よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

設計について

海外製の第一種換気などは浴室にRAを設置できたりしますが、入浴中は寒さを感じないものなのでしょうか? RAの設置場所として、浴室か洗面脱衣室ではどちらが適切とお考えでしょうか?
そもそも入浴中に換気の風程度で寒さを感じる様であれば、断熱不足ですので第一種熱交換換気はやめて断熱にお金を掛けた方がいいです。
暖かくしたうえで設置するのは、浴室でも洗面脱衣でもどちらでも構いません。どちらかというと、私は浴室に設置するのが好きです。
フェノールフォームで充填断熱を行うと、 防湿層(防湿シート)がいらないんですか? ラクジュG-Lap.3の動画より フェノールフォームは水に強いが、湿気に弱いとあります。 それでも防湿層がいらないんでしょうか?
フェノールフォームを土間上や土間下に使う事はお勧めしておりませんが、壁に使う範囲の湿気でしたら問題ありません。
透湿抵抗が高いので、本州の殆どの地域であればフェノールフォームを重点に使えば防湿層はなくせるケースが多いです。(ちゃんと計算は必要です)
バス(1坪、ユニットバス)・トイレ0.5坪を、別々にするのと、一緒にするのでは費用的にはどちらが高くなりやすいですか? 掃除を考えると一緒のほうが良いと思っているのですが、大きなこだわりでもないので費用で考えたいです。
一緒の方がやりやすくなりますし、洗面脱衣+廊下だったスペースが全部洗面脱衣になり易かったりしますので、生活は色々と便利になります。
費用も一緒の方が安い事の方が多いと思います。
以前、白蟻対策、木材強度的には木材の乾燥が大事と書いてありましたが、含水率何%くらいであれば白蟻対策、木材強度的には安心でしょうか? また、含水率以外に指標となる数値があれば教えてください。
20%は切っておきたいです。
できれば15%以下が望ましいです。
木材が白蟻にやられる理由は、施工時に湿っているというよりも、施工後も継続的に湿り続ける事が原因です。きちんと木材が乾く施工になっているか、水分の供給源が無いか(結露や雨漏り)がものすごく大事になってきます。
だから、高気密高断熱が必要になってきます。
北、東、西の窓が小さければアウターシェイド、軒や庇要らないですか?
詳しくはちゃんと計算しなくてはなりませんが、50cm×50cm程度の窓が1つだけとかであれば、私は西面の窓でも遮蔽部材は付けません。
全ては程度問題によりますので、きちんと設計者さんに計算してもらってください。
現在、屋根と壁の断熱性能アップのためにグラスウール充填の他にボード系(フェノールフォームか硬質ウレタンフォーム)の断熱材を外側に付加しようかと悩んでいます。 透湿抵抗が大きく異なる断熱材を組み合わせ使用するのはよくないと聞いたのですが本当でしょうか? 透湿抵抗の高い断熱材を使用する場合の注意点はありますか?
良くないことはありません。
きちんと夏冬の気象条件や室内環境を基に計算をしないで、外皮構成を設計する事が問題であり、その過程で、透湿抵抗の高い材料低い材料を組み合わせる必要はどうしても出てきます。
きちんと原理原則を学んで計算する事が一番の注意点です。
防音について教えて下さい。 家の外に向かっての防音は外壁や断熱材(厚いグラスウール)である程度抑えられると思うのですが、室内側(家族など)への防音は難しいでしょうか?
家の中への防音は難しいです。
防音の基本は気密です。室内同士でもしっかりと隙間を塞ぐことがまず大事です。そのうえで、重い材料を壁に使います。
ちなみに防音についてはD値という等級で話ができます。それ抜きで話をしていても解決しないと思われます。
外壁施工にあたり、通気層確保の為、胴縁には隙間をあけると思いますが、ガルバリウムの角波だと、デコボコしているので、ガルバリウム自体も通気しやすい的な性質はあるのでしょうか?
ガルバリウムの裏も通気層になり得ます。
ガルバリウムの場合は横胴縁に隙間をあけないというやり方をされる工務店さんもあります。
本州であれば、出来ればもう少し通気を取った方が夏の対策には良いかなと思っております。
G2レベルの家(C値0.5)で南側窓(H2000W1690の2面)の日射取得率が58%と44%では省エネで考えとる違いはありますか?
地域にもよりますが、南面の窓には700W/m2程度の日射エネルギーが注ぎます。
3m2の窓ですと58%の物で700w/m2×3m2×58%=1218W、44%の物で700w/m2×3m2×44%=924Wとなり、約300Wの違いが出てきます。
冬期1か月の有効日照時間が50時間の地域だとして、15kWhのエネルギーが確保できる計算です。
生炊き電気で同じ熱を作ろうとすると420円/月、11月~3月までを日射取得期間とし、40年累計すると84,000円のトータルコストの違いになります。
これが大きいと思われるか大したことないと思われるかは質問者さん次第になります。
また、この計算は地域によっても大きく変わりますので、家を建てる設計士さんに改めて聞いてみてください。
基礎断熱の家が水害を受けた場合、床下浸水は発生しないかと予想しますが、床上浸水は発生しますか? 床上浸水の発生率と気密性には関連がありますか?
基礎断熱の場合、床下浸水は気密性如何で防げますが、床上まで水が来た場合は、サッシの気密性、玄関ドアの気密性、排水管の逆流対策の有無によっては床上浸水が発生します。
床をめくり、床下の排水、乾燥、石灰による消毒のうえ、床を復旧致します。また、断熱材が繊維系の場合は水に濡れてダメになりますので壁をめくったりする必要性もあります。
水害については、しっかり対策をしてあれば床断熱でも基礎断熱でも同様に耐えることが出来ますし、浸水してしまった場合の、床や壁をめくる云々に関しても、同様のリスクになります。
どちらにしても、しっかりやるかどうかが最も大事です。

CONTACT