Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
内装・外装について
- 水回りの床材でイージーメンテナンスでランニングコストを抑えたい場合、クッションフロア、長尺シート、プラスチックタイルはどちらが好ましいでしょうか?
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悩ましい質問です。水回りというと、キッチン、洗面脱衣、トイレなどだと思いますが、最も厄介なのは、床材と上に載っている設備の耐久年数の違いをどうとらえるかにより変わります。
設備は大体15年くらいで交換になるかと思いますが、床材がそこまで持たないものの場合、まだ使える設備を一旦外して床材のメンテをすることになります。外して付けるだけでは勿体ないので、設備も新しいものに変えてしまいましょうとなりがちですが、まだ使える物を交換するのももったいない話です。丁寧に使えばクッションフロアでも設備のメンテナンス時まで持たせることは可能ですので、うまくいけばクッションフロアが一番安く収まります。長尺シートやPタイルの場合、設備よりも耐用年数は長くなりがちですので、設備の交換の際、そのままにするか、せっかくだからとまだ使える状態の物を剥がすことになります。
トイレの床材に関して言えば、男性が立ってするか座ってするかによって大きく変わってきます。立ってする場合はどうしても臭いが染みつきますので、こまめに張替える事が出来るクッションフロアの方が将来的に快適に使えるかと思います。
- オガファーザーといった紙クロスは、ビニールクロス、珪藻土と比べて、コストや性質でどのような違いがありますか?
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コストはビニールクロスと珪藻土の中間ですね。(珪藻土寄りですが)
性質については、自然素材を謳ってありますので、環境には優しいと思いますが、詳しいことは数字の公表がありませんので分かりかねます。一つポイントを挙げるなら、オガファーザー自体が下地素材であり、その上に色を付けて完成するという事です。これは貼って完成のビニールクロスや塗って完成の珪藻土と決定的に違う所です。よく海外のドラマなどで、自分で壁を塗り替えるるシーンがありますが、それをやるための壁紙です。DIYをやりたいなどの希望があれば合うかなと思います。
- ダイニング、リビング、キッチンの照明のプランニングをする際、ポイントとされていることはありますか?
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LDKの照明計画は家の中でも1番力が入るところですね。
安く抑えようと思えば、ホームセンターでも買える天井付の円盤型シーリングライトを取り付けるのがお手軽ですが、それでは味気ないですよね。
照明は「明るさ」「色」「強弱」に気をつけます。明るさは全体の光量のことですね。一つの照明で明るさを調整できるものも有れば、多灯配置をして明るさを調整する方法もあります。
色は、黄色っぽい明かりと青っぽい明かりがありますが、黄色っぽい明かりの方が落ち着いた雰囲気になりますのでお勧めです。最後に強弱ですが、あまり明るさの強弱が強すぎると人は眩しさを感じてしまいますし、完全に均一な明るさでものっぺりした空間になってしまいます。均一な明るさの中に淡く強弱をつけるようにすると良いです。均一な明るさはやはり光源の見えない間接照明などが有利になります。そこに、眩しさを感じない程度にアクセントになる照明を入れるなどが失敗の少ないやり方になります。
ちなみに、明るさの決め方には計算式が定められているのですが、日本のルールは世界的にみてもかなり明るめに数値が設定されております。省エネのためにも、もう少し暗くしても良いかもしれません。
- 瓦屋根の家を建てたいのですが、台風被害のニュースを見てると不安になります。ガルバやコロニアルの方が台風に強いのでしょうか?風害に強いオススメの屋根材がありましたらご教示ください。
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決して瓦屋根が台風に弱いというわけではありません。簡単にしか留め付けていない瓦が台風に弱いだけです。
沖縄の伝統的な瓦屋根の様に、瓦の周りを漆喰で固定することで台風には随分強くなりますし、全部の瓦を釘止めビス止めにすることでも耐風圧性は随分と高まります。ガルバやコロニアルでも本体や釘の腐食が進めば台風に負けて飛んでいきます。ちなみにコロニアルは素材そのものが劣化して行きますので、留め付け方が良くても、コロニアルが折れて飛んでいくという事件が昨年の台風で報じられております。最近は瓦かガルバリウムしか屋根材では使っておりません。
- 外構の駐車スペースについて質問です。コンクリートの割れを防ぐために区切りを設けたりすると思われますが、レンガ、人工芝、芝生、砂利等でその後のメンテナンスに違いはてできますでしょうか?
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レンガや芝生、砂利であれば特にメンテナンスの違いは出てこないかと思いますが、人工芝だけは寿命が短いです。
- 和室を作るときの畳のメーカーにこだわりはございますか?種類によって入れ替え時期に大きな違いはあるのでしょうか?正方形の琉球畳をリビングや和室に使用しようと考えております。
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より健康に良い物を提供するという意味では、国産イグサと竹炭を用いたものをお勧めしております。
半畳でへり無しの畳or本物の琉球畳のどちらを希望されるかにもよりますが、、そもそも畳のへりという物は、畳の一番弱いイグサの角を守るためのものです。また、制作時の粗が出やすい部分を隠すためのものです。それを無くすのですから、初期費用は高く、入れ替え時期が早まることは致し方ありません。
- キッチンにコルクの床材を使うのは、費用対効果の点でどうでしょうか?
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コルクは木材の中では水に強く、感触も柔らかい為、水回りの素材として重宝されてきました。
しかし、水に強くて柔らかいという性質だけでしたら、コルク柄のクッションフロアの方が上ですし費用対効果も高いです。
コルクを使う意味は、本物の持つ木目を求めるとか、長期的な耐久性をクッションフロアよりは求めるとか、そういう意味合いになるかと思います。基本的にコルクの床は作り方としてはベニヤやOSBなどと同じで、木材を接着剤で固めたものになりますので、無垢の床よりは紫外線などでの劣化は早いです。
- リビングやダイニングの無垢材をつなげてキッチンなどに使う場合、水や油など汚れる可能性がありますが、どのような点に注意して生活すれば(メンテナンスや保護していけばいいでしょうか?
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前提として、長期的な視点で汚れや傷に対してどのように向き合うかが大きく変わってきます。
まず、汚れや傷が付くのがとにかく嫌だという方でしたら、無垢材の上に、何かしらの養生やコーティングをしてしまう。定期的に養生やコーティングを更新するというのが答えになります。この場合の養生とは、市販のキッチン用マットでもいいですし、無垢材を覆ってしまうくらいのクッションフロア(接着はしない)などの措置でも構いません。性格によっては、無垢材が隠れては使っている意味が無いと思う人も居ますし、交換の難しい床材が、ちょっと養生をめくればいつまでも綺麗だという安心感が勝る人も居ます。何がベストかは、その人によって変わります。次に、全く気にしないという使い方も有ります。そもそもではありますが、無垢材の床は日本においては古来より縁側などの日に焼けて真っ黒になる部分に使われ、西洋においては無垢の木は土足で上がるものです。年月を経て傷が付き年輪が浮き出て黒くなった状態が通常です。白木じゃないとおかしい、傷が付いていてはおかしい、汚れていてはおかしいというのは、つい最近の日本だけの特異な価値観です。油汚れや水の汚れが付いて拭いた跡が気になるのはまだ床が若い証拠です。気の遠くなるような話かもしれませんが、30年後、40年後にキッチン周りの無垢の床を見て、「いい味が出てきたじゃないか」と思えるくらいの余裕で、汚れを気にせず使うというのも一つの答えです。
- トイレは立って行いますが、クッションフロアだと少し安っぽく見えてしまいます。耐久性他でクッションフロアもオススメなのでしょうか?
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立ってされる場合は「イージーメンテナンス」を目指すか「ノーメンテナンス」を目指すかになります。
イージーメンテナンスは、交換が簡単にできるようにしておくことで、クッションフロアなど、交換が容易で安いものにしておくイメージです。
ノーメンテナンスを目指す場合は、目地の少なく耐久性の高いものを床材にすることです。TOTOのハイドロセラフロアやタカラのホーローフロアなどが該当するかと思います。
タイルは見た目も良いですが、目地部分は無垢材のフローリングと同じように染み込みますので目地のないフロアタイルでも気をつけたいですね。
お金をかけるか、掃除の手間をかけるか、生活の在り方を変えるか、仕方ないと諦めるか、どれか一つを選ぶのではなく、どの程度の割合で大事にしたいかを考えて自分の価値観を把握されると良いと思います。
- 木製玄関ドアでおススメはありますか?メンテナンスが大変だと思いますが、やはり雨で濡れにくい設計が大事になってきますか?
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気にしていただきたいのは雨と陽当たりです。木材は雨と紫外線で変化していきますので極力雨と紫外線を当てない方が良いです。性能がしっかり出ればどこのメーカーのものでもOKです。ちなみにメンテナンスですが、理想を言えば、最初は細かくメンテナンスを行い、塗膜の厚さや浸透するオイルの量をぐっと増やしておくと、比較的長持ちいたします。車の塗装も傷んでからコーティングをするよりも傷む前にコーティングをかけてしまった方が長持ちするのと同じです。