Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
内装・外装について
- 我が家の外壁はパワーボードで塗料はグランロックです。 サイディング同様、塗り替えは必要ですが外壁自体は長持ちすると言われています。 森さんはパワーボードについてどのようにお考えでしょうか?
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パワーボードはサイディングに比べると非常に耐久性のある外装材になります。多少塗り替えをサボったとしても頑丈に家を守ってくれますので、私はありだと思っております。ただ、ガルバと同じように、テクスチャの種類は限られますので、デザインの種類はそれほど多くないですね。パワーボードで、裏に通気層がしっかり取ってある建物は、夏の暑さのピークをシフトしてくれますので、高断熱住宅との相性も悪くないと思います。
- 冬の日射取得に有利なカーテンを教えていただきたいです。 明るい色より暗い色の方がいいでしょうか?そう仮定したとき、黒色だと部屋が暗くなってしまうので、ダブルのカーテンで屋外側を黒、屋内側を白にするとかはいかがでしょうか?
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カーテンをつけた時点で、レースであっても日射取得は半減してしまいますので、出来るだけカーテンを開けて日射を取り入れられるような計画にした方が良いかと思います。これは敷地の条件や住まい手の見られているかもしれないという意識にもよります。カーテンを開けて、人に見られずに過ごすためには外構にそれなりのお金、もしくは時間がかかります。①外構にお金を掛ける②外構に時間を掛ける(木が育つのを待つ)③見られても気にしない④日射取得を諦めて何らかのカーテンをつけるこれが大まかな選択肢になるかと思います。
- 洗面脱衣室の床材はどのようなものがオススメでしょうか? 無垢材を使うことは劣化のリスクが高いでしょうか。
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私の自宅は厚さ40mm程の杉の無垢床、無塗装材を使っております。夏はさらさら、冬はひやっとせずに快適です。水が溜まったまま放置という状況が続くと良くないですが、あまり気にせず使っております。当然水染みなどはありますが、劣化しているという感じにはなりません。そういう事も含めて表情が変わっていく家を慈しむことができるのであれば、針葉樹の無垢床は大変お勧めになります。それが嫌であれば、水の浸みにくい素材が無難かと思います。
- 1階の南側の掃き出し窓にシェード・タープ用の金具を外壁に付けました。 この場合、それを貼るためのポールか何かを庭もしくはフェンスに付けたいのですが、そのような製品はあるのでしょうか?
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フェンスだと、タープが風にあおられた時に持っていかれる可能性があるので気をつけていただきたいのと、フェンスの高さが低すぎてタープが使いづらいという問題が出てきます。最もコスパの良い商品は、昔の庭に置いてある洗濯物干し(コンクリートの重りにポールがついているアレ)をコンクリートの部分だけ埋めてしまう事ですが、ポール部分のデザインを塗ったり加工したりという手間も発生します。時間はかかりますが、丁度良さそうな所に庭木を植え、幹がしっかりしてきたらそこにタープを掛けるというのが良い感じでしょうか。勿論お金を出せば外構部材で各種垂直に立つポール部材は有りますので、それでも良いと思います。
- 現在、寒冷地(2地域)で注文住宅を建築しております。 外壁は耐久性とメンテナンス性を考慮し、そとん壁を予定しております。 しかし、そとん壁は外気温が5度度以下になると施工が出来ず工事が長引くそうです。 外気温に関係なく施工できるそとん壁やそとん壁に代わる同じような素材をご存じでしたら伺いたいです。
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塗り壁はやはり温度に左右されますので、2地域で塗り壁を採用されておられるのであれば、それは致し方ないかなと思います。季節の良い時に外壁塗り壁工事を予定するというのが、最も良い対策になります。天気には勝てませんので、気長に季節が良くなるのを待たれても良いかなと思います。
- 一部工務店で壁にクロス胴縁をしているのを見かけますが、屋根にクロスしないのでしょうか? 海外の事例で屋根にクロス垂木を見かけたので気になって質問してみました。
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屋根にもクロスで通気層を設ける方もおられます。ただ、どちらかというと屋根の場合は通気層の厚みを十分に取ることで、クロス胴縁と同じ効果を出そうとするケースの方が主流なのではないかと思います。壁の通気胴縁は15mmの厚み、クロス胴縁にすると倍の30mmになります。屋根の場合は最初から30mmの厚みの通気層を取り、沢山の空気が流れるようにしている、というような感じです。適切に湿気を排出できれば、どの形式でも良いかと思います。
- 軒天材に防水のラワン合板はやめたほうがいいでしょうか? 予算と雰囲気的に使いたいなあと思ったのですがカビや合板部分の剥がれ等を懸念しています。その他、安くて薄めの色で良い建材があれば教えて頂けると助かります。
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こちらは私もやってみたいと思いつつ、大丈夫かなという心配も拭えずにおります。40年くらい前の軒天用ラワン合板は軒並み層剥がれが発生しみすぼらしい感じになっておりますが、今の物であれば良いのか私も知りたいです。軒は防火の弱点にもなりますので、隣地からの火がきそうな場所であれば、防火地域ではなくとも防火性能の高い物をお勧めしたいところです。弊社は基本的にはケイカル版などの防火性能がそこそこある素材を使っております。
- 床材選びについて質問です。 見学会にお邪魔しても素足で素材に触れる機会がありません。素材の質感を感じることができる場所などはあるのでしょうか?
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引渡し前の家に素足で入るのはさすがにダメですよね。建築会社さんにサンプルを取ってもらったり、素足で入ってもいいモデルハウスなどに足を運ぶしかないかなと思います。
- 床を無垢のヒバフローリングにしました。 仕上げに蜜蝋や自然塗料を塗った方がよいですか?無塗装の方がよいですか?
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ヒバの無塗装の匂いが私は好きですが、水のしみこみなどが気になるようであれば、蜜蝋などを塗ってあげてください。私は無塗装でもいいと思います。
- 破風板の仕上げについて質問です。 外壁はガルバの横張りで切妻屋根がいいなと思ってます。その際、破風板と軒天を無垢の杉にしようと思っているのですが、耐久性的にコーティングはしたほうがいいでしょうか? 無塗装の無垢のままでも問題ないなら無塗装にしたいです。また、杉材を使用する場合の注意点や他のおススメがあれば伺いたいです。
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私が住んでいる家がまさに、破風板が無垢の無塗装になります。築12年になりますが今のところは痛んでいる様子はありません。しかし、今後は少し心配かなという気もしております。築10年以降、ご自身で気にして点検することができるか。いざメンテナンスという際に、施工性の良い場所にあるか(手が届くか)という事も大きく関わってきますので、設計者さんとよく相談なさってください。色々検討して、大丈夫そうであれば、ぜひ無塗装で行きましょう。杉材は一般的にはあまり水に強くない為、出来ればもう少し水に強い木材で破風を作られることをお勧めします。(飫肥杉など、比較的水に強い杉もあります)