2024.08.25
関西地方に家を建てた施主です。 梁と床柱以外は樹種などお任せしたところ、地元の杉と檜を中心に使用して貰い、この家が日本の林業の役に立ったと誇らしく思っております。 家を建てる場合、国産の木材はどのくらいの距離まで流通しているかなど、慣習はあるのでしょうか?
こちらの質問の回答は、ウッドマイルズフォーラムさんのHPを見ていただけると、全て答えが載っているというものになるかと思います。
どのくらいの距離まで、国産の木が流通しているかというと、例えば日本のほぼ真ん中にある岐阜県の弊社では、鹿児島宮崎で取れる飫肥杉という材料を使うこともありますし、北海道で取れる、カラマツ、トドマツという材料を使うこともあります。
なるべく地元産の材料がいいとは私も思いますが、例えばお施主様が県外の出身であったりされる場合は、良ければ生まれた地域の木材で内装をやってみましょうかという提案は、さらっとでもするようにしております。
昔は木材そのものが、構造、断熱、耐久性などなど多くの性能を担っていたため、地元の気候風土で育った木材のほうがより適しているという事もあったかと思いますが、今の在来工法であれば、木材が担うのは構造がメインです。相性の良し悪しはあまり関係なくなってきているのではと思います。
地元の木で家を建てるという姿勢は素晴らしいと思います。ぜひこれから家を建てる人にも、そうしてみたらと勧めていただけたらと思います。