Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
換気について
- キッチン横の差圧式給気口のおススメはありますでしょうか? 標準のものだと隙間があり、あまり気密性がないようです。
- 差圧式で心配な場合は、電動の連動給気シャッターの方が閉まっている時の気密は取れやすいかなと思います。ただ、差圧式給気口でも致命的な問題になることは少ないですし、差圧式給気口周りの漏気がそんなに気になるようであれば、家全体の断熱不足で家が寒いという可能性もあります。
- 第一種換気について教えて下さい。風量を弱、普通、自動と切り替え可能なのですがうるさいのと省エネ目的で弱で運転しても換気は問題ないのでしょうか?
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設計値よりも換気を絞る場合はCO2濃度計が必須です。常時1000ppm以下、高くても1500ppmを超えないように制御できるのであれば、大丈夫です。濃度計も精度の高い良質なセンサーを搭載したものでないと、事故が起きる可能性がありますので気をつけてください。
- 高気密高断熱を掲げている関東の工務店で進めています。 気密測定では必ず0.3以下を出している所なので性能的には安心なのですが、レンジフードが同時給排気型の物だと給気の所で結露を起こしてしまうので、同時給排気型を使用するのは少ないと言われました。どちらでも設置は出来ますが、それぞれのメリット・デメリットが知りたいです。
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キッチンの配置にもよります。キッチンのレンジフードが外壁に取り付いているのであれば、連動給気口や差圧式給気口でも良いかと思います。レンジフードが外壁から離れているのであれば、差圧式給気口からでは上手くショートサーキットが出来ず、普通に空調負荷になってしまいますので、同時給排気型のレンジフードにした方が良いかと思います。
- 第一種換気システムの場合、お風呂の換気扇を設置せずサーキュレーターで洗濯物を乾かすことはできますでしょうか? 換気扇は設置した方がいいでしょうか? サーキュレーターのみの設置でいい場合の注意点はありますでしょうか?
- 浴室の空気を動かせば浴室は乾きますので、それでも大丈夫かと思いますが、冬に、家全体の湿度が上がっていきますと、窓などで結露を起こす可能性も高くなります。浴室の換気扇を無くす場合、冬季の窓の熱橋部での結露計算を設計者さんにやってもらうことをお勧めいたします。
- パイプファンを使用した第一種一種換気(熱交換なし)で、排気量より給気量の方が多い場合は室内が正圧になる為、気密の高くない家でも隙間風を感じることは少なくなりますか?
- 隙間風は無くなりますが、隙間風が入る可能性のある建物でそれをやると、冬季に正圧に乗って室内の湿気を含んだ空気が外皮内に流入しますので、壁体内結露の危険性が高まります。気密防湿工事が徹底されていない建物の場合は、室内は負圧にしておいた方が長い目で見ると良いかと思います。その点だけ気をつけていただければと思います。
- ダクトレス第3種換気の場合に気密を取った場合、風圧がプロペラファンにモロにかかるのでカタログスペックの最大風量で換気計画を立てると換気回数が足りなくなりますか? また風速は常に2〜3mあって、そうなると9-10Paの風圧がかかることになりますがこれも最初から考慮した方がいいでしょうか?
- カタログスペックよりは換気量が落ちると思って設計して良いですが、そういう事も諸々ひっくるめて、換気回数0.5回という、余裕を見た計画になっておりますので、わざわざ増やすという事をしなくても、結果的には丁度良くなることが殆どですので、そのまま設計しても問題ない事が多いです。夏季、冬季で1階2階の給排気口からの流入/流出量が変わる事まで考慮して計画をしたいという事であれば、計算に入れてみるのも面白いですね。
- 我が家の吹抜けの天井近くに排気ファン(ダイケンの24時間換気システム)がついているのですが、これはどういった役割があるのでしょうか? 日本スティーべルのダクトレス第一種換気システムを導入しているのですが、せっかくの熱交換システムを台無しにしていないか心配をしております。
- 屋内の循環用の物ではないでしょうか?もし外気に空気を捨てるものだとすると、スティーベルのダクトレスでは法定風量に足りないものを、そのダイケンさんの物で風量を補っているのかなと想像します。特にダクトレス換気の場合は混ぜるな危険ですので、外に捨てている場合はスティーベルの方にも悪影響を与えている可能性は高いです。一度設計士さんに確認していただけると良いかと思います。
- 工務店さんと契約をし窓の設計をしています。 C値0.5、UA値0.5、Q値不明、第一種ダクト換気が見込み性能です。 この場合、寝室7畳と子供部屋4.5畳の窓は1か所でドレーキップ窓07813程度で考えているのですが換気不足にならないでしょうか?
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風を通したいということであればやはり2面開口が良いですが、換気採光を過不足なく行うという観点であれば十分だと思います。取り付ける面が東西であれば、ぜひ日射遮蔽の工夫もしてあげてください。ドレーキップであれば、手動で外付けの遮蔽ができます。
- ダクト式の第一種全熱換気システムを導入する場合、シーリングファンは必要でしょうか? シーリングファンは掃除が大変とネット上で見かけるのですが、空気を循環させるために、どうしても必要なことがあれば伺いたいです。
- サーキュレーターと同じで、あれば空調計画の幅が広がりますが、ないとダメだというものでもありません。間取りに大きく左右されますので、設計者さんに相談をお願いします。
- ダクトレス第三種換気のプロペラファンでは正しく換気できないんでしょうか?
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きちんとした設計と施工があれば正しく換気できます。が、きちんとした設計や施工が出来ている例は残念ながらあまり多くはありません。