Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
新着のご質問
- 南側の窓の日差し避けの為に外壁(窯業系サイディング)にタープ的なものを取り付けようと考えているのですが、サイディングに直接金具等取り付けても問題ないでしょうか?注意点やアドバイスをお願いします。
- 窯業系サイディングに留めるのはお勧めしておりません。その裏にある下地を狙って留めていただくようにお願いしてください。タープが風にあおられた時のサイディングは、クラッカー程度の強度だとイメージしていただいた方が良いかもしれません。
- 森さんはUa値0.3までは断熱性能に予算を当てることを薦めていますが、どの地域でも0.3という数字は変わらないのでしょうか? 変わらないのであれば、地域性が無い理由を知りたいです。
- 弊社は岐阜の地域工務店になりますので、基本的には岐阜の美濃地方を想定してお話しております。当然、地域によって変わりますので、北に行くほどより厳しい性能数値が求められます。
- 「外壁タイル自体に60年耐久性のあるものであっても、それ以外の部材が先にダメになってしまっては意味が無い」 というお話を聞きました。 これはメンテナンス性に優れた焼杉やそとん壁にも当てはまりますか? この場合、今後のメンテナンスを考えた場合は外壁は塗り壁より杉板のような部分的に交換できるものの方がいいでしょうか?
- そうですね。メンテナンスの考え方には「ノーメンテナンス」と「イージーメンテナンス」があり、50年を超えるスパンで考えるのであれば最終的に安く済むのはイージーメンテナンスのほうだと思います。50年間、外壁の内側に何も問題が起こらないというのはあまり考えにくいと思います。メンテナンスだけを考えるなら、塗り壁よりも焼杉のほうが良い気がします。
- ウッドフェンスを検討していますが、耐久性が心配です。 アルミのものは見た目が嫌なので本物がいいですが、森さんはウッドフェンスを使用しますか? また使われるときはどのようなものを使用しますか?
- 使うことはありますが、ちゃんとメンテナンスをしてもらえるかどうかが大事です。メンテしたくないのにウッドフェンスを取り入れても数年後に悲劇を招くだけです。私の場合、田舎なので柱に貫を通すような形でウッドフェンスを作ることが多かったです。ウッドフェンスというよりも板塀といったほうが想像に近いかと思います。が、はやりのうねうね等もいいなと思います。
- 基礎断熱の床下(基礎内)には計画換気は入れなくていいのでしょうか? 床下を換気しない場合、空気は自然に流れますか? 凰建設ではどのような設計をされてますか?
- 基礎断熱の床下空間については、設計施工に自信がなければ計画換気に入れたほうが無難です。空気が動く理由は、物理的に圧力を加える(ファンを回すなど)温度差をつけてあげるなどがありますので、そういう工夫をしたうえで循環する仕組みが出来上がっていれば大丈夫です。ガラリの個数計算方法など、私が主催する全館空調設計講座で説明しておりますが、一概にこれで大丈夫というものではありませんので、やっぱりちゃんとわかっている人が個別に計算をするというのがいいと思います。ちなみに私は全部屋の床下にガラリをつけることもあればつけないこともあります。ケースバイケースです。
- 第三種換気を採用している新築に住んでおります。 強風になると決まってトイレやキッチンの換気扇の中からボウボウパタパタと異音がします。 第三種換気を使用の場合、これは不具合ではなく仕様によるものでしょうか?また対策はありますか?
- よくある話です。特に季節風が強い地域、決まった方向から風が吹いてくる地域には起こりやすいです。周りに建物が立っている中心市街地や、地形的に山が近くにあったり山の上に建っている家にもよく起こります。外のフードを風の方向に対して効果のある形のものにするなどの対策があります。どの程度の風が吹く地域なのかにもよりますので、やはり付き合いのある建築会社さんにしっかり見てもらった方が良いかと思います。
- 省エネ、断熱、結露関連の書籍で、森さんおすすめのものがあればいくつかご紹介をお願いします。
- ・あたらしい家づくりの教科書・住まいから暑さ寒さを取り除く・エコハウスはなぜ儲かるのか・パッシブデザイン講義これらは入門編としてはお勧めです。もっと専門的に知りたいのであれば、著名な方の著書を読み漁ると良いと思います。プロであれば、自立循環型住宅の設計ガイドラインをまずは読んでみるのをお勧めします。
- 太陽光のリースとPPAはどちらが一般住宅では得策ですか?
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リースもPPAもあまり変わらないと思いますが、ご自身で電気の使用量や発電量をマメにチェックできるならリース、お任せで住みたいならPPAの方が良いような気がします。
- 基礎断熱を採用しましたが、断熱材が薄かったのか思ったより足元が冷えます。 その対策として、床下断熱を追加するという改修はしても大丈夫でしょうか? そもそも効果はありますでしょうか?
- 北海道であれば、外気ー基礎内ー床と3つの空間に分けて順次温度差を無くしていくというやり方もありますが、本州以南であれば、どちらかだけにしておいた方が良いです。ご自身で頑張って基礎下にもぐって断熱を強化してあげるか、床下に熱源を置いて、暖かさを確保してあげてください。
- 準防火地域に建築予定の住宅の窓についてです。 この地域では窓が延焼ライン内にあれば、防火対応のものでなければならず、窓のコストが上がり、網入りガラスになることで透明度も下がります。 コストや生活面を考慮した場合、どのような窓設計ができるのがアドバイスを伺いたいです。 また窓の一部でも延焼ラインに入ってしまえば防火対応する必要がありますか?
- 準防火地域の窓は、いつも悩みます。方法としては①防火窓(高性能)②高性能窓+シャッター③防火窓(低性能)+内窓(高性能)④延焼ラインをはずして高性能窓のどれかだと思います。いずれも設計上の方針の違いや、価値観によって最適解は変わりますので、一概にどれが良いとは言えず、住まい手や設計内容によって使い分けております。性能的には2重窓にするのが最も高くなるかと思いますが頻繁に開け閉めをする窓ですと、毎日の生活が大変になります。ご自分の価値観にあったやり方を設計さんと相談していただければと思います。延焼ラインに少しでも掛かっていれば防火対策が必要になりますのでお気を付けください。