Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- コンパクトで高性能な家を作る考えに共感しています。 森さんが設計された中で、夫婦+子供1〜2人の総二階の家で一番コンパクトなお宅は延べ床何坪くらいの家ですか?
- 23坪です。ここ数年では25坪の家を施工しましたが、25坪くらいあれば比較的出来る事は多いなと感じております。横浜時代まで遡れば、21坪で4人家族という家もありました。3間×3.5間×総二階で21坪です。
- コーナー窓(L字窓)は耐震的に問題があるとお聞きしますが、許容応力度計算による耐震等級3していてもコーナー窓(L字窓)は避けた方が良いのでしょうか? 入隅がないことで空間が広く感じられるとお聞きしたのですがどうでしょうか?
- コーナー窓の定義があやふやな気がします。
コーナー部分に柱が無く全てガラスになっている物を指すのか、柱はあるけど壁ではなくガラスになっているものを指すのか。それを混同して使っているのかなと思ったりも致します。隅角部の柱は非常に重要な物になります。地震時のめり込み、引き抜きの力が最もかかりやすいので、柱が無い状態というのは避けたいところです。では柱があったうえで窓があるなしをどうするかというと、それは全体のバランスを見なければ何とも言えません。角だけ壁になっていて、真ん中が全部ガラスという建物と真ん中が全部耐力壁で角だけガラスという建物では、後者の方が角の柱にかかる引き抜きが小さい為、ホールダウン金物を小さく、または無くしたりも出来ます。部分的な写真だけを見て、コーナー窓がダメだというのは短絡的です。
- 基礎断熱でスラブ下に断熱材を敷き詰めた場合、その断熱材自体の耐久性が気になります。 快適性、省エネなどメリットはもちろん分かりますが、何十年もの間、家の荷重がかかったり、断熱材の劣化等により家が傾いたりしませんでしょうか?
- 実は巨大なビルの足元にも断熱材が埋まっていたりしますので、そんなに特殊な工法ではありません。ただし、断熱材は強度を担保するものではありませんので、地面に力を伝えるのは地盤改良の杭などの仕事です。
断熱材に強度を持たせるとか、内外装仕上げ材に断熱性を求めるとか、得意でない仕事を無理やり負わせようとする人がたまにいますが、ものすごく勿体ない考え方だと思ってます。
- LCCを抑えれる住宅を建てたいです。 その中でイニシャルコストを抑えるには家を小さくすればいいのでしょうか? それ以外にも方法はあるのでしょうか?
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小さくする・設備に頼らない・パッシブデザインに気を付ける・細かく仕切らないという方法になります。
- 住宅性能表示制度の取得は第三者となるプロに現場検査を確認してもらえるので施主にも工務店さんにも非常にメリットがあると思うのですが、森さんの考えを教えて頂きたいです。
- 確かに建設性能評価の取得までされておられる会社は少ないかと思います。(弊社は全棟建設性能評価まで取得致します)実際の検査としてはしっかりやってさえいればそこまで気にするほどの事もないレベルになりますが、品質管理という観点においては検査工程は多ければ多いほど品質が安定していくことは間違いないかと思います。そのため、建設性能評価くらいは受けておいても良いのではと思います。工務店を信頼してくださいと言われるシチュエーションは建設性能評価ではなく、また別の第三者機関の話なのではと想像致します。お施主さんから見たら同じような物なので、混同される方もいらっしゃいます。
- 窓の取り付け方で断熱性能が変わるという記事を見ました。日本製の窓でも海外と同じ断熱ラインでの取り付けは可能ですか?
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仰る通り断熱性能は窓の取り付け位置によって変わります。
断熱の厚みが十分であれば、海外と同じ納まりは可能です。
- ネオマフォームで充填断熱、付加断熱をする際、耐震パネルを透湿性のあるものにした方が良いですか? 発泡系は水や湿気を通さないイメージがあるので、あえて透湿性が高い耐震パネルを使わなくてもいいのかなと思いますが、透湿性の低い構造用合板でも問題ないですか?また、おススメはありますか?
- 仰る通りネオマフォームで外張りも充填もやるのであれば、構造用合板は何でもいいです。その時々で手に入る最もコスパの良い物で大丈夫です。
- 基礎内断熱の断熱仕様を強化しようと思うのですが、過去の熱貫流率計算式(H11/H14年、もしくはH28年の計算式)では断熱材の厚みが支配的なのに対し、新しい計算プログラムでは底盤全部に断熱材をしきつめた方がよさそうですが経験的にどちらがいいでしょうか?
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ケースバイケースですが、床下熱源を使うのであれば底版全部敷き詰めはマストです。
そうでないのであれば、外周部立上りをとにかく強化した方がいいです。
- 太陽光パネルを載せたいのですが電柱があり、パネルのところが影になってしまいます。 どのように対策すればいいでしょうか?
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電柱が敷地内であれば、動かしてもらう事も出来るかもしれませんが、影が出来る事も敷地の特性だと思ってパネル配置などをした方が自然かと思います。