2024.11.02
COPやAPFが似ている同シリーズのエアコンの6畳用と10畳用、200V 14畳用を同じ条件下において暖房モードで動かした場合、同じ消費電力、吹き出し温度になりますか? エアコン効率や連続運転に14畳用がそもそも向いているのか伺いたいです。
6畳用(2.2kW)が400Wの消費電力で動いているという事は、800~1200Wの出力かと思います。
4kWのエアコンに変えても、同様の出力で動かすことはできるかと思いますが、その場合は2.2kWのエアコンの方がCOPは高い状態にあることが多いかと思います。
コンプレッサーの定格容量に近い状態で運転されているからですね。吹出温度については、コンプレッサーが送る冷媒の量などによっても変わりますので、同じとは限りませんが、劇的に変わるものでもありません。連続運転が向いているかどうかは、再頻出の空調負荷が、コンプレッサーの定格容量の2割減くらいに設定できるかどうかになります。14畳用のエアコンと6畳用のエアコンが定格の条件で連続運転した場合、消費電力の差は400W程度になります。暖冷房の時間が年間3000時間あったとすると、1200kWhの消費電力の差、35円/kWhだとすると42000円/年の暖冷房費の差になります。
6畳用が定格条件で連続運転で済むような空調負荷の家を設計した方がやはり有利かと思います。エアコンの選定よりも前に、空調負荷の計算が大事になります。それにより、6畳用の方が効率が上がることもあれば、14畳用の方が良い場合も有ります。