Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
冷暖房について
- 暖炉やストーブに憧れてますが、都心部のため薪ストーブやペレットストーブ等の外部に煙突の出るモノは諦め、電気暖炉やバイオエタノール暖炉を考えています。おすすめの製品はありますか?
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デザインはどのような感じでも良いですが、概算でリビングの最大暖房負荷は800W程度です。400W〜800Wの発熱量のある器具であれば、イミテーションではなく暖房器具としても有効です。性能の高い家ならではですね。ただ、その消費電力であればエアコンをつけていても同じですので、悩ましいところです。
- 温熱の勉強しています。工務店はエアコン二台で家を涼しく、暖かくしていますが、全部屋にエアコンをつけてでは涼しく暖かい家は難しいのでしょうか?
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勿論全部屋に付けても良いですが、全体の容量が大きすぎる計画になりがちで、エアコンの効率が下がって省エネにはならない事も多いです。また、夏場はその使い方ですと除湿が出来ずに悩むことが多くなります。冬はエアコン1台、夏は負荷の状態に合わせて2台使いというのが、今の所バランスが良いかなと考えております。
- 某社のエアコンに新・エネチャージ システムという新機能が搭載されています。これは他メーカーの再熱除湿と比べて効率はいいものになるんでしょうか?
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新・エネチャージのエアコンで10%の省エネです。(効果は15年)断熱向上で30%の省エネです。(効果は一生)エアコン単体の省エネはいくら頑張っても大したことはありません。断熱にお金を掛けて、一番安いエアコンを買った方が同じ暖かさの生活をしたとしても生涯コストでは遥かに安くなります。
- エアコンを新居に持っていくか、家主さんの承諾のもと賃貸の旧居に置いていくか、何を判断要素にしたらよいでしょうか。また、ほとんど稼働させなかった場合の耐用年数は、デイリーユースした場合と異なりますか?
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概ね5年以内が一つの判断基準になるかと思います。
稼働状況も影響してきますが、それよりも年数の方が大きいかと思います。
- 床下エアコンでも壁掛けエアコンでも1階のエアコンだけで2階の個室を暖めるのはどのような理屈なのでしょうか?
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吹き抜けを通して上に暖気を送るという事を考えております。
- 二階の締め切った個室にエアコンの冷気を届けるためにエアパスファンの設置を検討していますが、機種選定や設置方法、使い方で注意点はございますでしょうか?換気はダクトレス第1種全熱交換型を予定しております。
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設計者さんが空気線図を理解しているかどうかです。空気線図の読めない設計者さんが「勘」で送る空気の温度や量を決めた物が成功している例は少ないです。殆どが風量不足。成功しているもののうち、風量が適正な物は僅かで、残りは過大設計になっています。換気に何を使おうが、家の熱負荷というのはトータルで考えねばなりません。外皮は、内部発熱は、日射取得は、、と計算したうえで、必要量を締め切った個室に送ります。注意点と言えるかどうかですが、そもそもちゃんと計算している?根拠ある?という所ですね。温度は物理です。魔法ではありません。計算した通り以上の物は実現しません。
- ある高気密高断熱のモデルハウスを見学した際に、(空気の流れを考慮し?)各部屋のドアは開けた状態での生活を推奨されました。高気密高断熱の家に住むとなるとそのような生活スタイルにしなければいけないのでしょうか?
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空調をエアコンなどの空気で冷気や暖気を運ぶものにした場合は、空気の流れをシャットアウトしてしまうと冷気暖気もシャットアウトされてしまいます。各部屋を閉めたい場合はダクト式のエアコンにするか、個別にエアコンをつけたほうが無難です。
- 高気密高断熱を謳う住宅を拝見すると1台のエアコンで家全体を空調する仕組みをしばしば見かけます。ただ夏場にエアコンが故障した場合、悲惨なことになる気がしますので、やはりエアコンは2台必要かと思うのですがいかがでしょうか?
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仰る通りですね。全てに通じる事ですが、リスクは分散できるのであれば分散しておくに越したことは有りません。ただ、リスクを分散する為のコストがかかる事もまた事実でして、エアコンの設置台数も、どこまでリスク分散とコストアップのバランスを取るかという事になるかと思います。1台で済むところを2台にすると、2台目のエアコンは主にバックアップ用となり、稼働率は1%も無い様な状況になってしまいます。もしもの時の為にどのくらいの準備をするかは、よく建築会社さんと話し合ってもらえたらと思います。
- 小屋裏エアコンで冷房、床下エアコンで暖房の合計2台で全館空調を行えるのは何となく分かるのですが、小屋裏エアコンだけで全館冷暖房することが出来る会社もあると噂で耳にしました。 小屋裏エアコンで冷房は分かりますが暖房も出来るのでしょうか?
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床下エアコンの冷気を小屋裏に送り込むやり方があるのと同様に、小屋裏エアコンで作った暖気を床下や1階に送り込んで暖房をするやり方も存在します。
きちんと空気のエネルギー差の設計が出来ていればそれは大丈夫なのですが、きちんと出来ていない事例の方が多いです。
- 床下エアコンで冷房すると結露リスクがあると聞いたのですが、床置きタイプのエアコンを使用して、床下に風向を出さない方法以外に対策はあるでしょうか?
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要は床下の空気が露点温度以下に下がらなければ大丈夫です。家の中の最も暑い空気を床下に押し込み、床下エアコンから出た空気を家の中の最も暑い部分に送り込む仕組みがあれば大丈夫です。床下エアコンから出る冷気をダクトを使って小屋裏に押し込むやり方をしている人もいます。それも一つの正解になります。原理原則が分かっていれば、色々と応用は利くと思います。