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2024.05.25

制震ダンパーの費用対効果をどうみますか?

制振ダンパーの費用対効果は難しいです。
というのは、各種耐震関係の部材というのは、毎年確実に効果の出る断熱とは違い、地震が来なければ、建物の一生のうち、一度も使われずに終わる可能性もあるからです。
大地震に見舞われることなくその生涯を終える古民家もよくあります。
耐震制振免震の部材選定については、「保険」のレベル設定だと解釈をしていただいた方が良いかもしれません。
どこまでを想定して建物の強度を担保しておくか。当然強い保険(等級3+制振)をかけておいた方が何かがあった時にも安心と言えます。
制振部材にはダンパー系、テープ系などがありますが、少し気をつけた方が良いのが、最初から制振部材として効くものなのか、それとも最初は耐震部材として働き、耐震部材として限界を迎えてから制振部材として効くものなのかということです。
どちらかと言えば最初から制振部材として働くものを選んだ方が、家全体として、耐震部材の痛みを防いでくれるようです。
費用対効果というテーマではお応え出来ておりませんが、制振部材についてはこのように考えております。

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