2024.05.21
気密性能が高い住宅のレンジフードの選び方についてどのような基準をお持ちですか?ちなみに第3種換気、C値1.0以下を目指す予定です。よろしくお願いします。
選択肢は大きく分けて二つあります。同時吸排気型の換気扇を選ぶか、シャッター付きの排気専用ファンに差圧式の給気口を設置するかです。
キッチンのレンジフードは弱で運転しても、その他の全ての換気扇を足した風量よりも沢山空気を動かす機種が多く、計画換気に大きな影響を及ぼします。
同時給排でも差圧式給気口でも、効果的に空気をショートサーキットさせる事が目的です。語弊を恐れずに言えば、家全体の暖かさ涼しさを確保するためにキッチンに立つ人は暑さ寒さを我慢するという考え方です。
どちらでも大丈夫なのですが、第三種換気で、小屋裏エアコンと小屋裏給気口があり、キッチンが1階についている場合、差圧式の給気口を設ける事で冷気の降り方をコントロールすることが可能になります。
文字だけではとても言い表せませんが、無難に行くなら同時給排、目的を持って攻めた換気空調を行うなら差圧式も有りかと思います。
また、例外的に殆どキッチンを使わない人に限り、内部循環式の換気扇を使うという選択肢もあります。