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2024.08.25

断熱の指標として、UA値、Q値などありますが、体感の暖かさを向上するには暖房負荷を指標にするのが妥当なのでしょうか? また、その際、多くの人が満足できる指標はどのくらいになるのでしょうか?

どちらかというと壁床天井窓のそれぞれの熱伝達率(U値)が支配的です。窓がボトルネックになりますので、窓の性能をなるべく上げつつ、面積の大きな壁の性能を上げるのが冬にとっては有効です。夏は壁よりも屋根の方が重要になります。
どの程度で人は満足できるかというと、性能値よりも、室内の気温の方が重要になってきますので、性能の悪い家であっても沢山暖房をつければ満足することはできます。問題はその満足する温度に達するために、いくらまでなら暖房費を払っても良いかという金額が人それぞれ違うことになります。
暖房費に3万円払ってもいいと思っている人と、5千円で収めたいと思っている人の最適な性能数値は違います。
自分にとって、快適だと思える温度湿度、自分が払っても良いと思える暖房費、家の広さ、その3つが決まれば、必要なQ値が逆算できますので、そこをめがけて、性能設計をしていくのが良いと思います。
ぜひ設計士さんに、個別に相談してください。

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