2024.11.02
エコキュートの設定温度について質問です。 設定項目に給湯温度やお風呂の温度がありますが、どのような温度設定にすれば、より省エネに使うことができるのでしょうか? 給湯温度を下げすぎるとサーモスタット混合栓のバネが戻りにくくなると伺いましたので適切な設定温度を伺いたいです。
給湯のエネルギーは、水の温度上昇分×水の量で決まります。冬場にもとの温度が5℃の水を42℃にすると43Wh/Lのエネルギー、60℃まで上げると64Wh/Lのエネルギーが必要です。
給湯温度が高ければ使うお湯の量は減るはずですので、1.5倍の電気代の差になるかというとそこまでは開きにくいです。
現実的には42℃程度でほぼ固定、家の寒さによって使うお湯の量が変わってくることによる省エネの違いが出るというのがよくあるのではないでしょうか。
エコキュートの省エネという点では、給湯温度よりも沸かす時間や保温の方法によるところが大きいので、なるべく昼間に自家消費をしながら沸かすほうが良いかと思います。タンクの保温を強化していただいたり屋内に置くというのも省エネにつながっていきます。
サーモスタッドのバネの戻りが悪くなる問題は、内部の形状記憶合金の特性によるものですので、定期的に、あえて高温の湯をシャワーやカランから出して浴槽の掃除や衣類のつけおき洗いに利用していただき、バネの戻りを復活させていただくのが良いかと思います。