Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
気密・断熱について
- 間仕切り壁にグラスウールを入れる目的は何になりますか? 建築場所は6地域の住宅密集地でかつ、仕様としてはUa値0.40、c値0.4(実測)、床下エアコン、第3種換気になります。
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防音が主な目的になることが多いかと思います。その他にもその部屋だけに温度差を作りたい場合(特別に暖めたい/冷やしたい)は保温目的で入れる事もあります。防音が目的の場合は、床下エアコンで基礎下がつながっている場合、音が空気を伝っていきますので相性はあまり良くないです。
- 6地域かつ基礎内断熱で建築予定です。 基礎内をスラブ上も含めて、全面断熱する予定です。この場合、1年目から2年目くらいまで出るスラブコンクリートの湿気でコンクリートと断熱材の間にカビは生えないのでしょうか?
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リスクはゼロではありません。しかし、気密が完全であれば、カビは生えにくく、例えカビが発生した場合でもその胞子が基礎の中に放出されるリスクも少なくなります。
- 現在、地元工務店と二人三脚で高断熱高気密住宅に挑戦しています。 ボード系の付加断熱を用いる場合、ボード間の気密テープは必須でしょうか?工務店は必要ないと考えているようですが、どうなんでしょうか?
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ボード面で必ず気密を取らないといけないわけではいけませんが、弊社はボード間のテープは全箇所施工しております。気密防湿ラインを複層設けておくと、将来的な気密の低下は軽減できるからという理由です。
- 気密について教えて下さい。 高気密高断熱の家であればあるほど、時間経過するほど気密値が下がるということは事実でしょうか? もし本当であれば、それほど断熱に費やさずほどほどの断熱性能に抑えた方がいいのでしょうか?
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気密の数値は確かに経年で悪化しますが、高気密高断熱の家であるほど、悪化する率が高いということはありません。むしろ逆で、付加断熱などで躯体が守られているほど、気密の値が悪化する率は低くなります。断熱はどれだけやってもいいと思います。
- 基礎内断熱の清掃性について床下エアコンを検討しており、その際に断熱材を全面に敷いた方がいいという話を伺っています。 スカート断熱の場合、基礎内にキャスター付きの寝板等で入って掃除できるかと思いますが、全面に断熱材を敷いた場合の清掃はどのように行いますか?
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床下エアコンの場合はやはり床下空間と地面の温度差が大きくなり、地面への熱移動が増えてしまいますので、全面敷き込みが良いかと思います。全面に敷いてさらに掃除ができるようにということであれば、土間コン下に断熱を敷いて、キャスター付きの板はコンクリートの上を走るようにした方が無難です。
- C値について質問です。 中間気密測定で、0.46だったのですが玄関扉を目張りして測ったところ、0.39になりました。玄関扉が弱点になっていると考えて良いでしょうか?
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おっしゃる通り、玄関ドアは漏気箇所になりやすいところではありますがC値0.5なら十分高性能ですので、そんなに気にしなくても大丈夫です。
- 冬場の時期、外壁が結露している家をみかけます。 これは断熱が足りていないのか、劣化しているということになるのでしょうか?
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気象条件による外壁結露もありますが、少なくないケースで家の防湿が足りておらず、室内の湿気が壁を通過して外壁まで到達して結露を起こすものがあります。その場合、家はどんどん劣化していくと思ってください。
- 屋根断熱の場合、気密ラインは断熱材の内側のみですか? 壁の場合、耐力面材にテープ処理して外側にも気密取っているのをよく見かけるので屋根もそのまま面材をテープ処理するのかなと思っていました。
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弊社の場合、屋根壁に関わらず気密ラインは2重以上に取るようにしております。構造部分で1層、断熱部分で1層です。
- C値についてお伺いできればと思います。 以前UA値については0.3くらいからは体感では変わらないとメルマガでお話されていましたが、C値についてはいかがでしょうか? もちろん低ければ低いほうが良いのでしょうが、どこまでこだわればいいのでしょうか?
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C値はもう少し緩くて、数字の違いを局所的な体感としては殆ど感じられないと思います。まずは最低1.0を切る事、出来れば0.5を切る事。後は施工の余裕が許す限り頑張る。で良いかと思います。C値は0になるまで換気の有効性にしっかりと数字が反映されますので、パッシブ換気を採用している弊社ではこだわります。
- 現在、家づくり検討中です。 その中で付加断熱をしたいと考えてるのですが、付加断熱材でおすすめなどありますでしょうか? 付加断熱も充填断熱同様、施工性や施工工務店で使い慣れているものやコスパで考えればいいのでしょうか?
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断熱材の選定ポイントは、地域の特性に合っているか、やりたい生活に合っているか、土地の状況に適っているかで決めておりますが、その工務店さんの得意なものがあれば、それでお願いしても良いかと思います。火事が心配な地域なら火を通しにくい断熱材が良いでしょうし、水害が想定される地域なら発泡系の方が復旧は早いです。ケースバイケースで、弊社も使い分けております