よくあるご質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

新着のご質問

ボード気密の場合、内側の防湿シート上で気密コンセントボックスの施工は必ずしも必要なくなるのでしょうか?

ボード気密の場合でも防湿シートの連続は必須ですので、気密コンセントボックスは必要です。

基礎断熱で、床下エアコン等の床下を温める手法を取らない場合、床は冷たくなってしまうでしょうか?絨毯などはあまり使用せず、無垢床を素足で過ごすのが夢なのですが。断熱性はG2程度を想定しています。

引っ越した当初に寒さを感じる事は無いと思います。恐らく足元環境も含めて今までよりもはるかに暖かい環境が手に入るはずです。

 

ただ、床下に熱源のある家と比べてしまうと、暖かさの差は次第にはっきり感じ取れるようになっていきます。
床下に熱源の無い家の場合、床の冷たさを決めるのは気密性と窓からのコールドドラフトになります。樹脂サッシを使ったG2とアルミ樹脂複合サッシを使ったG2では足元の暖かさは全然違うという事です。
人間の足の冷たさセンサーは引っ越し以降どんどん繊細になっていきますので、2年目、3年目と住むにつれて、なんだか寒くなってきたという感想を抱かれるかもしれません。
ハニカムスクリーンの断熱レールはあった方が良いでしょうか?レールありの方が断熱効果は高いと思いますが、結露予防の為に少し開けて使用するという実情も聞きまして、レールの意味があるのかなと迷っています。
どの地域に建てるか、窓の商品は何か、家の中をどのような温度湿度で生活するかによって答えは変わりますので何とも言えませんが、弊社の場合は、レールがあったほうが良い様な設計施工を致します。
寝室や脱衣所の窓で、ガラス縁あたりに出来る雫が垂れ落ちない程度の結露は発生しても問題ありません。
水回りの床材でイージーメンテナンスでランニングコストを抑えたい場合、クッションフロア、長尺シート、プラスチックタイルはどちらが好ましいでしょうか?

悩ましい質問です。水回りというと、キッチン、洗面脱衣、トイレなどだと思いますが、最も厄介なのは、床材と上に載っている設備の耐久年数の違いをどうとらえるかにより変わります。

設備は大体15年くらいで交換になるかと思いますが、床材がそこまで持たないものの場合、まだ使える設備を一旦外して床材のメンテをすることになります。外して付けるだけでは勿体ないので、設備も新しいものに変えてしまいましょうとなりがちですが、まだ使える物を交換するのももったいない話です。
丁寧に使えばクッションフロアでも設備のメンテナンス時まで持たせることは可能ですので、うまくいけばクッションフロアが一番安く収まります。

長尺シートやPタイルの場合、設備よりも耐用年数は長くなりがちですので、設備の交換の際、そのままにするか、せっかくだからとまだ使える状態の物を剥がすことになります。

トイレの床材に関して言えば、男性が立ってするか座ってするかによって大きく変わってきます。立ってする場合はどうしても臭いが染みつきますので、こまめに張替える事が出来るクッションフロアの方が将来的に快適に使えるかと思います。
南面大開口をAPW330、APW430 、大開口スライディングAPW431を検討しています。6地域で日射取得を見込める東海地域なのですが、日射取得率、コスト面を考えて、あえてAPW330にする選択肢もあるのでしょうか?
やってはいけないという事は有りません。
年間のトータル熱収支が430でも330でも殆ど変わらない地域も東海地方内にはあります。

ただ、合計の熱収支が変わらない事と、実際の生活も変わらない事は別です。
430の方が日射取得が少ない分、昼間の暖まり方が少なくなる一方、夜間の冷え方も緩やかです。
330は日射取得が多い分、昼間は430よりも暖かいですが、夜間の冷え方は430よりも多いです。
室内環境の変化が少なくなる事がどの程度生活に影響を及ぼすかどうかは人それぞれ感じ方が違うので何とも言えません。
吹き抜けリビング上部に窓を設ける場合、大きさ、形状、位置など普段意識されているところはどのようなところですか?6畳の畳リビング上に吹き抜けを作る予定です。
まず一番大きな要素は方角です。
どの方角に窓を付けるかにより考え方が変わってきますが、最も多いであろう南のパターンだと仮定してお話を致します。

意識するのは一年を通しての日射熱取得量/遮蔽量のバランスです。特に庇にて対応する場合は、どの季節まで日を入れてどの季節まで日を防ぐかを意識して設計します。

ただ、日射量だけを気にするとデザイン的に違和感が出る場合がありますので、他の窓との大きさや形のバランスが崩れないようにせねばなりません。
パッシブハウスの実例を見ていると、年間暖房需要が15kWh/(㎡・年)を超えているのにパッシブハウスに認定されている建物や、申請中の建物があります。15kWh/(㎡・年)以下以外にも認定される条件はありますか?
2015年くらいを境に、ルールが変わってきております。
日本の気候ですと、暖房負荷よりも冷房負荷の方がはるかに大きくなってしまう建物もあり、ドイツのルールだけではちょっと無理があるので、冷房、暖房負荷をそれぞれ計算してパッシブハウスの認定を下ろすようになっております。
北海道や東北、標高の高い地域はドイツのルールと同じでも大丈夫ですが、それ以外の地域だと冬はいいけど夏は厳しいねという事になってしまいます。
そのあたりが日本の実情に合わせてルール変更されておりますので、15kWh/(㎡・年)を満たさない建物でも、夏の負荷、全体の負荷のバランスを見て認定が下りるようになっております。
パッシブハウスのそもそもの目的が、地球の温度上昇を2℃以下に抑えるために必要な住宅のあり方から逆算されているものです。一次エネルギー使用量を抑える事が目的ですので、日本やドイツの気候風土や生活スタイルの補正を加えて計算した方がより目的の達成に近くなるという意味です。
UA値にこだわるのと、実際の光熱費にこだわるのでは、後者の方がより高性能な家を建てる目的に近いと思いますが、それと同じことだと思います。
貴社では施主さんの要望により、片流れ屋根を採用することはありますか?雨じまいを考えると切妻がよいと考えていますが、片流れでもできる予防策、施工方法はありますか?
片流れを採用することもあります。
雨仕舞に関しては、片流れにするか否かよりも、軒がしっかり出ているか否かの方が大きく影響してきます。なので、片流れ+軒無しのデザインを行わないというのが最も現実的な対策になります。
もし、片流れ+軒無しのデザインにするのであれば、外壁素材は塗り壁を選ばず、板金を選んだ方がまだ良いかと思います。
貴社では壁の断熱について、内付加断熱と外付加断熱それぞれの場合でどのような熱橋対策をされていますか?

弊社の施工エリアの特性上、内付加断熱を施工することはほぼありませんので、外付加断熱の場合での熱橋対策についてお話致します。

外付加断熱を施した場合、熱橋になりえる部分というのが非常に少なくなりますので、残りは窓周りの線形熱橋や、天井断熱と壁断熱の境界部や基礎断熱(床断熱)と壁断熱の境界部などの線形熱橋対策がメインとなります。窓はなるべく内付け納まりにしていく事、断熱材が土台や桁を包むように施工する事が最も効果の大きな対策になります。
イメージとしては構造の木を外気の熱に晒さない。全部断熱材で包むといったイメージとなります。
壁及び床下断熱で木熱橋をなくすためにはどのような構造にすべきなのでしょうか?

床も壁も付加断熱にすれば木熱橋は少なくなりますし、断熱材をボード系の物にすれば更に熱橋は少なくなります。

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