専務コラム

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2017.12.20ブログ

お客様には言えない、家に関する不都合な真実は存在するか?

いつも家を建てる事を検討されているお客様に聞くことがいくつかあるのですが、

そのうちの一つに、「いつ頃家を建てる事を考えていらっしゃいますか?」というものがあります。

 

うーん、2年後くらいかなぁ。というのが一番多い答えです。

勿論、いつ建ててもいいのですが、今建てる事と2年後に建てる事の違いをきちんと把握しておられる方は非常に少ないです。

 

まず、殆どの方が、「住宅は値上がりを続けている」という事実を知りません。

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国土交通省が毎月、住宅の工事価格を公表しております。

住宅金融支援機構さんが定期的に情報をまとめてくれておりますが、

2010年から2017年まで、値上がり続けているのが分かると思います。

また、建築の平均単価もリアルな数字として公表されています。

 

まともな家を建てようと思うと、1㎡あたり25万円というのが、現在の「平均価格」なわけですね。

35坪(115㎡)の建物を建てると2875万円というのが、全国平均になります。

更に、耐震等級3、省エネ等級G2などと、グレードを上げていくと、もっとお金が掛かるという事ですね。

 

国交省はじめ、経産省、環境省、厚労省など、建物に関わる政策を打ち出している省庁は、

それぞれのホームページで、一生懸命、統計データや、これからの理想の住宅像を公表しております。

 

しかし、殆どのお客様は勿論、建築業者ですら、その情報を受け取っている人はいません。

 

なぜでしょうか。

 

実は、国や省庁が公表する、正しい数字、これから日本の住宅をこうしていきたいと考えている事は、

多くの建築業者にとって「あまり受け入れたくないもの」だからです。

省エネや耐震をしっかりするためには、様々な計算が必要になってきます。

想定通りの光熱費で住めるのか、想定した地震の範囲内なら無傷で住めるのか。

 

そういうことを今までの住宅業界は「だいたい」でやってきました。

しかし、これからは、しっかりと計算をして、お客様に根拠のある数字を提示しましょう。

そうしてある家を優遇しましょう。そういう事が出来る設計事務所や建築会社が生き残ってください。

と国は考えております。

今の時代「だいたい」で家を建てられるのは日本くらいのものです。

お隣の中国や韓国でも、しっかり計算して、一定以上の性能を有する家でないと建ててはいけない事になっています。

 

凰建設に来られるお客様は「そんなこと、どこの会社も教えてくれなかった」と、よく言われます。

国交省が出している建築予定価格以上に公平なデータはありませんが、その認知度はなぜか非常に低い。

住宅業界全体で不都合な真実をお客様に隠しているとしか思えません。

 

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大きな会社になればなるほど、業務が分担されます。そして、営業担当と呼ばれる人の仕事は「契約を取る事」になります。

はっきり言って、自分の契約さえ取れれば、その建物やそのお客様がどうなるかという事よりも、「次の契約」を取る事の方が大切になってきます。

住宅はとても息の長い商品です。

その人が、どのくらい先まで見据えて家づくりという仕事に取り組んでいるのかを見極める事は、とても重要になってきます。

 

凰建設では、ご来場いただいたお客様にはまず「絶対失敗する家づくり」についてお話をさせていただきます。

今日お話しをさせていただいた、誰も知らない国交省発表などは、その一部です。

 

家づくりにおいて大切な事は何か。その大切だと言われてきたことには根拠はあるのか。

その根拠は信頼できる先が出しているものなのか。

 

是非、賢い家づくりをしていただきたいと思います。

 

さて、今日は業界のお話でしたが、

家づくりにはまだまだ落とし穴がたくさんあります。

 

家づくり失敗したなぁと思う人を一人でも減らせたらと思い、

ブログではとても書けない事を数通のメルマガにしてみました。

 

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