても耐震等級3になるかと思います。木材が動かないようにするのは、温度の収縮を抑えるようにすることです。付加断熱を行うと良いです。木材の動きが仕上げに影響しにくくするためには、柱へのプラスターボード直貼り工法よりは、下地胴縁を施工したうえで、プラスターボードを貼る方が動きにくいです。当然お金は掛かりますが、直しても直しても時間が経てば割れてくる内装も軽減されますし、何より家全体の耐久性が格段に上がりますので、結局はその方が安く付くという事になります。
- 長期優良住宅認定と性能評価認定は取得していますか?
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長期優良住宅と建設性能評価は標準で全棟採用しております。
ZEHも対応しており、弊社のZEH率は85%程度です。
- 外構フェンスの素材で、スチールとアルミでは耐久性に大きな違いはありますか?
- スチールフェンスは施工時の切り欠き部分などから順次錆びていきますので、やはりアルミの方が長く綺麗さを保ってくれます。沿岸地域などでは特に顕著です。ただ、スチールは安いので、分譲地などではよく使用されております。
- 貴社はエコキュートのメーカー、容量、性能等を、お客様の要望、生活スタイルを聞いて、どこにポイントを置いて選定されていますか?
- まずはAPFです。また、太陽光を自家消費にするか売電にするかによっても最適なメーカーは変わってきます。また、お風呂に入る時間が夜型なのか朝型なのかによっても、少し考慮すべきことは違ってきます。