専務コラム
専務コラム
東海地方の梅雨明けは7/20ごろだったそうです。
弊社のパッシブハウス、昨年の夏はエアコンを稼働させての室温データを計測しておりましたが、
今年は、エアコンなしで、どのくらいの室温になるのか、計測をしておりました。
昨日開催されました夏祭りの着替え室として使用するため、7月の終わりから冷房をつけてしまいましたので、
7/20~7/26までの1週間、通風のみでのチャレンジでした。
※クリックすると大きくなります。
ポイントは日射遮蔽でした。
そもそも東西に殆ど窓を付けていないのですが、東側のすべての窓には外付けブラインドが取り付けられております。
西側は小窓のみなので、ブラインドは付けませんでした。
南の窓に関しては、お盆くらいまではガラス面に直射日光が当たらない様庇の出などを調整しております。
まとめると、ガラス面からの日射取得は殆どない状態です。
計測期間中、天気の悪い日が2日程ありましたが、
それでも晴れていれば30度を優に超えてくる暑い日が続きました。
それでもパッシブハウスの室温は30度を超えることはありませんでした。
日中家の中に入ると、「冷房がついてる!」と錯覚するような涼しさです。
外気温が一日のうちで10度ほど上下するのに対し、室内は3度ほどの振れ幅でした。
外壁に当たった日射熱を家の中に伝えない断熱の厚さも勿論効いていますが、
それ以上に、ガラス部分からの日射取得を抑えているのが大きいと感じました。
基本的に、熱中症対策などで、冷房をつけて生活されることをお勧めしておりますが、
この温湿度であれば、冷房無しでも十分過ごせると感じました。
パッシブハウス、いいですね!