よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

設計について

家の防音性能はどのくらいまで高められるんでしょうか? 80dB以上の車やバイクの騒音も気にならないくらいまで高められるんでしょうか?
目一杯頑張って50dBまで下げるくらいです。
専用の防音室などであれば、60dB程まで下げられる商品もあるようですが弊社での使用実績はまだありません。
10年に一度の寒波について騒がれていますが、このような氷点下になりそうなタイミングで基礎工事の予定がある場合、コンクリート打設はそのまま実施されるのでしょうか? 岐阜の気候でしっかりとした基礎を作るため、どのような工夫をされていますか?

打った翌朝の気温が0℃を下回ると、少し心配になります。基本的には打ったコンクリートがきちんと保温されている状態であれば、大丈夫です。コンクリート自体は固まる際に水和熱を発生させますので、それが逃げて行かないように、木製型枠を使ったり毛布をかけたりして、保温します。養生中のコンクリートの温度が5℃を下回らないようにというのが目安です。AE材の使用や温度補正も気温に応じて行います。

マンションを購入をしたのですが、少しでも性能を上げる為に内窓をつける予定です。 他に何か出来る対策はありますでしょうか?3種換気をダクトレス一種換気にする方法とかあるのでしょうか?

リノベが出来るのであれば、断熱も併せてやられた方が良いと思います。3種を1種に出来るかどうかは、給排気口の穴の大きさや数によりますので、換気業者さんの確認が必要です。

窓の部分強化で『内窓の設置』がありますが、それ以外の選択肢はありますでしょうか? 外壁を剥がさずに出来るペアガラス→トリプルガラスという窓交換工事は気密・水漏れという観点では大丈夫でしょうか?(YKKのマドリモという商品を見ました)
内窓の設置、窓の交換、どちらも良いかと思いますが、いずれにしても、「後は窓だけ何とかすれば大丈夫」という状態の家でやるべき工事です。そもそもの断熱性能が足りていない家で、窓だけ何とかしても、結露は止まれど全体的な寒さは劇的には改善しません。
窓を交換するのであれば、内装か外装を剥がして断熱補強も一緒にやるべきだとは思います。
マドリモの場合でもそれは同様かと思います。
秋田の豪雪地帯で東西に長い平屋を計画中です。 ウッドデッキを1820の幅で南面に設けて、一間ほどの庇を設けて豊かな空間にしたいと考えておりました。合わせてパッシブ設計の視点から南面に大開口を設けて冬の暖房負荷を減らしたいです。 しかし、一間もの庇をかけると日射取得を期待できない可能性も出てきまして、森さんなりの最適解を伺いたいです。
南の庇を伸ばす事と日射取得を得る事は矛盾しやすい物になります。
解決策としては、窓よりも十分に高い位置で庇をかける。
北下がりの片流れにして1間の軒を作る。
半外空間にする部分と日射取得をする為の窓の部分はしっかり分ける。
などが考えられるかと思います。
東西の長さが十分にあることから、日射取得部分と、半外空間の部分を分けて計画するのが最もデザイン上も使い勝手上も良い物が出来るような気が致します。
スケッチアップやホームズ君など、日射取得のシミュレーションができるソフトで、冬季の10時~14時に沢山日射が入るように工夫されると良いかと思います。
ガルバリウム、トリプルガラスの窓を利用している場合、携帯電話の電波が悪くなると思うのですが、どのような対処方法がありますでしょうか?森さんはどのように対処されてますでしょうか?
外壁を金属の物質で覆うほどに携帯電話の電波が通りにくくなる問題はよく聞きますね。
最も簡単な解決策は、屋内のWi-Fiをしっかり整備する事だと思います。近年既に電話を掛けるというシーンは少なくなり、携帯電話と言えどもWi-Fiにしっかり繋がってさえいれば不便を感じるシーンは殆ど無いかと思います。どうしても携帯電話の電波を強力にしたいという事であれば、仰るように小型の基地局を家庭内に設置するというのが王道の解決方法になるかと思います。
メルマガを拝読しているうちに、LCCM住宅への興味が湧いてきました。建材、納まり、仕様、設備、敷地選び、住まい手の維持管理など、LCCM住宅の建設にはどんなポイントがあるのか、教えていただけないでしょうか?
LCCM住宅は、建設から運用、解体までのトータル期間でCO2排出量がマイナスになるという住宅になります。省エネルギー性は勿論の事、生産時に発生するCO2も減らしていくことが望ましいとされます。
鉄骨やコンクリートよりは木材。木材でも集成材よりは無垢材、人工乾燥材よりは天然乾燥材を使った方が、生産工程でのCO2排出は少ないので、LCCM住宅になり易くなります。
断熱材も、出来るだけ自然由来の物を使った方が生産時のCO2排出量は少ないので、そういう物を使うと良いです。また、建設時と解体時の排出が相当なウエイトを占めますので、なるべく長い期間、建物が存続し、太陽光発電などでエネルギーを創り続けるほうが有利になります。
ポイントをまとめると、
なるべく自然に近い素材で家を建てる。
なるべく省エネな家を建てる。
なるべく家を長持ちさせる。
なるべく創エネ設備を沢山つける。
となるかと思います。
設備についても同じ考え方で、
長く使えるもの、メンテの容易な物を選ぶと良いかと思います。
維持管理は直接的にLCCMには関係ありませんが、
住宅の寿命を縮めるようなスパンで放っておくような事は避けていただきたいと思います。
動画で配線問題について知りました。 木造ドミノ工法というものが設備交換に対応し易そうですが、普通の工法で配線胴縁を適用するのと、どちらが総合的に良いのでしょうか?
木造ドミノも構造をシンプルに出来る良い作り方だと思います。
配線胴縁をする事と、ドミノは特に矛盾する事でもありませんので、ドミノと配線胴縁を両方採用することも勿論可能です。逆に言えばドミノと配線胴縁というのは対象としているメンテの部位が違うので(ドミノはマクロ、胴縁はミクロ)どちらかがどちらかを兼ねるという事もありません。
今回、新築において太陽光の自家消費を採用するのですが、将来の蓄電池設置に備えて新築時に仕込んでおいた方が良い工事(先行配管など)はあるのでしょうか?
高断熱の家の場合、後で外壁に穴を開けるのはリスクも大きいし大変なので、予備の穴を開けておくのが良いです。
分電盤から天井裏を通って、外壁の外につながるような位置だと、後で工事をした際に露出配線などが少なくて済むかと思います。
打ち合わせでガルバリウム鋼板の屋根だと雨音やカラスの足音等聞こえるので、気になる場合があると工務店から説明を受けました。 そこで、断熱材をどの程度入れれば大丈夫か確認したところ明確な回答が得られませんでした。 一般的には、どの程度断熱材を入れればこれらの音を解消させられるものでしょうか?ほかに防音の方法はありますか?
屋根断熱がGWで300mmあれば気にならないと思ってください。
弊社の場合は、ガルバの直下が野地板ではなく、インシュレーションボードになるように施工しておりますが、そうすると更に雨音は小さくなります。

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