Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
設計について
- 基礎コンクリートを長寿命化するにはXPSで両側から挟むと中性化の進行を1/6に抑えられるという話でしたが、基礎内断熱でXPSを全面に敷く場合だとどれぐらい中性化の進行を抑える効果が期待できるでしょうか?
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室内の方が中性化が早く進行しますので、基礎内断熱で全面XPSは一定の効果があると思います。外側にも施工すれば尚よしですね。
- 新築時、基礎を化粧モルタルや塗装で表面処理を行った方がいいですか?それとも打ちっぱなしがいいですか?
- シロアリの点検的には打ちっぱなしが良いですが、中性化対策のためには何か塗った方が良いかと思います。理想的には防蟻対策をした断熱材サンドイッチ基礎だと考えております。
- これからマイホーム建築予定です。 2階建の1階LDKに2箇所吹き抜け(南側6畳程度と北側4.5畳程度(階段含む))がある場合、暖冷房する際は空気は吹き抜け1つの時よりも循環するものでしょうか? また、シーリングファンは必要ですか?
- 吹き抜けは大きさが十分であれば1か所でも大丈夫です。小さい吹き抜けであれば、2か所の方が上手く回りやすいです。質問の大きさであれば、1つでも2つでもどちらでもうまく回ります。シーリングファンは無くてもうまく空気が回ります。あと、大事なのは性能ですので、性能を気にした方がいいです。
- 一般的なマンションのUA値はどのくらいなのでしょうか? また建てられた時期でもUA値は変わりますでしょうか? また、マンションのUA値により寒さの感じ方も変わってきますか?
- 50年前の公団の場合、UA値で1.5程度、30年前のマンションでUA値0.87程度、最近のマンションだとUA値0.5前後が目安となります。寒さの感じ方については、UA値ならびに建築年代だけで決まるものではなく、隣の部屋が空いているかどうかにもよって変わりますので一概に言えません。ただ、一戸建てよりは全体的に暖かいのは間違いないと思います。
- 森さんの施工例で、電気配線のメンテナンスができるように配線を室内仕上げよりも室内側にしたことはありますか? 我が家もそうしたいのですが、露出配線のごちゃっとした感じをなんとかしたいと思っています。
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部分的に(半分化粧の意味も含め)露出配線をしたことはありますが、そこまでしなくても数十年に一回の内装下地をめくるリフォームの時に電線の点検交換ができればよいと考えております。
配線ダクトを使うなどの工夫もありだとは思います。
- 配線の耐久性について質問です。 配線の安全性を重視するとおおよそ何年後くらいに交換が必要になりますか?また、配線のメンテナンス性を考えた場合、どのような設計をすればいいでしょうか?
- 電線の直線部分でトラブルが起きる可能性はそこまで高くなく、どちらかというと結束部分です。断熱材や配線をすべて交換する作業は、新築と同等の作業になり費用も建て替えよりちょっと安い程度の大規模なメンテナンスになってしまいますのでお勧めしておりません。そのため、断熱材も電線もそのまま埋め殺して、室内にもう一層、配線層を作るというのが落としどころだと考えております。いつもお勧めしているのは、30年後くらいに訪れるであろう、内装の大規模改修において、内装をはがすついでに電線の劣化も確認して必要であれば交換できるような仕組みで家を建てることです。
- エアコンの配線は、放熱できる環境にする、断熱材で覆わない、といったことを書いておりましたが、具体的にどのように配線されているのでしょうか?
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私どもで配信しているYouTubeチャンネルで配線方法などを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
凰建設株式会社youtubeチャンネル:
004_混ぜるな危険!耐久性。建築会社も無意識にやってしまっている、日本の家が長持ちしない理由とは。
- 現在、家の内壁の検討しています。 高断熱高気密住宅における塩ビクロスの使用は換気がしっかり行えていれば喘息やアトピー等のアレルギー体質の人が長時間過ごしても問題ないでしょうか? また漆喰には化学物質を吸収する効果がありますが、実際の効果はどうなのでしょうか?
- 家の環境の基本は温湿度管理、換気管理が基本です。内装材はその次です。断熱や気密、計画換気ができていないまま漆喰などの材料を使っても効果は限定的です。まずは断熱気密です。漆喰の分解効果が光によって回復することはありますので、空気の正常効果が半永久的に続くというのはあり得る話ではありますが、それを加味して考えたとしても、まずは断熱気密の方がはるかに重要になってきます。
- ドイツなどの住宅性能は日本より上とよく聞きますが、耐震性はどうなのでしょうか?日本でいう耐震等級3もクリアしている認識でいいのでしょうか?
- 耐震基準に関しては日本の方が厳しいです。耐震等級3をクリアしているかどうかは分かりませんが、地震に対する強さは日本の方が全体的には強いのではと思います。
- 梁や構造の木の部分が見える家に憧れています。 現在相談していいる工務店は基本が屋根断熱で、壁や天井の仕上げは機能性壁紙だそうです。 梁や構造が見える設計にした場合の断熱性能等のデメリットがあれば伺いたいです。また、天井の合板仕上げはなどは嫌がられますか?
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構造躯体の外側に断熱を施せば問題ありませんので、特にデメリットはありません。
工務店さんがそういう仕事に慣れているかどうかがポイントだと思います。天井の合板仕上げは特に嫌がられたりすることはないと思います。