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2017.07.24ブログ

AIに聞いてみた!

AIが日本の問題を浮き彫りにするというNHKスペシャルの番組、、見たかったですね。

AIが政治はじめ、様々な社会問題を解決する可能性はすごく感じておりますし、古くは手塚治虫さんが火の鳥の中でAIのコンピューター同士の戦争を描くなど、人間はその進化にずっと思いを馳せてきたように思います。

ebifitを使っての設計フローも、外皮面積や窓の割合をコンピューター側に指定させる等、少しAI要素も入っているので、親近感が湧きます(笑)

で、各国がAIに政治を委ねるという世の中が来たとして、次のような問題が起こったらAIはどうやって解決しようとするのか、とても興味があります。

地球温暖化が進み、中東やアフリカの干ばつが更に進む。干ばつが進行しない様、温暖化対策をしても効果が出るのは30年後だと算出。川上にある国のAIは国民の生命を守る為、ダムの建設という答えにたどり着く。ダムを建設しないと、10年後までに国民の半数が餓死する見込み。川下のAIは、ダム建設後の水資源量ではこの先10年で国民の半数が餓死すると算出。川上の国にダム建設中止の依頼をしたり、周りの国に難民申請をしたりするも、周りの国も余裕がなく受け入れ拒否。
川下の国のAIは黙っていても国民の半数が死んでしまうのであれば、国民の半数までの戦力を割いて、隣の国に戦争を仕掛けたほうが、国民が生き残る数を増やせると判断し、「戦争をせよ」という判断を下す。もし、双方の国民が戦争で人口半減すれば、ダムを建設せずとも両国ともやっていける。

勿論、世の中の問題はそんな単純ではなくもっと多様な解決があると思いますが、人命を天秤にかけるような判断を必要とする場合、AIはどのような結論を出すのでしょう。人の命の重みを平等に扱うのか、重みに差をつけるのか、うーん、気になります。

500年続くお寺の住職さんに聞いたお話しですが、飢饉が続いた年の住民台帳を紐解くと、極限状態においては、家族のうち、まずお嫁さんが最初に死に、次にお年よりが亡くなる。そして家の主人が亡くなり、最後に子供が死んで一家が絶えるというのが一般的なパターンなのだそうです。色々な想像をして、深く考えさせられましたが、AIだとどのような答えを出すのでしょうか。

AIの進化に目が離せませんね。

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