Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
新着のご質問
- 断熱性能を高めるため、基礎内断熱材としてEPSではなく、フェノールフォームを施工することは、建材上、可能なのでしょうか? また、デメリット等ございますでしょうか?
- 湿気の問題等々ありますので、通常はあまりフェノールフォームを基礎内に使う事は有りません。基礎内の断熱の場合、あまり厚みの制限はありませんので、EPSやXPSを分厚くした方が良いような気がします。
- 凰建設の森さんのご自宅はオール電化ですか? ガス衣類乾燥機 乾太くんを使っておられますか?
- 自宅はオール電化で乾太くんは使っておりません。乾太くんを入れるかどうかは、ご自身の様々な状況によって勧めるか勧めないかが変わります。
- 床断熱の場合には浴室や玄関土間のところだけ基礎断熱にすると思うのですが、そこは密閉されていて問題ないのでしょうか? 通常の基礎断熱であれば、床上にガラリなどで通気すると思われますが、床断熱における基礎断熱個所は密閉されていても湿気は悪さしませんか?
- 正しく施工してあれば湿気が悪さをするという事は有りません。ただ、床断熱の一部が基礎断熱というやり方が最も事故の可能性の高いやり方であることもまた言えます。
- 第三種換気を検討しています。 静圧等の圧力制御の性能はどの程度の数値、考慮する必要がありますか?その他スペックでに確認した方がいい項目も教えていただければ幸いです。
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換気扇の静圧はこだわった方が良いのですが、断熱の方がまずは優先ですし、これは住まい手はおろか、ほぼ全ての設計者はどのように数値を確認して設計に生かしてよいかは分かりません。
換気扇の静圧で商品を選んでいる人は1000人に1人程度の割合じゃないでしょうか。まずはしっかり気密が取れている事、暖房時の室内の圧力分布を計算してある事、換気扇の適切な流量が計算されている事が、設計時の確認項目です。そして、住んだ後に、概ね1000ppm以下のCO2濃度でちゃんと暮らせているかというのがものすごく大事な確認項目です。設計がいい加減でも、住んだ後のCO2濃度がちゃんとしていればそれで大丈夫です。
- 使用部材によると思いますが、生涯コストの目安となる金額はどのように算定すればよろしいでしょうか?
- 日本の家の実績値として、税金、メンテ、光熱費、保険等々含む年間約60万円の維持費がかかります。60年住むと約3600万円のお金がイニシャルコスト以外にかかってくる計算になります。税金・保険はあまり変えようがありませんので、メンテ費や光熱費について、しっかり設計者さんに積算してもらうと良いです。JBNさんがメンテ費の計算シートなどを配布しておりますので、そういったものを利用するか、ebifitという私どもが作った生涯コストシミュレーターを使っている設計者さんを探してください。
- メンテナンスコストを考えますと、屋根、外壁、樋の素材をガルバリウムに合わせるなどすることが生涯コストを押さえることにつながりますか?この場合、漆喰などは耐久性が異なるため混ぜるな危険でしょうか?
- 素材を合わせるのはメンテナンスコストを抑えるためには有効です。ただ、壁は漆喰、屋根はガルバなど、影響の少ない混ぜ方もありますので、絶対にやってはいけないという事はありません。屋根材の耐久性の方が上に乗る太陽光パネルよりも短いなどの例が、混ぜるな危険です。外壁の耐久性よりも、外壁にくっつける設備品の方が長持ちするというのも残念な例になります。
- 基礎外断熱について質問したいです。 基礎外断熱の断熱材ではグラスウールボード、ホウ酸入り断熱材、スタイロフォームATなどが使われているようですが、耐久性や防蟻の観点からおすすめはありますでしょうか?
- パフォームガードとスタイロフォームATを使ったことはありますが、どちらを使う場合でも、断熱材自体の防蟻については半信半疑です。蟻返しの板金をしっかり施工するなど、断熱材がやられても良いような防蟻処理が望ましいと思います。
- 屋根の通気を二重垂木工法でとる場合、1層目のルーフィングはタイベックルーフライナーで、屋根材側の2層目のルーフィングはアスファルトルーフィング940でも問題ないと聞いたのですが、本当でしょうか?
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弊社は1層目に透湿防水シート、2層目の上に断熱吸音版を貼ったうえで改質アスファルトルーフィングを使っておりますが、実はそれでも諸外国の仕様に比べるとまだまだ至らない構造です。
耐熱性の改善を謳ったのが改質アスファルトルーフィングではありますが、黒いガルバの熱を長年受け続けるとやはり劣化します。家の耐久性は、ボトルネックから順番につぶしていくことが大事です。どこか1つだけ、永久に持つような素材を使っても、別の所にボトルネックがあれば、ネックの素材の耐久性になってしまうか、メンテの頻度が上がっていきます。トータルバランスを見ることが大事です。
- ベタ基礎について質問です。 床と立ち上がりが一体化しているものと、そうではない2回流し込んでいるものでは強度はかなり違うものなのでしょうか?
- 強度はあまり変わりません。しかし、打ち継ぎの施工不良は一体打ちの方が少なくなります。ただ、一体打ちは立ち上がりの精度と天端の精度が狂いやすいというのも否めませんので、気密断熱にはどちらかと言えば悪影響ですので一長一短となります。
- 防湿気密シートについて質問です。 少しでも隙間があると湿気が通ってしまい、その周辺で結露リスクが発生するかと思うのですが、人間の手でシートと気密テープを使って完璧に隙間なく施工できるものなのでしょうか?
- 完璧は無理です。少なくとも60年間は大丈夫なレベルの施工を目指すくらいが上限値だと思います。