よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

設計について

配線の耐久性について質問です。 配線の安全性を重視するとおおよそ何年後くらいに交換が必要になりますか?また、配線のメンテナンス性を考えた場合、どのような設計をすればいいでしょうか?
電線の直線部分でトラブルが起きる可能性はそこまで高くなく、どちらかというと結束部分です。
断熱材や配線をすべて交換する作業は、新築と同等の作業になり費用も建て替えよりちょっと安い程度の大規模なメンテナンスになってしまいますのでお勧めしておりません。
そのため、断熱材も電線もそのまま埋め殺して、室内にもう一層、配線層を作るというのが落としどころだと考えております。
いつもお勧めしているのは、30年後くらいに訪れるであろう、内装の大規模改修において、内装をはがすついでに電線の劣化も確認して必要であれば交換できるような仕組みで家を建てることです。
エアコンの配線は、放熱できる環境にする、断熱材で覆わない、といったことを書いておりましたが、具体的にどのように配線されているのでしょうか?

私どもで配信しているYouTubeチャンネルで配線方法などを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

凰建設株式会社youtubeチャンネル:
004_混ぜるな危険!耐久性。建築会社も無意識にやってしまっている、日本の家が長持ちしない理由とは。

現在、家の内壁の検討しています。 高断熱高気密住宅における塩ビクロスの使用は換気がしっかり行えていれば喘息やアトピー等のアレルギー体質の人が長時間過ごしても問題ないでしょうか? また漆喰には化学物質を吸収する効果がありますが、実際の効果はどうなのでしょうか?
家の環境の基本は温湿度管理、換気管理が基本です。
内装材はその次です。断熱や気密、計画換気ができていないまま漆喰などの材料を使っても効果は限定的です。
まずは断熱気密です。漆喰の分解効果が光によって回復することはありますので、空気の正常効果が半永久的に続くというのはあり得る話ではありますが、それを加味して考えたとしても、まずは断熱気密の方がはるかに重要になってきます。
ドイツなどの住宅性能は日本より上とよく聞きますが、耐震性はどうなのでしょうか?日本でいう耐震等級3もクリアしている認識でいいのでしょうか?
耐震基準に関しては日本の方が厳しいです。
耐震等級3をクリアしているかどうかは分かりませんが、地震に対する強さは日本の方が全体的には強いのではと思います。
梁や構造の木の部分が見える家に憧れています。 現在相談していいる工務店は基本が屋根断熱で、壁や天井の仕上げは機能性壁紙だそうです。 梁や構造が見える設計にした場合の断熱性能等のデメリットがあれば伺いたいです。また、天井の合板仕上げはなどは嫌がられますか?

構造躯体の外側に断熱を施せば問題ありませんので、特にデメリットはありません。
工務店さんがそういう仕事に慣れているかどうかがポイントだと思います。天井の合板仕上げは特に嫌がられたりすることはないと思います。

「古民家風の無塗装の板張り外壁が○○年持っており、まだ使えます」といった記事をたまに見かけるのですが、そういう家は防水シートの交換もしなくて大丈夫なのでしょうか?
雨を防ぐ、紫外線を防ぐという目的でだけなら6mm程度の厚みの板が数十年持つというのも珍しくはありません。
真っ黒に変色してもしっかり役に立ってくれています。
しかし防水シートは、木漏れ日からの紫外線などにより劣化する可能性は否めません。
防水シートはなるべく耐久性の高いものにした方が良いです。
庇の出幅の目安は日射管理の点から南向きなら10対3という考え方を聞きます。 では、雨から窓を守るという点では出幅の最低長さはありますか? また、樹脂サッシや木製サッシ、1階・2階で出幅を変える必要はありますか?
庇の長さは厳密にいえば地域によって変わります。
北海道と沖縄では太陽の角度が違いますので最適な長さは若干違ったりします。10:3は便利な数字なのでそのまま採用しても問題はありませんが、住まい手の好みや温熱感覚に合わせて、少し微調整をしたりします。
日射遮蔽的に最低な長さというのは計算によりますので、ここで一概に言えるものではありません。
雨対策という点では150mm程度の小さな庇でも窓にあたる雨はてきめんに少なくなります。ヴァレーマは小庇というよりも、しっかりとした日射遮蔽ですので、庇なしでも良いかと思います。
迷ったら沢山軒を出しておいても良いですが、そこは住まい手が悩むのではなく、設計者が住まい手にとっての最適を目指して悩んでほしい所です
先日、静岡県で竜巻による家の被害があったとニュースで見ました。 竜巻や台風による突風の被害を最小限に抑えたい場合、新築を建てる時にどの様な事に気をつけたら良いでしょうか?
難しい質問です。
耐震等級台風等級を上げると共に、軒や庇などの出っ張りをなるべく短くすることが求められます。
カーポートなどもあまりよくないです。
なぜ凰建設ではスーパーウォール工法を採用しているのですか? グラスウールやセルロースファイバーに気密シートと言う組み合わせとかはやってないのですか?
他の断熱の組み合わせもやります。
水災外地域の場合、壁の充填、付加断熱共にボード系にしておいた方が、万が一のリスク対策になりますので、その場合は充填部分からボード系を採用することを勧めます。
岐阜地域のハザードマップをご覧いただけると、ご理解いただけるかと思います。
バリアフリーの観点から玄関框をなくす設計をしている会社を見かけました。 框をなくす場合、おそらく玄関土間もないと思います。玄関の框をなくす場合、コストと気密断熱性能面で設計上のメリット・デメリットはどのようなものでしょうか?
弊社でも玄関ドアを開けて室内に入るとほぼフラットという仕様は有ります。質問者様が仰っている事がほぼそのままになります。
断熱気密やコストはそこまで変わりませんが、現在基礎の高さは400mm以上というのが標準的だと思います。家の中で段差がない分、家の外で段差を解消しますので、屋外のポーチ階段の段数が増えるなどの設計上の工夫は発生してくるはずです。

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