Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- 北海道で新築予定です。 テクノストラクチャーのデメリットはありますか? 2x4も選べる業者ですが、鉄を使用なので木製梁より強いと聞きました。冬20度、夏30度の気候ではどうでしょうか?
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狭小地などで間取りの制約が大きいとか、どうしても大空間を作る必要があり、テクノストラクチャーでないとダメな理由があれば良いかと思います。北海道でもテクノストラクチャーがあったことを初めて知りましたので、私も勉強になりました。気になるのは性能数値です。テクノストラクチャーの熱橋も考慮してUA値0.3以下、C値1.0以下は確保してもらわないと北海道では話になりません。旭川などの寒い地域ではそれでも足りません。そこだけはきっちり押さえていただければと思います。
- 回り階段について質問です。 今の間取りの場合、180°回る部分が5段ですが、2階のホールに1段分はみ出せば回転部分を4段にすることもできると言われています。 ちなみに踏み面22センチ、蹴上21センチ、踏込3センチの階段です。 2階にはみ出さず回転部分を6段にすれば蹴上19.6センチに出来るそうですが、どれが一番安全な選択ですか?
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個人的には5段で登るリズムが好きなのですが、蹴上20センチを超えるのはなかなか急な階段ですね。私であれば1階の高さを抑えた上で5段にするかなと思いました。180度ターンの周り階段だと想像しますので、あまり影響はないかと思いますが、登りきりの部分が吹き抜けに絡めてあったりすると、1段分飛び出すだけで梁の組み方が致命的におかしくなったりすることもありますので設計士さんの意見もよく聞いて決めていただければと思います。
- なぜJIS規格では、透湿防水シート(A・B)と透湿ルーフィングで基準となる透湿抵抗が違うのでしょうか? 外壁と屋根で求められる透湿性が違うのか、あるいはそれぞれの商品(メーカー)の棲み分けとなるよう基準設定されているのでしょうか?
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屋根のルーフィングは施工中において人が歩くことを想定しておりますので強度が必要となります。
強度を増すためには分厚くする必要がありますが、そうすると透湿抵抗値はどうしても高くなり、湿気を通しにくくなります。本当は透湿抵抗値は低い方が安全側に働くはずなのですが、強度と透湿性のバランスを求めた結果現在の数字になっているようです。
- 駐車スペースについて質問です。 30坪しかない土地に住宅を建てる場合、駐車スペースはどのように設計されますか?
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恐らく都市部の計画なのだと想像致します。私も横浜で設計をしていた時は5mを何とか取れるくらいで配置計画をしておりました。車庫証明も取れますし、恐らく近所の駐車場も似たような感じかと思います。岐阜では駐車場は3m×6mを基本に考えております。とてもゆったり停められます。
- ロフトをセカンドリビング的に使いたいのですが、住宅会社からはあまりオススメしないと言われています。 高さ1.4mのため物理的な圧迫感はしかたないですが、天井の材質や色、照明や窓のとり方で広々とみせるコツはありますか?
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背の低い家具で揃えると良いと思います。
寝そべったりして使う想定ならなかなかいい感じになります。ラグとかビーズクッションとかを使い自分の目の高さを下げると良いかと思います。
- 1階のリビングと2階の書斎などにデスクトップPCを家の中に複数配置し両方とも有線LANで利用したい場合、設計時にあらかじめ相談しておく必要ありますか?
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勿論、しておいた方が良いです。
ケーブルの種類や配線方法、将来の交換の事など、話し合ってください。
- 配線寿命の動画から質問です。 配線スペースを確保した家で実際に配線交換する場合、どのように行うのでしょうか?
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配線交換の頻度は30~40年に一回を想定しています。また、その工事を行うのは、自分ではなく次の世代の人になるかと思います。その際はいったん断熱気密処理が終わった状態にまで内装を剥がし、電線もやり直しつつ内装をやり直すイメージです。一部屋ずつでも良いかと思います。壁を剥がさないで電線をやるのであれば、全ての電線を配管に入れておくと良いかと思いますが、木造の建物であれば、プラスターボードを剥がすところまでならさほどの手間でもないので、前者のやり方でも良いかと思います。
- 凰建設では、従来法と金物工法のどちらを採用しておりますか? 木造軸組み工法で従来の方法と金物工法ではやはり強度が違いますでしょうか?
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弊社は基本的に在来工法、通し柱周りは金物工法となっております。断面欠損はもちろん考慮するに越したことはないと思います。地震で壊れている建物は、仕口や継ぎ手が先にやられることが多いです。
- 6地域にG3の家を建てられるよう、現在計画中です。 その際、私の趣味の部屋としてシアタールームを作りたいのですが他の部屋に音漏れを気にせず過ごしたい場合、換気扇やエアコンは専用のものを使用した方が無難でしょうか?
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換気扇やエアコンは専用の物にしてください。せっかく壁や床、天井をしっかり作っても、空気が繋がっていては台無しです。そこをケチろうとする人が後を絶ちませんが、換気空調を他の部屋と混ぜたシアタールーム(防音室)を作っても、残念な結果になることが多いです。断熱さえすれば気密は取らなくても良いと言っているのと似たような感じです。
- UA値が0.35~0.4くらいの性能の家で吹き抜けとリビング階段を設置する場合、寒さが気になるでしょうか? 気をつけるべき点などがあれば伺いたいです。ちなみに床下エアコンや床暖房はなしの予定です。
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地域と、窓の配置に大きく左右されますので、何とも言えません。
6地域程度であれば特に気にすることなくつけても良いかと思います。