Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
内装・外装について
- モノの耐久性とコストバランスについてよく分からなくなってきました。佐藤の窓の様な交換が可能な窓にして外壁も長持ちする物を選べば良いのか、まだまだAPW430(例)を付けて劣化した際に壁ごとめくるのが良いのかどうなんでしょうか?
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そもそも半外付けの窓というのは、住宅の耐用年数と窓の耐用年数が同じで良いじゃないかという前提の下で生まれた商品ですので、交換の事はあまり考えられておりません。住宅の耐久性が上がり続ける中でつば付きの半外付けサッシを使い続けるのは、日本の住宅業界が抱える大きな矛盾点であり、この問題に対して、誰もが納得できる結論という物はありません。 私も毎現場悩みながら納まりを考えております。 今のところは、半外付け納まりであってもサッシを交換できるようにしておくというのが、暫定的な答えではないかと思いますが、そうなると、外壁を痛める必要があり、外壁を必要以上に耐久性の高い物にしてしまう、あるいは高価なものにしてしまうのは経済的ではありません。 どんな窓を使うにせよ交換を意識して家を作るというぼやけた回答になってしまいますが、この問題は今、家づくりをしている人全員が30年後に直面する時限爆弾のようなものです。どうしたらいいでしょうかね。
- 外壁素材の耐久年数が半永久でも30~50年で外壁をめくることになると仰っていましたが、どういった要因でめくる可能性が出るのでしょうか?
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使うサッシは50年以上耐久性があるものになりますでしょうか。外壁より耐久性の低い物が外壁の下地に使われていたりしませんでしょうか。例えば透湿防水シートは何年持つものを使いますでしょうか。電気配線や空調設備、水道配管設備などは、外壁をめくらなくてもメンテナンスが出来る状態でしょうか。高断熱住宅になるほど、外壁よりも内側の断熱気密防湿にお金がかかります。メンテの為に断熱をめくるか、外壁をめくるかという選択肢が発生した時に、外壁の方がまだ経済的に負担が無いよね、という事にはなりませんでしょうか。ほかにもいろいろな要因があります。家づくりは部材単体で考えると良くないです。 様々な要因をすべて満たしたうえで、外壁を50年触らなくても良いという壁構成にするのであれば、それでよいかと思います。
- 高気密高断熱の家で、カーペットはどうですか?アレルギー体質というのもあり、無垢フローリングとカーペットで悩んでいます。気密性が高ければきちんと換気されるので床材でハウスダストを吸着させるというようなことは考える必要はなさそうでしょうか?
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カーペットの肌触りは私も好きです。
飲み物をこぼしたり、細かなハウスダストは当然増えてきますが、素材をきちんと選べばいい感じの空間にできます。
カーペットは柔らかいので裸足で歩いても疲れにくいし、クッションなどを介さずに直に座ってもいいので何かと便利です。長い目で見ると、消耗品だと言えますので、数十年後のきれいさを考えても悪くないと思います。
年中乾燥した状態を保ってあげれば、カビやダニの心配も少なくなりますので、高気密高断熱との相性もいいと思います。
後は好みでしょうか。どちらでも大丈夫です。
- 外壁施工にあたり、通気層を設けると思いますが、ガルバリウムの角波だとデコボコしているので通気しやすいような性質はあるのでしょうか?
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ガルバリウムの裏も通気層になり得ます。
ガルバリウムの裏も通気層になり得ます。ガルバリウムの場合は横胴縁に隙間をあけないというやり方をされる工務店さんもあります。
本州であれば、出来ればもう少し通気を取った方が夏の対策には良いかなと思っております。
- メンテナンスコストを考えますと、屋根、外壁、樋の素材をガルバリウムにすることが生涯コストを抑えることに繋がりますか?この場合、漆喰などは耐久性が異なるため混ぜるな危険でしょうか?
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そうですね。素材を合わせるのはメンテナンスコストを抑えるためには有効です。
そうですね。素材を合わせるのはメンテナンスコストを抑えるためには有効です。ただ、壁は漆喰、屋根はガルバなど、影響の少ない混ぜ方もありますので、絶対にやってはいけないという事はありません。
屋根材の耐久性の方が上に乗る太陽光パネルよりも短いなどの例が、混ぜるな危険です。
外壁の耐久性よりも、外壁にくっつける設備品の方が長持ちするというのも残念な例になります。
- 樹脂窓に対しての交換しやすい外壁というのはどのようなものになりますか?
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ガルバリウム鋼板につきましては、どちらかというと交換しにくい外壁
ガルバリウム鋼板につきましては、どちらかというと交換しにくい外壁になります。施工してある状態でも上手に切ったり貼ったりができる素材の方が、将来的な窓の交換に対してはメンテナンスが良いです。具体的には木材などの、鉄よりは柔らかい材料などです。
とはいえ、この点に関しての最適解というのは私自身でもまだまだ模索中ですので、何とも言えません。
樹脂窓+ガルバにするのであれば、せめて樹脂への紫外線量が少なくなるように、付加断熱にして外壁面よりも樹脂窓の方がへこんでいるような外壁の作り方をお勧めしております。
- 高気密高断熱の家は反響しやすくなるというのは本当でしょうか。もしピアノなど楽器を弾くことを想定する場合、対策など必要でしょうか。
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外に出ていく音が無くなる分は、反響して中に入ってきますので、反響しやすくなるのはその通りです。反響したくないという事であれば、内装をなるべくふわふわした素材の物に近づけると良いです。反響音が少なくなります。
- 土壁は調湿効果があると聞きますが、梅雨時期、多湿期も期待できますか?優先順位は高いですか?
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優先順位は低いです。
優先順位は低いです。非常に限定的な条件で、期待できます。優先順位は低いです。日本の家づくりは予算の全てを構造、断熱に掛けたとしても、まだまだ足りないくらい低レベルです。
- 天井の仕上げを羽目板で考えています。良く使用される建材(メーカー)などありますか?
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メーカーはありません。
メーカーはありません。地元岐阜県で、地元のおじさんが個人でやっている製材所から材料を貰ってきます。
- 珪藻土や漆喰の壁は調湿効果があり、湿度が保たれるイメージがあるのですが、それは冬場に加湿器を使わなくても大丈夫な程度なのでしょうか?(湿度が50~60%あれば加湿しなくてもいいと思っています)
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水が無ければ湿度は絶対に上がりません。
漆喰や珪藻土はあくまでも調湿作用です。調湿というのは、ばらつく数字を安定させるという事です。湿度50%~30%の間でコロコロ変わる室内空気を40%で安定させるなどの効果の事を指します。
元々が40%~30%の間でうろうろするような環境であれば35%で安定させるというのが調湿効果という物になります。加湿と調湿の違いが分かっていない人が多いですが、まず絶対的に必要なのが加湿です。そのうえで、湿度の変動を安定させたいのであれば、漆喰や珪藻土を使うという事になります。薄い珪藻土や漆喰では、一般の人が思うような効果が出ないことが殆どです。