Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
冷暖房について
- 凰建設で夏用の壁掛けエアコンを採用する場合、エアコンの清掃について、どのように施主さんに伝えられているでしょうか?
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出来れば業者さんに頼んだ方が良いとお伝えしております。また、下方のフラップは取ってしまっても良いと伝えてます。動かしっぱなしでフラップを取ってしまえばエアコンのカビが軽減できます。
- エアコンの取り付けに関して伺いたいです。 素人ながらに気密をとる上でエアコンの取り付けは非常に大切だと思うのですが、御社でも気を付けられていますでしょうか? 気を付けている場合、どのようなところを気を付けていますか? 合わせてエアコンが破損した場合、工務店に依頼するべきでしょうか?
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エアコンの取り付けに関しては、冷媒の保温がきっちりなされているかどうかを検査項目として入れております。保温が足りなければやり直しです。わずかではありますが、エアコンの効率に影響してきます。スリーブ穴の気密やドレンホースの処理も気にします。弊社の場合、最初だけはこちらでつけさせて頂き、交換からは家電量販店でもいいですよとお伝えしております。冷媒管を再利用するのであれば、気密部分などは大丈夫かと思います。
- エアコン設置工事のオプションで、発泡ウレタン充填処理をした方がいいとネット記事で見たのですが、どうなのでしょうか?
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発泡ウレタン充填処理はした方がいいです。
- 某YouTubeで「冬に床下エアコンの暖房、夏に小屋裏エアコンの冷房、床下と小屋裏をアローファンで循環させる」という方法を詳しく紹介されていました。 夏に小屋裏エアコンで除湿された空気が床下に入ると床下の乾燥が保たれシロアリ対策にもなると考えましたが、そういった効果も期待できますか?
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大枠でその考え方は間違っておりませんが、気をつけていただきたいのは、エアコンから出たばかりの空気はほぼ湿度100%だという事です。温度が上がらないまま床下に入ってしまいますと、床下が、冷たくて湿度の高い空間になってしまうこともあります。アローファンで送る空気の割合と室内を冷やしながら降りてくる空気の割合の計算を間違えると逆効果になってしまうこともあります。採用されるときはプロの説明をよく聞いて、正しく使っていただければと思います。
- あくまで仮定の話ですが、UA値0.32、C値0.5、6地域です。 30坪の2階建てで床下エアコンと階間エアコンを使用しており、リビング階段とリビングに吹き抜けがある前提です。 リビング階段と吹き抜けを使い空気を循環している場合でもシーリングファンは必要でしょうか?
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シーリングファンは無くても大丈夫です。シーリングファンはインテリアの要素が強くなり、しいて言えば夏に使うくらいかと存じます。
- ダイキンなどで販売されている天井埋込み型のエアコンで2階の各部屋へ空調を行ったら小屋裏エアコンと同じような効果は期待できますでしょうか? 小屋裏エアコンを設置するよりも天井埋込み型のエアコンのほうが初期コストは安く済みますか?
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同じ効果が期待できます。むしろ小屋裏エアコンよりもしっかり効きます。その代わり初期コストは倍以上はするかと思います。小屋裏エアコンは、安価に埋め込み型のエアコンの効果を出せるように工夫されたものです。埋め込みエアコンの方が本家本元です。
- 換気システムにダクト式第三種換気を採用する場合、小屋裏エアコンや床下エアコンなどで全館空調にするのは難しいでしょうか? 熱交換型の第一種換気でないと、全館空調のようなことをするのは無駄が多いでしょうか?
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全館空調をしたければ、ダクトを這わすかダクトが無くても冷気暖気がいきわたる設計にするかです。後者であればダクト式第三種換気であっても小屋裏エアコンや床下エアコンで全館空調は可能です。しかし、そのやり方の方が設計としては高等技術ですので、できる人はそうそういません。
- 床下エアコンの場合、夏のエアコン使用はNGなのにダクト式床下エアコンだと夏のエアコン使用OKになるのは何故でしょうか?
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夏に床下に吹き出した冷気をダクトとファンで小屋裏まで運ぶからです。
床下が冷気だまりになって終わりにはなりません。
- 一階30坪・二階20坪程度の吹き抜けありの住宅で床下エアコンを検討しています。 ワイドなので端から端まで暖気が廻るか心配です。 あと、二世帯なので室温調整が難しいのかなと感じます。人それぞれ体感温度が違うため床下放熱器を検討してますがどうでしょうか?
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広い家であれば床下エアコンよりも床下放熱器の方が熱を配りたい場所に配れるので温度差もなく快適ですし静かです。
室内環境の質は床下エアコンよりも高いです。
弊社で床下に放熱器を入れる場合は、必ず普通の基礎よりも高くしていざという時の維持管理ができるようにしております。2世帯住宅の場合、全館同一温度が本当に良いのかどうかは要検討です。体感温度の個人差は世代間で変わらない場合もあれば、非常に大きい場合もあります。
床下熱源も含めた、オールシーズン・家族全員にとって良い空調システムを検討されると良いかと思います。設計者さんに相談をお願いします。
- 床下エアコンを夏に使うと、結露やカビのリスクがあるのは何故ですか? 基礎断熱と床にガラリが設置してある家なら、床下も室内と似た環境になると思います。
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暖気はガラリを通して上に上がりますが、冷気は基礎の下にどんどん溜まり続けるからです。エアコンから出てくる空気は基本的に湿度100%に近いものです。(露点以下に冷やされ、結露させながら出てくるため)
それが床下に溜まり続けてしまい床上から流入した空気をまた結露させるためカビが生えます。室内も足元だけが20℃以下、頭の上は30℃みたいな空気になってしまいます。下に溜まった冷気を上に持ち上げるのは非常に大変です。