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2024.09.14

メルマガで「分厚すぎる基礎土間断熱は年間のトータル負荷を増大させる」と書かれていましたが、地中に逃げる熱よりコンクリートの蓄熱性の方が重要なのでしょうか? 現在建設中の住宅が基礎断熱なのですが、外側の横壁と床側は外側から1mほどしか断熱材が敷いてありません。 床下エアコン設置の予定はないのですが、これで本当に大丈夫なのでしょうか?

基本的にはそのやり方で問題は無いです。ただ、基礎の立ち上がりの断熱材の厚みはできるだけ分厚くしておいた方がよいです。
基礎の土間と地面の熱移動がどうなるかというのが大きなポイントです。夏ですと、地面が基礎内の熱を吸い取ってくれるという現象が起きますが、年間の冷房負荷と暖房負荷の数値がイコールになるくらいまで断熱を施した家になりますと、夏の対策の方が重要になってきまして、あえて基礎の土間中央部分の断熱を薄くしたり、無くしたりして、夏の冷却を期待するというやり方も存在します。
このバランスは非常に難しい所ですので、どの程度がベストなのかというのは、それこそシミュレーションを繰り返して決めて行けると良いかと思います。床下エアコンは無いとのことですので、夏寄りの考え方で良いかと思いますが、床下エアコンがある場合は、冬に果てしなく地面が熱を吸い取るという現象が起きますので、土間中央部分も断熱は必須になります。

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