2024.07.28
Ua値0.3と0.2は体感や快適性が違うと森さんがお話されていた記憶がありますが、冷暖房負荷も異なるのでしょうか? パッシブ設計によりUa値0.3でも体感・快適性・冷暖房負荷の点で0.2の建物と同等かそれ以上に設計することはできますか?
もちろん冷暖房負荷は違います。
体感は1.5倍までは違わないかもしれませんが、冬の冷暖房負荷は単純に1.5倍違います。
夏は設計によるところの方が大きいため、UA値の重要度は下がります。
パッシブ設計により、快適性や冷暖房負荷を同等まで持って行くことは可能な場合もありますが、0.3の建物を0.2と同じにするためにパッシブ設計をというのは目的と手段をはき違えています。
在りたい暮らしに最も近づけるために、最適なパッシブ設計と最適な外皮構成(UA値)のバランスを求めるんです。
一から作る事の出来る注文住宅において、なぜUA値を0.3に固定する必要があるのでしょうか。最適な外皮構成になる様に微調整をした方が良いです。