Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
温度・湿度について
- 高性能住宅だと皆さん家の湿度を気にされます。 でも屋根裏エアコンなら全館除湿できそうですがそれ以外の場合は屋根裏などの湿度が大変なことになっていると思います。 今すぐ屋根裏を除湿器で除湿した方がいいのでしょうか?
- 屋根裏が屋外空間なのであれば、放っておいて大丈夫です。屋内空間であっても、漏水等がなければそのままで大丈夫です。防湿が上手く行っていれば温度が高いだけで絶対湿度は低いはずですから。そして屋根裏エアコンだと全館除湿がやり易そうというのは、ちょっと危ないかもしれません。屋根裏エアコンで思った除湿が出来ていない例はいっぱいあります。お気をつけて。
- 第三種換気と第一種換気だと室温どのくらい違うのでしょうか?私の家は第3種換気のG2ですが第1種換気のG1と同じくらいの暮らしになるのでしょうか?
- 季節や地域、暮らし方によって大きく変わります。一般的には冬は高断熱(G2)な第三種換気の方が有利になりがちで、夏は低断熱(G1)な第一種換気(全熱交換)のほうが有利になります。あとは条件によります。
- 洗濯機の水栓について質問させて下さい。 現在賃貸に住んでいますが洗濯機の水栓金具が結露します。 ・水道管の水温が低い ・洗面所の湿度が高い の二点が原因と思いますが、高気密高断熱の場合でもこの問題は起こるのでしょうか?
- お風呂に入った後、浴室の扉を開けると大量の水分が脱衣に流れ込みますので、やはり水栓が結露を起こすということはあり得ます。結露を起こしても問題ない、下部に水栓のついている洗濯機パンを使ったり、防露性能の高い水栓を選ぶことで、結露は軽減できます。
- 加湿器について質問させてください。 高性能な住宅だと、エアコンは表示されている畳数表示よりも、小さい容量のモノが適切であるとのことですが、加湿器も同じでしょうか?
- 加湿器の場合は、換気による水分の損失と、家の中で発生する水分を計算して、足りない分を補える容量の物を用意するという事になります。メーカーが提示している畳数では足りない場合も、余る場合もありますので、設計士さんにしっかり計算してもらってください。加湿器が過大ですと、家の中の湿度が高くなりすぎて結露を起こすという問題を発生させますので、加湿器も、適正容量の物を購入していただければと思います。
- 加湿器の購入で悩んでいます。 最低湿度がギリギリクリアしている状態と仮に凄く潤っている状態の場合、風邪等のウイルスの活性化は変わらないのでしょうか?
- すごくざっくりですが、湿度50%を理想としてそれより高くても低くても少しずつ弊害は出てくるというイメージです。また、ウイルスの活性化においては絶対湿度も重要で、15℃40%なら良いかというとそれでは足りないという事になりますし、20℃35%はダメかというと、まあギリギリOKみたいな感じになります。余裕を持って加湿できるに越したことはありません。
- QPEX等で暖房負荷を計算する時、室温20℃に設定することが多いと思いますが、実際に高断熱高気密住宅で冬季に室温20℃で生活されている方はいるのでしょうか? 実生活と乖離がある計算のイメージを持ってますが、車の燃費みたいなものでしょうか?
- 最初の年は20℃でも特に不満を抱くことなく過ごされる方が殆どですが、慣れていくと、どんどん室温は上がっていく傾向にあります。燃費を出す際には同じ土俵で比べる必要がありますので、キリが良い所で、20℃という数字を使っているというのもあります。また、人間の欲は際限がありません。20℃を越えて生活していただいてもダメではありませんが、やはり温度を上げれば上げるほど、エネルギーを使うことになります。省エネルギーの観点からも、20℃程度が推奨だよというメッセージだと受け取っていただいても良いかと思います。
- 高気密高断熱住宅であれば湿度は一定とありましたが、これは3種換気、1種換気、どちらにも言えることなのでしょうか?
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やはり1種換気(熱交換付き)の方が一定に近くなります。3種換気でより一定に近づけるために、パッシブ換気などの技術がありますが、やはりお金をかける分、1種換気に軍配が上がります。
- 結露について質問です。 防湿ラインを断熱材の室内側できっちり取る、面材は透湿抵抗の小さいものを選定するなどし、壁内結露対策は出来ていたと仮定します。 その上で、家の一角にグラスウール300mm(防湿シートなし)の壁で包まれた防音室が出来た場合、防音室と外壁の間で結露のリスクは高くなりますでしょうか?
- グラスウールは防音の為だとするのであれば、300mmグラスウールと、外壁構造の防湿ラインの間に、通気層を作ってあげればよいかと思います。300mmのグラスウールを断熱の足しにもしたいという事であれば、防湿ラインを丁度いい所を計算して300mmの厚みのどこかで取られるようにすると良いかと思います。断熱気密防湿をきちんと計算してくれる会社さんであれば、そこまで難しい注文ではないかと思いますので、依頼先にそのまま相談されると良いかと思います。
- 上下階の温度差の解決方法について質問させてください。 我が家は6地域、UA値0.41、C値0.3、Q値1.58で南東に触れている狭小地です。 2階リビングで南東に大きな窓を設置しました。 秋になると2階は快適なのですが1階は日当たりがよくないためか、上下階の温度差が4度程度出てしまいます。このような温度差を解消する方法はありますか?
- 秋のオーバーヒートはなかなか難しいですね。日当たりが良い家であれば、1階の床から温められるので、上下階の温度差は丁度良い感じになるのですが、そうもいかない場合も多いです。質問者様の場合、吹き抜けがあれば、1階の床付近から吹き抜けの上に向かって、もしくは吹き抜けの上から1階の床に向かって、サーキュレーターなどで空気をかき混ぜてあげるというのが良いかと思います。そうでない場合は、逆に上下の空気が動かない事を利用して、1階だけは暖房をつけてしまうのが良いかと思います。色々試してみてくださいませ。