Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
気密・断熱について
- 森さんの会社は、基礎内断熱と基礎外断熱どちらが多いですか? 基礎外断熱はシロアリ被害が発生するため国内では比較的基礎内断熱が多いと感じます。
- 弊社は基礎内断熱が7割、内外両断熱が2割、外断熱が1割です。国内シェアは基礎内断熱の方が多いです。
- 森さんは断熱材のウッドファイバーはどう思いますか? ドイツでは概ねこの断熱材なんでしょうか?
- 環境意識が高い分、環境に悪い建材は敬遠される傾向にあります。ウッドファイバーは日本よりもはるかに沢山使われております。熱容量が稼げますので、室温の安定にはとても寄与してくれる材料です。
- 新築工事中に将来のために事前に開けてもらったエアコン貫通スリーブがあります。それがある事により気密や断熱性能は下がりますか? また、使わない時は気密や断熱のために何かした方が良いのでしょうか?
- 後で穴をあけるリスクよりははるかに良いので、エアコンを取り付ける可能性がある場所は全箇所最初から開けておくことを勧めております。使わない穴は、きちんとスリーブをキャップして、断熱材や使わなくなったタオルなどを詰めておくことをお勧めします。
- かなりの虫嫌いなのですが、気密がいいとゴキブリなどの虫が入り込むこともほとんどないと考えてよいのでしょうか?
- 家にある隙間の形状が該当する虫よりも小さければ物理的に虫は入ってきません。玄関ドア下枠、引き違いサッシ、サッシの水抜き穴、エアコンのドレンホースが高気密住宅の代表的な侵入経路ですが、それに加えて田舎だと野菜をもらってきたときの段ボールも侵入経路として挙げられます。
- 基礎断熱で床下に暖房や換気設備を設けない場合、床ガラリを付けなくてもよいでしょうか?
- 床の構成によっては、なくても問題ありません。ただ、それをちゃんと計算してくれる設計士さんがいるかどうかが大きいです。
- SW工法壁パネルとグラスウールの長所と短所はありますでしょうか? 長持ち等の観点からも教えていだけないでしょうか?
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SW工法壁パネルの方が施工は簡単で個人の能力の差が出にくいです。
慣れていればグラスウールの方が安価になりやすいです。長持ちの観点ではどちらも同等です。
- GW16Kを壁に120mm、屋根210mmでG2グレードの性能ですが、もう少し性能をあげたく付加断熱を検討しております。 ネオマフォームを60ミリ付加するとしたら120-140万かかると言われたのと屋根に付加断熱してもUA値が変わらないため壁だけに付加断熱をしたいのですが、効果はどうでしょうか?
- 欲を言えば屋根はもう少し厚みが欲しいです。
現在、GWは105mm×2層=210mmになっているかと思いますので、例えば120×2層=240mmにしてみるなど、細かく厚みを増やしてみるのはいかがでしょうか。大工さんの手間はそこまで変わらないと思いますのでぜひ相談してみてください。
- 当方5地域で建築中です。 現在、セルロースファイバー施工中ですが屋根断熱の厚みが当初200mmの契約だったのですが150mmしか厚みが取れず吹き込めなかったと言われてしまいました。 そこで、セルロースファイバーの内側にネオマフォームを付加するか、天井にネオマフォームを付加する提案をされてますが、このような施工は問題ないのでしょうか? この方法以外にリカバリー方法はありますか?
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ネオマフォームを屋根断熱の下に付加するやり方で問題ないと思います。
断熱材は組み合わせて使っても大丈夫です。屋根断熱と天井断熱は、端部の気密がしっかりとれていれば併用しても良いかと思いますが、出来ればどちらかにまとめたほうが、効率は良いと思います。
- アルゴンガスやクリプトンガスが入っているペアガラスやトリプルガラスのガスは抜けないのでしょうか? 10年毎などガスが抜けるたびにサッシ交換する必要があるなど、気を付ける点はありますか?
- 中空層の真空やガスはいつかは抜けると思ってよいかと思います。いつかというと、早ければ10年で抜けることもあるかと思います。(使用条件にもよります)そのため、ガスやガラスを交換するのではなく、ガスが無くても性能が最低ラインを下回らないように考える方が良いと思います。(あまりガスをあてにしない方が無難だと考えます。)
- 基本的には床下断熱で玄関土間のみ基礎断熱にする場合、基礎パッキンは塞いだ方がいいのでしょうか?
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塞がないと漏気が出ます。必ず気密測定をして漏気が無いことを確認してください。