よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

気密・断熱について

基礎内断熱の清掃性について床下エアコンを検討しており、その際に断熱材を全面に敷いた方がいいという話を伺っています。 スカート断熱の場合、基礎内にキャスター付きの寝板等で入って掃除できるかと思いますが、全面に断熱材を敷いた場合の清掃はどのように行いますか?
床下エアコンの場合はやはり床下空間と地面の温度差が大きくなり、地面への熱移動が増えてしまいますので、全面敷き込みが良いかと思います。
全面に敷いてさらに掃除ができるようにということであれば、土間コン下に断熱を敷いて、キャスター付きの板はコンクリートの上を走るようにした方が無難です。
C値について質問です。 中間気密測定で、0.46だったのですが玄関扉を目張りして測ったところ、0.39になりました。玄関扉が弱点になっていると考えて良いでしょうか?

おっしゃる通り、玄関ドアは漏気箇所になりやすいところではありますがC値0.5なら十分高性能ですので、そんなに気にしなくても大丈夫です。

冬場の時期、外壁が結露している家をみかけます。 これは断熱が足りていないのか、劣化しているということになるのでしょうか?
気象条件による外壁結露もありますが、少なくないケースで家の防湿が足りておらず、室内の湿気が壁を通過して外壁まで到達して結露を起こすものがあります。
その場合、家はどんどん劣化していくと思ってください。
屋根断熱の場合、気密ラインは断熱材の内側のみですか? 壁の場合、耐力面材にテープ処理して外側にも気密取っているのをよく見かけるので屋根もそのまま面材をテープ処理するのかなと思っていました。

弊社の場合、屋根壁に関わらず気密ラインは2重以上に取るようにしております。構造部分で1層、断熱部分で1層です。

C値についてお伺いできればと思います。 以前UA値については0.3くらいからは体感では変わらないとメルマガでお話されていましたが、C値についてはいかがでしょうか? もちろん低ければ低いほうが良いのでしょうが、どこまでこだわればいいのでしょうか?
C値はもう少し緩くて、数字の違いを局所的な体感としては殆ど感じられないと思います。
まずは最低1.0を切る事、出来れば0.5を切る事。後は施工の余裕が許す限り頑張る。で良いかと思います。
C値は0になるまで換気の有効性にしっかりと数字が反映されますので、パッシブ換気を採用している弊社ではこだわります。
現在、家づくり検討中です。 その中で付加断熱をしたいと考えてるのですが、付加断熱材でおすすめなどありますでしょうか? 付加断熱も充填断熱同様、施工性や施工工務店で使い慣れているものやコスパで考えればいいのでしょうか?
断熱材の選定ポイントは、地域の特性に合っているか、やりたい生活に合っているか、土地の状況に適っているかで決めておりますが、その工務店さんの得意なものがあれば、それでお願いしても良いかと思います。
火事が心配な地域なら火を通しにくい断熱材が良いでしょうし、水害が想定される地域なら発泡系の方が復旧は早いです。ケースバイケースで、弊社も使い分けております
断熱リフォームについての質問です。 通気層のないほぼ無断熱の古い日本家屋で出来るだけ費用を抑えた方法で断熱リフォームをする場合、森さんはどのような方法を取られますでしょうか?
構造躯体がしっかりしているのであれば、既存の外壁外側表面を防湿層にして外張り断熱をしてしまうのが良いかと思います。
弊社でも実績は数件あります。北海道で開発された工法でして、マニュアルなども公表されております。非破壊で工事を進められるのが良いですが、日本家屋ですと屋根周りの取り合いは苦労するはずです。
信頼できる工務店さんに相談をお願いします。
基礎断熱で床下エアコン等を使わない場合、床ガラリは不要でしょうか?引き渡し後3年間くらいは基礎からの湿気を逃すために必要かと思いますが、それ以降はいかがでしょうか?
ガラリを無くして施工したこともあります。
心配なので築後数年はマメに点検しましたが問題は発生しませんでした。しかし、全ての家でお勧めできる仕様ではありませんので、ガラリを付けておいた方が無難だとは思います。あえてリスクを抱える必要もないかと思います。
たまに見かける外壁に柱の形が浮き上がるように汚れている家は、何が起きてあのような状態になっているのでしょうか?

通気層が無いもしくは薄く、断熱が薄く、防湿がしっかりしていないと、冬季の室内の湿気が外壁裏側で結露を起こしたりするためこのような汚れ方をすることになります。

結露計算について教えてください。 屋内外の外気温、相対湿度、各建材の熱抵抗値と透湿抵抗値から計算する結露計算があると思いますが、これは基礎内断熱の場合、どのよう考えるのでしょうか?基礎立上り(コンクリート)の内側に断熱材があるとコンクリートと断熱材の間で冬型結露判定が出るような気がします。
コンクリートの内側の断熱材の透湿抵抗やコンクリートと断熱材の接着精度にもよりますが、仰る通りそこは結露を起こしやすい箇所になります。なので、基礎内断熱の場合は、なるべく立ち上がり打設時に断熱材を一体打ち込みにして、断熱材と基礎が密着して結露が起きにくくなるようにした方が良いです。
そこの接着が甘く、大量の結露とカビを発生させて基礎内断熱の立ち上がり部分が剥がれてくる、というのは、20年ほど前の基礎内断熱では時折見かける事例でした。

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