専務コラム

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2018.01.11ブログ

明けましておめでとうございます。

新年も少しだけ落ち着いてきました。

私の年始は講習会への参加からでした。
1/5に岐阜県主催の自立循環型住宅の研修会に参加致しました。温暖地版のテキスト(緑色)を持っていなかったので、ちょうど良い機会になりました。

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講師は森林文化アカデミーの辻先生と
建築研究所理事の澤地先生。

澤地先生もタッチされておられる
https://www.jstage.jst.go.jp/…/75_654_741/_article/-char/ja/
こちらの論文の中身について質問をしたところ、
詳しくは建築研究所の技術情報を見てみなさいとのこと。
http://www.kenken.go.jp/…/d…/house/4-3_160401_v03_PVer02.pdf
こちらのサイトを紹介していただきました。

が、論文を順番に追いかけて行こうと思っていたところ、(現在における)最終結論をご紹介いただいてしまい、読み込みにひーひー言っております。

とりあえず知見になりそうなポイントをいくつか。
知っている人もいるとは思いますが、、

外気温が変動した場合、、、

冷房(外気温が25℃から上がるにつれ)
・能力低下はそんなに起こらない
・消費電力はどんどん増えていく

暖房(外気温が12℃から下がるにつれ)
・能力低下がどんどん進む
・消費電力はほぼ変わらない

 

最大能力の50%あたりが、最もCOPの高い出力帯。
定格能力ではなく、最大能力で見るべし。

エアコンの選定については本当によく誤解されます。

お住まいになるお客様は勿論、住宅のプロやエアコン取付を専業としている方ですら、この赤文字の事実を知りません。

何畳用という表記をそのまま使ってしまうので、せっかくの高性能エアコンが、全く生かされていない家が沢山沢山作られています。

ここについてはまた改めて詳しくお話ししたいと考えております。

 

実測でも4.0kW以上のエアコンのCOPは低い結果が出たので
4.0以上のものはなるべく使わない方が良い。

また、自立循環型住宅の換気項目に「パッシブ換気」に関する記述が登場していたのには驚きました。ここは「皆さんのレベルではまだ必要ない」とすっ飛ばされてしまったのですが、できれば個別にもっと質問したかったです。。

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