2024.11.02
メルマガを拝読しているうちに、LCCM住宅への興味が湧いてきました。建材、納まり、仕様、設備、敷地選び、住まい手の維持管理など、LCCM住宅の建設にはどんなポイントがあるのか、教えていただけないでしょうか?
LCCM住宅は、建設から運用、解体までのトータル期間でCO2排出量がマイナスになるという住宅になります。省エネルギー性は勿論の事、生産時に発生するCO2も減らしていくことが望ましいとされます。
鉄骨やコンクリートよりは木材。木材でも集成材よりは無垢材、人工乾燥材よりは天然乾燥材を使った方が、生産工程でのCO2排出は少ないので、LCCM住宅になり易くなります。
断熱材も、出来るだけ自然由来の物を使った方が生産時のCO2排出量は少ないので、そういう物を使うと良いです。また、建設時と解体時の排出が相当なウエイトを占めますので、なるべく長い期間、建物が存続し、太陽光発電などでエネルギーを創り続けるほうが有利になります。
ポイントをまとめると、
なるべく自然に近い素材で家を建てる。
なるべく省エネな家を建てる。
なるべく家を長持ちさせる。
なるべく創エネ設備を沢山つける。
となるかと思います。
設備についても同じ考え方で、
長く使えるもの、メンテの容易な物を選ぶと良いかと思います。
維持管理は直接的にLCCMには関係ありませんが、
住宅の寿命を縮めるようなスパンで放っておくような事は避けていただきたいと思います。