Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- レンガとか自然石系の外壁の評価はどうでしょうか?
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私も実は前職時代、レンガを使った家の設計をしておりましたので懐かしく思いました。ものすごく少数派ではありますが、レンガの家は日本全国にちらほら建っております。レンガは、貼るレンガと積むレンガがありますが、どちらの事でしょうか?私は積むレンガの家を設計しておりました。サッシの交換のしにくさというのは、レンガの積み方次第です。レンガと構造材がきっちり分かれている積みレンガの家の場合はサッシの交換も簡単にできる様工夫されている事もあります(全部の家がそうなっている訳ではありません)貼るレンガの場合は、サッシのメンテナンス性は悪いです。レンガの家の熱容量は、全体のうち、レンガ3:基礎4:他1くらいになっていると思っていただいてよいかと思います。レンガの蓄熱性と躯体の断熱性が上手くマッチしますと、一日の熱負荷のピークがシフトし、エアコンの負荷がほぼ一定になり、効率が上がるなどの効果が出ることもあります(設計によります)レンガをやっている工務店さんは、専用の職人集団を抱えている事も多く、なかなか他では真似ができない事が多いと思います。私は積むレンガの家に対しては、良いと思っております。(勿論、その前に断熱気密の方が優先ではありますが!)
- テレビで液体ガラスというものが紹介されていました。 木材をコーティングすることで燃えなくしたり、シロアリ被害に合わなくなったりするみたいでした。 住宅業界での認知度や評価はどんな感じでしょうか?
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知る人ぞ知る、液体ガラスですね。実は私も、前職時代には使っておりましたし、現在も必要がある時は液体ガラスを使っております。とは言え、木材に使う用途よりは、コンクリートに対して使う事の方が多いです。2020年のジャパンホームショーという住宅業界最大の建材店にも出展されておられました。
- 新築の場合、工務店にBELSを取ってもらった方が良いでしょうか?
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BELSを取る取らないよりも、しっかりと省エネ計算をしてもらう方が大事です。その結果のアウトプット方法はBELSであっても他のものであっても問題はありません。
- 片流れや段違い屋根にする場合、雨漏りをしにくくするためには、どのようなことに注意して新築戸建を建てたら良いでしょうか?
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軒をちゃんと出す事です。
- 配線や配管の為に壁をふかした場合、ふかしていない壁よりも壁内の温度が上がりにくくて結露を起こしやすいのではないかな?と考えたのですが、どうでしょうか?
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作り方にもよりますが、それはよほど心配いりません。
- パッシブハウスジャパンの省エネ建築診断士の資格について質問です。 エキスパートやマイスターと言った記載があったのですが、どのような資格でしょうか? そのほか、工務店選びでおススメの資格はありますか?
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省エネ建築診断士の資格には種類があります。試験の時の成績優秀者にはエキスパートがもらえます。5年後の更新の時に頑張るとマイスターがもらえます。合わせて、断熱系の民間資格はいくつかあります。・省エネ建築診断士(パッシブハウスジャパン)・暮らし省エネマイスター(Forward to 1985)・エネルギーエージェント(エネパス協会)・BIS(北海道建築技術者協会)等を持っている方は勉強熱心だと思います。日本に10人ほどしかいない、ミライの住宅主催全館空調設計講座終了証を持った人も非常に知識の深い人になりますのでお勧めです。
- ZEH5つ星ビルダーで新築してもらう場合、耐震等級3を取れていたら低性能な家になりにくいですか?
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そんな事は有りません。
太陽光がどっさり載っているだけという家もありますので、基本的な断熱性能は気にした方が良いです。
- ガルバリウム鋼鈑は雨がかりしている方が汚れを落とせると聞いたことがあります。南面で日射遮蔽しない東西北面はガルバの場合、デザインのバランスがあると思いますが、軒をださない方が良いのでしょうか?
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どの地域に建てるかにもよります。沿岸地でなければあまり気にせず使って大丈夫です。
- メンテナンスコストを考えますと、屋根、外壁、樋の素材をガルバリウムに合わせるなどすることが生涯コストを押さえることにつながりますか?この場合、漆喰などは耐久性が異なるため混ぜるな危険でしょうか?
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素材を合わせるのはメンテナンスコストを抑えるためには有効です。ただ、壁は漆喰、屋根はガルバなど、影響の少ない混ぜ方もありますので、絶対にやってはいけないという事はありません。屋根材の耐久性の方が上に乗る太陽光パネルよりも短いなどの例が、混ぜるな危険です。外壁の耐久性よりも、外壁にくっつける設備品の方が長持ちするというのも残念な例になります。
- 屋根の通気を二重垂木工法でとる場合、1層目のルーフィングはタイベックルーフライナーで、屋根材側の2層目のルーフィングはアスファルトルーフィング940でも問題ないと聞いたのですが、本当でしょうか?
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弊社は1層目に透湿防水シート、2層目の上に断熱吸音版を貼ったうえで改質アスファルトルーフィングを使っておりますが、実はそれでも諸外国の仕様に比べるとまだまだ至らない構造です。
耐熱性の改善を謳ったのが改質アスファルトルーフィングではありますが、黒いガルバの熱を長年受け続けるとやはり劣化します。家の耐久性は、ボトルネックから順番につぶしていくことが大事です。どこか1つだけ、永久に持つような素材を使っても、別の所にボトルネックがあれば、ネックの素材の耐久性になってしまうか、メンテの頻度が上がっていきます。トータルバランスを見ることが大事です。