Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
換気について
- 換気システムのメルマガで「日本製は規格化されていないからどんな風にでも取り回しの効く機械室をつけておくべき」とありました。 機械室である必要が素人にはわかりませんで、天井や階間、基礎の中ではダメなんでしょうか? また、日本製でもダクトの径は異なるのでしょうか?他社製品への変更は出来ないんでしょうか?
- 試しにご自身で床下に潜り、そこで踏み台を作るなどの工作をしてみると分かるかと思いますが、狭い空間の作業は非常に大変です。大変だけども完成できれば良いのですが、どうしても作業が出来なくなってしまうと完成しません。工作であれば諦めがつくかもしれませんが、大事な換気設備の場合、じゃあ諦めましょうと言われて素直に納得できる方がどのくらいいるでしょうか。ダクト径は日本製の場合バラバラ、海外製の場合は大体φ125で統一です。ただ、ダクト径は太くしたり細くしたりというアタッチメントがありますのでそこまで気にすることはないかもしれません。それよりもダクトの材質の方が気になるところです。
- 以前換気について、第一種換気についてはダクト式、ダクトレス式ともに家主が継続してメンテナンスをする覚悟が必要と伺いました。 適切なメンテナンスを実施したと仮定して、第一種ダクト式、第一種ダクトレス、第三種ダクト式の耐用年数は概ねどのくらいなのでしょうか?
- 耐用年数はさほど変わらないと思います。概ね20年くらいだと思っていただいて構いません。ダクトレス第三種の場合は、ホームセンターでも取り寄せができ、1か所20,000円弱で交換ができるかと思います。その他のやり方であれば、おおむね初期投資に掛かった機械設備分の交換費用が掛かってくるかと思っていただければ良いかと思います。ただ、天井や床、壁をめくらないとその工事ができない状況であれば、更に内装補修のためのお金がかかります。
- 夏場や梅雨時期の浴室の乾燥方法はどのようになされていますか?
- 家全体が乾燥している環境を作り出すこと。浴室の湿気が室内に戻ることなく外に排出される空気の流れになっていること。この二つが出来ていれば、おのずと夏場の浴室はからっとします。
- 第1種換気は熱交換の際に結露してカビが発生するから第3種換気を採用しているというスーパー工務店があるらしいのですが本当でしょうか? 私もダクトレス第1種換気が点検で結露したのを見たことがありカビが生えるのではないかと思いました。
- 第1種換気でも第3種換気でもいいです。 条件によっては結露もしますしカビも生えますが、対策はあります。 また、住まい手がどれだけメンテナンスされるかも大きく影響しますので、リスクを避けるなら第三種という選択肢もあって良いかと思います。
- ダクトあり1種換気を絞ることで、ダクトが汚れたり熱交換をやめて風量だけにすることでカビが増える可能性はありますか?
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風量を絞るだけであれば大丈夫ですが、熱交換を通さないバイパスモードは季節によってはカビのリスクは発生します。
- 基礎断熱の床下(基礎内)には計画換気は入れなくていいのでしょうか? 床下を換気しない場合、空気は自然に流れますか? 凰建設ではどのような設計をされてますか?
- 基礎断熱の床下空間については、設計施工に自信がなければ計画換気に入れたほうが無難です。空気が動く理由は、物理的に圧力を加える(ファンを回すなど)温度差をつけてあげるなどがありますので、そういう工夫をしたうえで循環する仕組みが出来上がっていれば大丈夫です。ガラリの個数計算方法など、私が主催する全館空調設計講座で説明しておりますが、一概にこれで大丈夫というものではありませんので、やっぱりちゃんとわかっている人が個別に計算をするというのがいいと思います。ちなみに私は全部屋の床下にガラリをつけることもあればつけないこともあります。ケースバイケースです。
- 第三種換気を採用している新築に住んでおります。 強風になると決まってトイレやキッチンの換気扇の中からボウボウパタパタと異音がします。 第三種換気を使用の場合、これは不具合ではなく仕様によるものでしょうか?また対策はありますか?
- よくある話です。特に季節風が強い地域、決まった方向から風が吹いてくる地域には起こりやすいです。周りに建物が立っている中心市街地や、地形的に山が近くにあったり山の上に建っている家にもよく起こります。外のフードを風の方向に対して効果のある形のものにするなどの対策があります。どの程度の風が吹く地域なのかにもよりますので、やはり付き合いのある建築会社さんにしっかり見てもらった方が良いかと思います。
- 熱交換換気第一種を取り付けるとしたら、日本製だと何がいいでしょうか? 日本製じゃなくても、仕入れやすかったりすれば海外製でも大丈夫です。
- 日本製なら壁掛け1穴式ロスナイ(1台約5万円程度)がお勧めです。
万が一ダメになっても丸ごと交換が可能で3種パイプファンに切り替える事も可能ですし、その逆も可能です。・見える事(物理的に交換可能な事)・変なダクトを使うくらいならダクトレスがポイントです。EUの規格に当てはまっていれば海外製の物はほぼ信頼してもらって良いかと思います。
- ヴェントサンやスティーベルのようなダクトレス第一種換気だと、80秒ごとに吸排気が入れ替わるため部屋の中央部は空気が入れ替わらないのではと思いました。 森さんはどのように考えていますか?
- 換気は直接空気が行き渡らずとも、空気の成分が拡散、中和して混ざり合う事で、有害物質を希釈するという物になります。ダクトレス第一種でも換気性能については特に問題は有りません。ただ、せっかく新築を建てるのであれば、ちゃんとしたダクト式換気の方がしっかりしていますので、そちらをお勧めします。ダクトレス換気は基本的にリフォーム用商品です。
- 第三種換気でダクト式のメリット・デメリットを教えてください。 また、パイプファンでも一括で風量調節できるんでしょうか?
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ダクト式のメリットは淀みが比較的出にくい事、デメリットは金額でしょうか。
パイプファンで全室一括風量調節できる設備もありますが、通常はあまり使いません。