よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

設計について

床下自主点検のために基礎の高さは何センチ、または何センチ以上にすればよいのでしょうか。建主が点検しやすい高さは、何センチですか?

長期優良住宅のルール上は床下の空間は有効で300mmの高さが必要となっております。

しかし、住まい手の方が自主点検で潜るとなった場合、体格によっては300mmでは通れないという事も発生致します。
床下をしっかりと点検できるものにしようと思うと、有効で600mm程度(ダイニングテーブルの下の空間くらいの高さ)があった方が良いです。しかし、今の日本の家づくりでそこまでの空間を作る事は、非常に稀です。

将来的には床下空間の高さもどんどん高くなっていくのではと想像しております。
凰建設では柱直下率に基準を設けていますでしょうか?

柱単体というよりも、耐力壁としての直下率を50%以上にするという社内基準を設けております。ただし、これは最低限の基準ですので、より上を目指すに越したことはないと思います。

グランドピアノを置きたいので防音室を検討しています。凰建設で建築する場合、防音室を採用することで冷暖房計画等の設計に影響を及ぼす事項はありますでしょうか。
どの程度の防音室を作るかによりますが、家の外に対して30㏈程音を下げる程度の事でしたら、UA値0.3程度の断熱とC値0.3程度の気密で出来ると思います。その場合は特に個別の冷暖房計画は必要ありません。
家の室内同士でも音が聞こえない防音室を作ろうと思うと、非常に大変でして、冷暖房計画は当然その部屋だけの個別のものでなくてはいけません。
どの程度の防音室を検討されておられるのかというのが大きな要素になります。作り手と住まい手が「防音室」というイメージだけでやり取りをすると高い確率で失敗します。双方がお互いに数字を示し合う事が大事です。
土地購入、真南向きが理想でしたが、希望の土地では存在せず、若干巽向きの土地で決めようと思っています。窓は南南西と東南東に広めに取る予定ですが、この比率はどのように考えますか?
周囲の建物の影響や間取り、建物自身が作る日陰が大きく影響しますが、南南西の方角9:東南東の方角1くらいで考えます。真南に対して、22.5℃が南南西、真南に対して67.5℃が東南東ですので、一年を通した集熱効率は全く違うものになります。
いずれにしても日射遮蔽の工夫はしっかりしておきたいところです。
契約を考えている工務店では、自社で構造計算をすることが難しいみたいなのですが、許容応力度計算による耐震等級3をその工務店から外注により、計算してもらうことは可能なのでしょうか?また、その場合の注意点やデメリットはありますか?
許容応力度計算を自社でやらないという工務店でも特に問題はありません。構造計算を外注で受けている設計事務所も沢山ありますので、そういう所を利用してもらえれば良いかと思います。
その場合の注意点としては、構造計算を自社で「やらない」なのか「できない」なのかは大きな違いですので確認しておいた方が良いかもしれません。やろうと思えばできるけども忙しくて手が回らないから外注しているのか、知識がないからできないので外注しているのかは大きな違いです。(実は弊社も前者に当てはまりますが)なぜなら、外注先から出てきた構造計算書のチェックが出来ないからです。梁の組み方、基礎の構造、柱の軸力など、合わせると何百何千という計算式が出てきますが、その中でも急所になる部材はどこなのか、その計算で良いのかなどを検証できなくては、ただの丸投げで終わってしまいます。
温熱環境やコストを考慮すると、総二階建てで東西に長い長方形の形状が有利だと解釈していますが、間違いはないでしょうか? また、東西に長い長方形とは、長辺と短辺の比率はどのくらいが有利でしょうか?

おおよそのイメージで言えば、総二階で東西に長い建物というのは間違いではありませんが、そのバランスを聞かれると、答えは「地域による」になります。

日本海側はより正方形なバランスに近く、太平洋側はより平たい長方形になります。というのは、南の窓から期待できる日射取得量が全く違うからです。

日射取得が期待できない地域ほど、純粋に熱損失の少ない正方形の建物が有利になり、日射取得が期待できる地域ほど、南の面を増やしたほうが良いからになります。

しかし、現実には、土地によって東西の長さは決まってくることが殆どで、希望する大きさによって南北の長さと縦横のバランスが決まるという事になります。
土地選びの際に、そこまでこだわって探せば、ベストなバランスの建物は見つかるかもしれませんが、そこまで計算できる人がそもそも日本でも数えるほどしかおりませんし、そういう方に計算しながら土地探しをしてくださいと頼むのは、それだけでもそれなりのコンサル料がかかるので、買った土地に合わせて最適なパッシブデザインをするというのが、やっぱり現実的なのではと思います。
片流れ屋根は破風板に風で雨が吹き込みやすく、また棟換気も雨水が入ってくるから採用されていない工務店さんもあると聞きました。注意することや部材の選定等、貴社のお考えを伺いたいです。
屋根に使う部材や、それに伴う納まりについては、確定の答えだと言える納まりが何種類か存在します。
なので、然るべきやり方をしていれば片流れ屋根でも大丈夫です。
部材で言えば、日本住環境さんや、ハウゼコさんなどの外部の通気部材専門のメーカーの商品と説明書通りの納まりにすることが大事だと思います。
漆喰や塗り壁にしたい場合、適した工法はありますか?

基本的には家が動かないように作る事、家を固く作る事、木材が動かないように作る事、木材の動きが仕上げに影響しにくいようにする事が対策になります。

家が動かないというのはまず地盤の問題です。なるべく強い地盤を選ぶか、地盤改良を行う方が家は動きにくいです。
家を固く作る事は何と言っても耐震等級3になるかと思います。
木材が動かないようにするのは、温度の収縮を抑えるようにすることです。付加断熱を行うと良いです。
木材の動きが仕上げに影響しにくくするためには、柱へのプラスターボード直貼り工法よりは、下地胴縁を施工したうえで、プラスターボードを貼る方が動きにくいです。
当然お金は掛かりますが、直しても直しても時間が経てば割れてくる内装も軽減されますし、何より家全体の耐久性が格段に上がりますので、結局はその方が安く付くという事になります。
ZEH住宅の対応可能ですか?

対応しております。弊社のZEH率は85%程度です。

長期優良住宅認定と性能評価認定は取得していますか?

長期優良住宅と建設性能評価は標準で全棟採用しております。

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