Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- 一般的なマンションのUA値はどのくらいなのでしょうか? また建てられた時期でもUA値は変わりますでしょうか? また、マンションのUA値により寒さの感じ方も変わってきますか?
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50年前の公団の場合、UA値で1.5程度、30年前のマンションでUA値0.87程度、最近のマンションだとUA値0.5前後が目安となります。寒さの感じ方については、UA値ならびに建築年代だけで決まるものではなく、隣の部屋が空いているかどうかにもよって変わりますので一概に言えません。ただ、一戸建てよりは全体的に暖かいのは間違いないと思います。
- 森さんの施工例で、電気配線のメンテナンスができるように配線を室内仕上げよりも室内側にしたことはありますか? 我が家もそうしたいのですが、露出配線のごちゃっとした感じをなんとかしたいと思っています。
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部分的に(半分化粧の意味も含め)露出配線をしたことはありますが、そこまでしなくても数十年に一回の内装下地をめくるリフォームの時に電線の点検交換ができればよいと考えております。
配線ダクトを使うなどの工夫もありだとは思います。
- 配線の耐久性について質問です。 配線の安全性を重視するとおおよそ何年後くらいに交換が必要になりますか?また、配線のメンテナンス性を考えた場合、どのような設計をすればいいでしょうか?
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電線の直線部分でトラブルが起きる可能性はそこまで高くなく、どちらかというと結束部分です。断熱材や配線をすべて交換する作業は、新築と同等の作業になり費用も建て替えよりちょっと安い程度の大規模なメンテナンスになってしまいますのでお勧めしておりません。そのため、断熱材も電線もそのまま埋め殺して、室内にもう一層、配線層を作るというのが落としどころだと考えております。いつもお勧めしているのは、30年後くらいに訪れるであろう、内装の大規模改修において、内装をはがすついでに電線の劣化も確認して必要であれば交換できるような仕組みで家を建てることです。
- エアコンの配線は、放熱できる環境にする、断熱材で覆わない、といったことを書いておりましたが、具体的にどのように配線されているのでしょうか?
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私どもで配信しているYouTubeチャンネルで配線方法などを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
凰建設株式会社youtubeチャンネル:
004_混ぜるな危険!耐久性。建築会社も無意識にやってしまっている、日本の家が長持ちしない理由とは。
- 現在、家の内壁の検討しています。 高断熱高気密住宅における塩ビクロスの使用は換気がしっかり行えていれば喘息やアトピー等のアレルギー体質の人が長時間過ごしても問題ないでしょうか? また漆喰には化学物質を吸収する効果がありますが、実際の効果はどうなのでしょうか?
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家の環境の基本は温湿度管理、換気管理が基本です。内装材はその次です。断熱や気密、計画換気ができていないまま漆喰などの材料を使っても効果は限定的です。まずは断熱気密です。漆喰の分解効果が光によって回復することはありますので、空気の正常効果が半永久的に続くというのはあり得る話ではありますが、それを加味して考えたとしても、まずは断熱気密の方がはるかに重要になってきます。
- ドイツなどの住宅性能は日本より上とよく聞きますが、耐震性はどうなのでしょうか?日本でいう耐震等級3もクリアしている認識でいいのでしょうか?
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耐震基準に関しては日本の方が厳しいです。耐震等級3をクリアしているかどうかは分かりませんが、地震に対する強さは日本の方が全体的には強いのではと思います。
- 梁や構造の木の部分が見える家に憧れています。 現在相談していいる工務店は基本が屋根断熱で、壁や天井の仕上げは機能性壁紙だそうです。 梁や構造が見える設計にした場合の断熱性能等のデメリットがあれば伺いたいです。また、天井の合板仕上げはなどは嫌がられますか?
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構造躯体の外側に断熱を施せば問題ありませんので、特にデメリットはありません。
工務店さんがそういう仕事に慣れているかどうかがポイントだと思います。天井の合板仕上げは特に嫌がられたりすることはないと思います。
- 「古民家風の無塗装の板張り外壁が○○年持っており、まだ使えます」といった記事をたまに見かけるのですが、そういう家は防水シートの交換もしなくて大丈夫なのでしょうか?
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雨を防ぐ、紫外線を防ぐという目的でだけなら6mm程度の厚みの板が数十年持つというのも珍しくはありません。真っ黒に変色してもしっかり役に立ってくれています。しかし防水シートは、木漏れ日からの紫外線などにより劣化する可能性は否めません。
防水シートはなるべく耐久性の高いものにした方が良いです。
- 庇の出幅の目安は日射管理の点から南向きなら10対3という考え方を聞きます。 では、雨から窓を守るという点では出幅の最低長さはありますか? また、樹脂サッシや木製サッシ、1階・2階で出幅を変える必要はありますか?
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庇の長さは厳密にいえば地域によって変わります。北海道と沖縄では太陽の角度が違いますので最適な長さは若干違ったりします。10:3は便利な数字なのでそのまま採用しても問題はありませんが、住まい手の好みや温熱感覚に合わせて、少し微調整をしたりします。日射遮蔽的に最低な長さというのは計算によりますので、ここで一概に言えるものではありません。
雨対策という点では150mm程度の小さな庇でも窓にあたる雨はてきめんに少なくなります。ヴァレーマは小庇というよりも、しっかりとした日射遮蔽ですので、庇なしでも良いかと思います。迷ったら沢山軒を出しておいても良いですが、そこは住まい手が悩むのではなく、設計者が住まい手にとっての最適を目指して悩んでほしい所です
- 先日、静岡県で竜巻による家の被害があったとニュースで見ました。 竜巻や台風による突風の被害を最小限に抑えたい場合、新築を建てる時にどの様な事に気をつけたら良いでしょうか?
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難しい質問です。耐震等級台風等級を上げると共に、軒や庇などの出っ張りをなるべく短くすることが求められます。
カーポートなどもあまりよくないです。