Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- 先日、静岡県で竜巻による家の被害があったとニュースで見ました。 竜巻や台風による突風の被害を最小限に抑えたい場合、新築を建てる時にどの様な事に気をつけたら良いでしょうか?
- 難しい質問です。耐震等級台風等級を上げると共に、軒や庇などの出っ張りをなるべく短くすることが求められます。
カーポートなどもあまりよくないです。
- バリアフリーの観点から玄関框をなくす設計をしている会社を見かけました。 框をなくす場合、おそらく玄関土間もないと思います。玄関の框をなくす場合、コストと気密断熱性能面で設計上のメリット・デメリットはどのようなものでしょうか?
- 弊社でも玄関ドアを開けて室内に入るとほぼフラットという仕様は有ります。質問者様が仰っている事がほぼそのままになります。断熱気密やコストはそこまで変わりませんが、現在基礎の高さは400mm以上というのが標準的だと思います。家の中で段差がない分、家の外で段差を解消しますので、屋外のポーチ階段の段数が増えるなどの設計上の工夫は発生してくるはずです。
- 断熱気密をしっかりとして、南側の窓を大きくする・東西の窓は出来るだけなくす、というのがパッシブデザインかと思います。 ダイニングや寝室に朝日を入れたいのとパッシブデザインを両立させるためにはどんな窓を設置するのがいいでしょうか?
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窓の外の日射遮蔽をしっかりすれば、東に窓を付けても大丈夫ですので、両立は難しくありません。日射遮蔽を忘れると、夏の朝6時くらいから大変な事になります。
- 新築検討中です。パッシブハウスを施工経験ありというのは、指標として有効でしょうか?
- パッシブハウスの施工経験があるかないかは大きいですので、有効だと思います。特に、パッシブハウスを建てられたうえで、PHJの役を頑張っているメンバーは本当に勉強熱心です。
- 日射取得に利用できる部屋はリビングやダイニングだけなのでしょうか? 北側にリビングやダイニングを置きつつ南側の日射取得もしたいのですが、何かいいアイデアは無いでしょうか?
- 日射取得は別にリビングダイニングに限った話ではありません。南側に窓のある部屋は全て日射取得の恩恵を受ける事が出来ます。南側にあるのが寝室や玄関であっても、高性能な窓を入れると家全体に日射取得による温度上昇効果が出ます。家全体として、取り入れた熱が逃げないようにする工夫をすることで、リビングは南側という観念も取り払うことが出来るようになります。アイデア、というよりも、断熱をしっかりして日射の取れる面の窓を大きくしましょうというごく普通の提案になります。
- アルミ樹脂複合サッシを採用して冬の寒い日に表面結露が発生した場合、壁の内部や躯体にも悪影響を及ぼしていると考えた方がいいでしょうか?
- ガラス表面にできる結露は雫になって垂れなければ躯体に悪影響を及ぼすことはありません。枠部分に結露が出来ている場合は、目に見えない躯体側で結露している可能性はゼロとは言えません。施工の方法などによりケースバイケースです。生活の中において、躯体ダメージのリスクなく実現できる温湿度を設計士さんにきちんと計算してもらうことをお勧めします。
- コンパクトで高性能な家を作る考えに共感しています。 森さんが設計された中で、夫婦+子供1〜2人の総二階の家で一番コンパクトなお宅は延べ床何坪くらいの家ですか?
- 23坪です。ここ数年では25坪の家を施工しましたが、25坪くらいあれば比較的出来る事は多いなと感じております。横浜時代まで遡れば、21坪で4人家族という家もありました。3間×3.5間×総二階で21坪です。
- コーナー窓(L字窓)は耐震的に問題があるとお聞きしますが、許容応力度計算による耐震等級3していてもコーナー窓(L字窓)は避けた方が良いのでしょうか? 入隅がないことで空間が広く感じられるとお聞きしたのですがどうでしょうか?
- コーナー窓の定義があやふやな気がします。
コーナー部分に柱が無く全てガラスになっている物を指すのか、柱はあるけど壁ではなくガラスになっているものを指すのか。それを混同して使っているのかなと思ったりも致します。隅角部の柱は非常に重要な物になります。地震時のめり込み、引き抜きの力が最もかかりやすいので、柱が無い状態というのは避けたいところです。では柱があったうえで窓があるなしをどうするかというと、それは全体のバランスを見なければ何とも言えません。角だけ壁になっていて、真ん中が全部ガラスという建物と真ん中が全部耐力壁で角だけガラスという建物では、後者の方が角の柱にかかる引き抜きが小さい為、ホールダウン金物を小さく、または無くしたりも出来ます。部分的な写真だけを見て、コーナー窓がダメだというのは短絡的です。
- 基礎断熱でスラブ下に断熱材を敷き詰めた場合、その断熱材自体の耐久性が気になります。 快適性、省エネなどメリットはもちろん分かりますが、何十年もの間、家の荷重がかかったり、断熱材の劣化等により家が傾いたりしませんでしょうか?
- 実は巨大なビルの足元にも断熱材が埋まっていたりしますので、そんなに特殊な工法ではありません。ただし、断熱材は強度を担保するものではありませんので、地面に力を伝えるのは地盤改良の杭などの仕事です。
断熱材に強度を持たせるとか、内外装仕上げ材に断熱性を求めるとか、得意でない仕事を無理やり負わせようとする人がたまにいますが、ものすごく勿体ない考え方だと思ってます。