Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- 太陽光を載せる検討をしています。 オール電化、4kWと仮定して、全て売電と昼間にエコキュートのどちらがオススメですか? また災害に備えて自家消費用のコンセントをつける場合、エアコン、冷蔵庫の両方に着けておけば安心ですか?
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売電、買電共に電力契約によります。そして最も大きな要素は、どれだけ普段電気を使うかという事になってきます。それによって答えが違います。非常用電源は冷蔵庫優先をお勧めします。家の性能が高くないとエアコンは200Vになりますので、使えない場合も多いですが、パワコンが2つあって回路が余るようであれば100Vのエアコンに非常用コンセントを取り付けても良いと思います。
- 高気密高断熱の家は反響しやすくなるというのは本当でしょうか? もしピアノなど楽器を弾くことを想定する場合、対策など必要でしょうか?
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外に出ていく音が無くなる分、反響して中に入ってきますので、反響しやすくなるのはその通りです。反響したくないという事であれば、内装をなるべくふわふわした素材の物に近づけると良いです。反響音が少なくなります。
- どのような形状の屋根であれ、屋根の全辺の軒は日射取得遮蔽だけでなく、外壁の汚れを防ぐ意味で有効ですか?
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外壁の汚れは軒の深さにより大きく変わってきます。
- 地震に強くするには、耐震等級3と筋交いと制震ダンパーですか? ダイライトなど面材は不要ですか?床、壁、天井が一体化してないと弱い気がします。
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外壁面の面材は必須です。耐震等級はどちらでも取れますが、断熱施工的に外周部に筋交いがあると大変です。できれば面材で6面囲うような家が丈夫です。
- とあるパンフレットに、2Fの渡り廊下(吹き抜けを横断するような形)の天井に遊具のうんていを取り付けている家が紹介されていました。 家に遊具を付ける場合の法的基準などはあるのでしょうか?
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基本的に遊具というのは建築基準法の領域です。レジャー施設も幼稚園のブランコも建築基準法に則って作成されております。ベランダなどの屋外に関する制限はそれなりにありますが、室内同士の落下などに関する規定は建築基準法ではそれほど厳しくなく、設計者の判断に任されているというのが実情です。
- キッチンとリビングについてです。 中華料理で炒め物を週4ぐらい作ってますが、掃除を怠ると煙や油汚れはどうしても発生します。 凰建設のような高断熱高気密の家の場合、キッチン周りの設計はどのようにお考えですか?
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その使い方でしたら、必須になるのはキッチンの換気扇は外壁面にくっついている事です。コンロ周りに勝手口や窓は無い方が無難です。オープンキッチンでも良いですが、せめて正面と側面に壁のあるキッチンにすると良いかと思います。換気扇はお掃除機能付きなどは採用せず、掃除のしやすさの1点に絞って探すと良いかと思います。タカラのホーローレンジフードなどは相性が良いかと思います。
- 基礎断熱であれば、床下の環境は大事だと思います。 そこで耐圧版式グリッドポスト基礎工法という工法を知ったのですが、空気の流れが良くなりそうで床下エアコンの効きも良くなりそうと思うのですが、耐久性や耐震性の面でご意見を伺いたいです。
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基礎は構造物です。
設備である床下エアコンと構造である基礎のどちらが大事かと言えば、言うまでもなく基礎です。床下エアコンの為に、基礎の構造を無理のある物に変えるというのは、建築を志す物としては優先順位を間違えた非常に筋が悪い事だと、私は思います。強い段ボール箱を作ろうと思ったら、底面だけハニカム式の分厚い物にして壁の数面が開いているものよりも、しっかりと4面に壁がある方が合理的で省コストです。普通の基礎の間をちゃんとエアコンの風が行き渡る様にするのが設備設計者の腕です。
- ある工務店は耐震等級3でない普段の仕様が基礎の鉄筋が耐震等級3仕様より太くがっしりしている。耐震等級3にしたら細く貧弱に見えると基礎屋に言われていると言いますが、こういう事は有りますか?
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本来であればいらない部分に余計な鉄筋を入れてお客さんの予算を無駄に使っている可能性があります。耐震等級3や許容応力度計算は、建物のバランスを見ながら強くすべきところを強くするための物です。昔からの経験と勘で費用対効果の悪いオーバースペックな建物を作ってきた会社がそういう事態に陥りやすいです。
- 新築で気密、断熱、温熱が良かったら家造りは何割成功だとお考えですか?
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私の主観では3割くらいかと思われます。
残りは構造で2割、間取りや設備、耐久性などを合わせると5割位だと思います。
- ビルトインガレージほどしっかりとしたものは必要ないのですが、玄関から雨に濡れずに車に乗り降りしたいのです。どのような方法が考えられますか?
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病院やホテルのエントランスを想像していただければと思いますが、基本的にぬれずに乗り降りしたければ、ああいった形しかありません。それをどのように作るかですね。カーポートやビルトインガレージをどのくらいまでしっかり、または簡易に作るかです。