Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
気密・断熱について
- GW16Kを壁に120mm、屋根210mmでG2グレードの性能ですが、もう少し性能をあげたく付加断熱を検討しております。 ネオマフォームを60ミリ付加するとしたら120-140万かかると言われたのと屋根に付加断熱してもUA値が変わらないため壁だけに付加断熱をしたいのですが、効果はどうでしょうか?
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欲を言えば屋根はもう少し厚みが欲しいです。
現在、GWは105mm×2層=210mmになっているかと思いますので、例えば120×2層=240mmにしてみるなど、細かく厚みを増やしてみるのはいかがでしょうか。大工さんの手間はそこまで変わらないと思いますのでぜひ相談してみてください。
- 当方5地域で建築中です。 現在、セルロースファイバー施工中ですが屋根断熱の厚みが当初200mmの契約だったのですが150mmしか厚みが取れず吹き込めなかったと言われてしまいました。 そこで、セルロースファイバーの内側にネオマフォームを付加するか、天井にネオマフォームを付加する提案をされてますが、このような施工は問題ないのでしょうか? この方法以外にリカバリー方法はありますか?
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ネオマフォームを屋根断熱の下に付加するやり方で問題ないと思います。
断熱材は組み合わせて使っても大丈夫です。屋根断熱と天井断熱は、端部の気密がしっかりとれていれば併用しても良いかと思いますが、出来ればどちらかにまとめたほうが、効率は良いと思います。
- アルゴンガスやクリプトンガスが入っているペアガラスやトリプルガラスのガスは抜けないのでしょうか? 10年毎などガスが抜けるたびにサッシ交換する必要があるなど、気を付ける点はありますか?
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中空層の真空やガスはいつかは抜けると思ってよいかと思います。いつかというと、早ければ10年で抜けることもあるかと思います。(使用条件にもよります)そのため、ガスやガラスを交換するのではなく、ガスが無くても性能が最低ラインを下回らないように考える方が良いと思います。(あまりガスをあてにしない方が無難だと考えます。)
- 基本的には床下断熱で玄関土間のみ基礎断熱にする場合、基礎パッキンは塞いだ方がいいのでしょうか?
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塞がないと漏気が出ます。必ず気密測定をして漏気が無いことを確認してください。
- 玄関土間の基礎断熱をおすすめされていましたが、リビングまで通り土間を計画しているので基礎断熱が気になります。 シロアリ被害が心配ですが、長期間効果のある断熱材はありますか? やはり基礎断熱がないと寒いし結露があるのでしょうか?南側の掃き出し窓下でも結露はありますか?
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断熱は弱点をつぶしていく作業です。弊社でも大きな通り土間を施工したりしますが、完全に断熱ゼロという箇所は絶対に作りません。どんなに薄くても良いので、断熱は連続させないとダメです。全体の性能が上がれば上がるほど、弱点部分に結露などが集中します。南側の窓と言えど夜明け前は同じように冷えます。基礎の内側に施工する断熱材は基本的にずっと性能は変わりません。基礎の外側に施工する断熱材はどの程度食害を受けるかによりますが、断熱性能がゼロになることはありません。
- 森さんはUa値0.3までは断熱性能に予算を当てることを薦めていますが、どの地域でも0.3という数字は変わらないのでしょうか? 変わらないのであれば、地域性が無い理由を知りたいです。
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弊社は岐阜の地域工務店になりますので、基本的には岐阜の美濃地方を想定してお話しております。当然、地域によって変わりますので、北に行くほどより厳しい性能数値が求められます。
- 基礎断熱を採用しましたが、断熱材が薄かったのか思ったより足元が冷えます。 その対策として、床下断熱を追加するという改修はしても大丈夫でしょうか? そもそも効果はありますでしょうか?
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北海道であれば、外気ー基礎内ー床と3つの空間に分けて順次温度差を無くしていくというやり方もありますが、本州以南であれば、どちらかだけにしておいた方が良いです。ご自身で頑張って基礎下にもぐって断熱を強化してあげるか、床下に熱源を置いて、暖かさを確保してあげてください。
- 熱源(床下エアコン等)が無ければ基礎断熱よりも床断熱の方が床の表面温度は上がるのでしょうか?仕様はG2グレードぐらい、第一種全熱換気、地域は6地域です。
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基礎下が更に緩衝空間になりますので基礎断熱の方が床の表面温度は上がりやすいです。
(同じ断熱を施した場合)そのほかの仕様はあまり関係ないです。
- 200万円の元手がある場合、太陽光パネルに使うか、太陽光はPPAで賄い断熱性能に200万円を使うか、どちらが生涯コスト的にいいと思いますか?
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断然断熱です。迷う余地はありません。とにかく断熱にお金を掛けてあげてください。
- 断熱材の厚みで質問です。 屋根と外壁の断熱材厚み(熱抵抗)は2:1や3:2といった感じに屋根の方が厚めにした方が良いと聞きますが、これらに対して基礎断熱や床断熱はどれくらいの性能を持たせるのがいいのでしょうか?
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床付近に熱源があるかどうかで大きく変わります。床暖房を入れる床断熱であれば、壁よりも更に分厚くしないと折角の熱が床下にどんどん流れていきます。床付近の熱源が無いのであれば、壁と同じ、もしくは壁よりもちょい薄めでも良いかと思います。基礎断熱の場合は、立ち上がりは壁と同等、土間は壁の1/3程度で良いですが、これも床下熱源がある場合は更に分厚くしておかないと熱がどんどん逃げますので要注意です。