Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
気密・断熱について
- 壁体内結露は、断熱材の外側に透湿防水シート、室内側に防湿気密シートが適正に施工して有れば心配無いですか?
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基本はそれなのですが、2020年以降は一部の地域でそれだけでは足りない事例がちらほら出てきてしまいました。地球温暖化により、温度、絶対湿度が上昇していくと、防露設計のあり方が少しずつ変わっていきます。今の段階では明言できませんが、より地域の気象条件に即した外皮設計が求められていくようになっていきます。
- UA値0.3、C値0.3、床断熱で玄関土間の立ち上がりに断熱材を入れていない仕様の工務店と相談中なのですが、立ち上がりにも断熱材を入れてもらうべきでしょうか? 6地域の場合は、コスパが合わなかったりするのでしょうか?
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どれだけ薄くても良いので入れてもらうべきです。その性能でコンクリートの熱橋がありますと、質問者さんの住み方次第では土間立上りで結露が発生し続ける可能性があります。気が付いたら立上り面にカビが生えているという事態を招く恐れがあります。日本の住宅性能の計算基準ではそういう部分の熱橋はほぼ無視して計算されますが、UA値が0.3程度になってきますと、各種熱橋部分からの熱流入が無視できなくなってきます。熱橋まで含めて正確ににUA値計算をすると、0.03~0.1程悪くなってしまうという事もありますので、そのレベルであれば、きちんと熱橋処理をしてもらった方が諸々良いかと思います。
- C値0.5、Ua値0.56、断熱材はセルロースファイバー、基礎断熱に屋根断熱です。 OMソーラーをつけるか、OMソーラー分のお金を断熱にかけて、G2レベルまで持っていくか迷っています。 G2レベルになったとしても第三種換気ですが、問題ありませんか?
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私であれば断熱に予算を全振りです。3種でも問題ありません。設備は後でお金がかかりますが、断熱は後でお金がかかりません。
- エアコンの穴スリーブは設計や完成前に開けるべき、入居後では雨漏れが多いと欠陥住宅検査員が言ってましたが 凰建設ではどの段階でエアコンをつけてますか? 建築途中に穴を開けると気密測定値は悪くならないですか?
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将来的にエアコンが取り付く可能性がある場所には新築時に全て穴を開けて配線を通しております。気密はしっかり処理をすれば悪くなりません。せいぜいαA値が0.5cm2程度落ちるくらいで、問題ありません。それよりも後で折角丁寧に仕上げた防湿ライン気密ライン断熱ライン防水ラインを全部台無しにする方がよほどリスクが高いです。
- 床下断熱で建てられた家を、リフォームによって基礎断熱にすることは可能ですか?
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可能です。施工実績もございます。
- 基礎断熱をする場合、スラブ下も断熱材を入れることはオススメですか?やはり費用対効果でしょうか?
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断熱蓄熱効果だけを考えるのであれば、スラブ下の断熱材は入れたほうがいい物になりますが、こちらもやはり住まい方に応じて使い分けております。
- 断熱性能を高めるため、基礎内断熱材としてEPSではなく、フェノールフォームを施工することは、建材上、可能なのでしょうか? また、デメリット等ございますでしょうか?
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湿気の問題等々ありますので、通常はあまりフェノールフォームを基礎内に使う事は有りません。基礎内の断熱の場合、あまり厚みの制限はありませんので、EPSやXPSを分厚くした方が良いような気がします。
- 防湿気密シートについて質問です。 少しでも隙間があると湿気が通ってしまい、その周辺で結露リスクが発生するかと思うのですが、人間の手でシートと気密テープを使って完璧に隙間なく施工できるものなのでしょうか?
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完璧は無理です。少なくとも60年間は大丈夫なレベルの施工を目指すくらいが上限値だと思います。
- 気密層をボード気密とされる場合、内側の防湿シートと連続して気密コンセントボックスを施工することは必須となりますか?
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必須となりません。
ボード面が防湿層を兼ねる、断熱材が防湿層を兼ねるという施工も出来ます。しかし、そのやり方が出来るのは、十分に分厚い付加断熱がある場合のみとなります。
- 高気密高断熱の家に住むとアレルギーが改善されたり健康寿命が延びるなどのデータがあると思いますが、例えば日本より住宅性能基準が高い海外では日本以上に健康改善や健康寿命が延びているんでしょうか?
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最も有名なのはイギリスが実施した大規模国民調査になるかと思います。また、一昔前に良く言われたスウェーデンではお医者さんに掛かると「どんな家に住んでいますか」と聞かれるというのは、20年くらい前までは当たり前にあったようです。その後、暖かい生活が当たり前になってからの世代は聞かれたことが無い人の方が多いようです。また、インターネット上で各国の室温を比較してプロットされた世界地図データなどは検索できます。