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2024.06.15

外壁として焼杉を利用したいのですが、焼杉を保つために庇や軒を延ばすのが一般的なようです。 その場合、パッシブデザインの日射取得にどのくらい影響するのでしょうか?

南面以外の庇はどれだけ伸ばしても構いません。伸ばせるだけ伸ばすのをお勧めします。
南面の庇については、ざっくりですが庇の出幅分の0.3倍の高さくらいは陰になります。例えば1m庇が出ていたら、庇から下30cmは日が当たらないと思ってください。
その目安で図面を見て頂ければ、どのくらい影響するかは何となく判断できると思います。
焼杉が傷んでメンテにお金を掛けるのも、パッシブデザインが犠牲にされて光熱費にお金がかかるのも、結局はお金という同じ土俵、物差しでリスクを測れますので、最終的にどちらがお金がかからないかという観点で良いかと思います。
焼杉も1枚ずつ交換できるような施工方法になっていれば、自分でも焼いて交換できますので、メンテは安く済みます。
私の考えではありますが、焼杉を外壁に施工する場合は、パッシブデザインを多少犠牲にしてでも、庇を伸ばした方がいいかと思います。

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