よくあるご質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

新着のご質問

気密テープは地震で剥がれたり破れたりしないんでしょうか?

構造が柔らかいと破れます。
そのため、耐震等級3の硬い構造と高気密高断熱はセットで必須なんです。

高気密高断熱を謳う住宅を拝見すると1台のエアコンで家全体を空調する仕組みをしばしば見かけます。ただ夏場にエアコンが故障した場合、悲惨なことになる気がしますので、やはりエアコンは2台必要かと思うのですがいかがでしょうか?
仰る通りですね。
全てに通じる事ですが、リスクは分散できるのであれば分散しておくに越したことは有りません。
ただ、リスクを分散する為のコストがかかる事もまた事実でして、エアコンの設置台数も、どこまでリスク分散とコストアップのバランスを取るかという事になるかと思います。
1台で済むところを2台にすると、2台目のエアコンは主にバックアップ用となり、稼働率は1%も無い様な状況になってしまいます。もしもの時の為にどのくらいの準備をするかは、よく建築会社さんと話し合ってもらえたらと思います。
アメリカカンザイシロアリの被害が拡大している様ですが、新築時に何か対策をされていますか?
これは厄介な問題ですね。
現在の所、気にされる方は全棟ホウ酸処理を勧めるという形になります。
建物を建てる際には様々なリスクを天秤にかけて予算の使い方を決めますが、質問者さんにとって、カンザイシロアリのリスクがどの順位に来るかによって、予算が回る/回らないを決められたら良いかと思います。
恐らく日本で一番白蟻の事を研究している京都大学の吉村教授は、外来種であるカンザイシロアリの対策は、根絶させる事であり、地域自治体全体で取り組まなくてはならないと言われております。マクロな話をすると、これ以上アメリカから木材や古家具を輸入しないというのが、最も現実的な対策になります。つまり、国産の木材を使って家を建てるという事が、まわりまわってカンザイシロアリの撲滅につながります。
パッシブハウスジャパン工務店の特徴は、高気密高断熱・省エネ・日射取得・遮蔽・接着剤が少ない建材・札幌時計台のように長持ちする家や外壁、シロアリのメンテナンス費用が抑えられるという理解であってましでしょうか?
概ねそのような意識の工務店さんが多いと思います。
ただ、会としてそういう取り決めがあるわけではありませんので、会員工務店さんの家づくりは様々です。
新築で白アリ対策は加圧かホウ酸か何が良いかご提案ください
ものすごく沢山の考え方があり一概には言えませんが、各種論文を読み解く限りでは、日本の岐阜において最も永続的に効果のあるシロアリ対策は、木材の乾燥状態を保つことになります。
勿論薬剤を使っても良いとは思います。
じゃあ、木材の乾燥状態を保つためにどういう工夫をして、どういう効果が見込めて、その時のシミュレーションは妥当かどうかという検証をすることは誰もやらないので、結局保証のある薬剤に頼るしかなくなります。
自信が無ければ強い保証の薬剤に。自信があれば弱い保証の薬剤に。
だから、その建築会社さんがお勧めする物が、その建築会社さんで建てるのであれば最も良いものになるはずです。
一概には言えません。何が良いかではなく、あなたの場合に何が「最適か」で決まります。
小屋裏エアコンで冷房、床下エアコンで暖房の合計2台で全館空調を行えるのは何となく分かるのですが、小屋裏エアコンだけで全館冷暖房することが出来る会社もあると噂で耳にしました。 小屋裏エアコンで冷房は分かりますが暖房も出来るのでしょうか?

床下エアコンの冷気を小屋裏に送り込むやり方があるのと同様に、小屋裏エアコンで作った暖気を床下や1階に送り込んで暖房をするやり方も存在します。
きちんと空気のエネルギー差の設計が出来ていればそれは大丈夫なのですが、きちんと出来ていない事例の方が多いです。

床下エアコンで冷房すると結露リスクがあると聞いたのですが、床置きタイプのエアコンを使用して、床下に風向を出さない方法以外に対策はあるでしょうか?
要は床下の空気が露点温度以下に下がらなければ大丈夫です。
家の中の最も暑い空気を床下に押し込み、床下エアコンから出た空気を家の中の最も暑い部分に送り込む仕組みがあれば大丈夫です。
床下エアコンから出る冷気をダクトを使って小屋裏に押し込むやり方をしている人もいます。それも一つの正解になります。
原理原則が分かっていれば、色々と応用は利くと思います。
5地域で新築予定なのですが、パッシブ設計の観点より二階建ての一階部分の屋根の軒の出についてどのくらいの長さが適正でしょうか?

地域によっても若干違いはありますが、窓の下端から軒先端の高さの1/3程度の庇の長さが適正と言われたりします。
ただ、軒だけでいくか外付けのブラインドやスクリーンを併用するかによっても最適は変わりますので、設計者さんとよく数字を交えて相談していただければと思います。

耐震等級3、高気密高断熱にしたら一階の南側窓面積が小さくなると聞いた事が有りますが本当ですか?
一般的には本当です。
窓は断熱的にも耐震的にも弱点になります。無制限に窓を付けて耐震等級も3が取れるという事はありません。特に、南北に長い建物になる場合は、1階の南側の窓は思うように取れない場合が多くなります。
高気密高断熱にする事と、窓が小さくなることは関係がなく、耐震等級3を取ることだけが窓の大きさに関係してきます。
2100年未来の天気予報という環境省のページを見ていて思ったのですが、これがもし現実になった時に今の家づくりの方法が通用するのでしょうか?
家づくりはより夏重視にシフトしていきます。
夏のポイントは、とにかく湿気を家の中に入れない事です。
逆説的に思えるかもしれませんが、高気密性がより重視されます。
開けたい時にはちゃんと風が通る事。閉めたい時にはぴっちり閉まる事が重要になってきます。
家の形的には昔の古民家の作り方が最適解に近いです。庇を深くする。東西に窓は付けない。南は緑化する。
そういった古来からの涼しく住まう知恵を最大限生かしたうえで、冷房のよく効く家を作らねばなりません。
増加する雨量に耐えられるように屋根は勾配をしっかりつける。暴風に耐えられるような構造にするというのも大事になります。
未来がどうなるのか分からないという事ではなく、こうなるという事が分かっているという状況です。であれば、やるべき対策もはっきりしています。
未来に通用する家づくりを今からしておくことが大事ですね。

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