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基礎や床の断熱において、いかなる場合もこれが最高というものは有りません。そのため、様々な条件に合わせて、最適なものを選択する形となります。
基礎断熱の断熱材が基礎内・基礎外にあることによる一番の違いは、基礎の熱容量をどのように捉えるかです。石の上にも3年という言葉があるように、コンクリートは比較的熱を貯める量が大きく、なかなか温まりにくく冷めにくい性質を持っております。
ざっくりと計算をしますと、30坪程の家において外気温+15℃の床下温度を維持しようとすると約90kwhの熱をコンクリートが吸い込みます。これは2.8kwのエアコンがフル稼働して32時間後にコンクリートの蓄熱が完了するという計算になります。
完全に冷え切ったコンクリートを温めるのに、1日半かかるという事です。逆に、エアコンを止めても温まり切ったコンクリートが完全に冷めるまでは長時間にわたり熱を放出し続けてくれます。この性質を生かすか生かさないかが、まず一番大きな分かれ道になります。
温まりにくく冷めにくい家にしたければ基礎外断熱、温まりやすく冷めやすい家にしたければ基礎内断熱というのが一番オーソドックスな考え方になります。
全館連続暖房をするのであれば、基礎外断熱のほうが向いており、暖房を間欠運転するのであれば、基礎内断熱のほうが向いております。
地域、土地、環境については、北日本に行くほど基礎外断熱、西日本に行くほど基礎内断熱の傾向が強くなります。これは、凍結深度の問題があると基礎外断熱のほうが便利で、シロアリの題があるほど基礎内断熱のほうがリスクが低いという理由が大きいです。
コスト面に関しては、基礎内断熱のほうが若干コストが安いです。基礎外に断熱材を施工するためには、断熱材自体がシロアリを寄せ付けない効果を持ったものを使いますので、その分若干高くなります。
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